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Unisys ClearPath® CS4200D Series CS4250D/CS4270D Server

※ この製品は販売終了いたしました。

製品概要

OS2200のミッションクリティカルアプリケーションをインテル®プロセッサでそのまま稼働。 メータリング技術を採用し、セキュアJava™、Web連携エンジンを標準搭載した次世代型サーバ、エントリモデルCS4250D/CS4270D登場

CS4250D/CS4270Dは、インテルプロセッサによるOS2200アプリケーションの稼働を実現する次世代サーバ・アーキテクチャを採用した最新モデルです。CMOSベースサーバとの間で、OS2200アプリケーションのコードおよびデータの互換性がファームウェアレベルで完全保証されています。そのため、お客様はアプリケーションの再コンパイルや再リンクを行うことなく、速やかに移行することが可能です。また、CS4250D/CS4270Dでは米国ユニシス社が開発したメータリング技術を採用し、OS2200サーバに従量制の価格体系を導入するとともに、エントリクラスに適した性能と構成にパッケージ化しました。 これにより、お客様は新規投資を最小限に抑えながら、システム・リソースを最大限に有効活用することができます。

CS4250D/CS4270Dは上位機種CS4290Dの機能・構成をコンパクトにパッケージ化したエントリ・システム向けの従量制モデルです。外部連携エンジンの標準提供、新しいI/Oサブシステムの提供、サーバ群の統合など優れた特徴の多くはCS4290Dと同様に提供されます。

特長

メータリング技術を採用した従量制サーバ

米国ユニシス社が開発したメータリング技術により、OS2200 IP(Instruction Processor)リソースの使用量を計測・集計・通知し、メータリング(従量制)システムの基盤を支えます。

  • ユーティリティ・コンピューティングに対応
    CS4250D/CS4270Dでは、OS2200 IP性能を必要なときに必要なだけ、自由にお使いいただけます。実際の使用量に応じて課金するシステムなので、従来型のシステムで提供中のキャパシティ・オン・デマンド(COD)に比べて、より弾力的なユーティリティ・コンピューティングに対応し、一段とパワフルで自由度が高いシステム・リソースの有効活用を可能にします。
  • 実稼働に合わせた効率的なシステム投資を実現
    CS4250D/CS4270Dでは、実際の使用量に応じて、事前にご契約いただいた性能量からの引き落としや使用料金の精算を行います。短期間または一時的な繁忙期(スパイク)に備えて高価なシステムを購入するのではなく、業務の繁閑とITコストを連動させ、実稼働に合わせた効率的な投資でシステムを使用することが可能です。
実稼働に合わせた効率的なシステム投資を実現
  • エントリクラスの最大性能を標準装備
    CS4250D/CS4270Dでは、エントリクラスに必要とされる十分なシステム性能が使用可能なOS2200 IPを標準装備し、プロセッサ負荷の重いアプリケーションやバッチ処理もストレスを感じさせることなく動作します。実効的な最大性能(シーリング)を動的に変更して、予期しないリソース使用を回避したり、処理時間や所要コストを調節したりすることもできます。
大型機クラスの最大性能を標準装備
  • 簡潔でわかりやすいプリペイド方式を採用
    あらかじめ所定の期間の予想使用量を一括購入するプリペイド方式の採用により、従量制のシステムでありながら必要なコストを把握しやすく、事前の予算確保や初期投資の平準化が可能です。また、使用量の計測・集計・通知はシステムが自動的に行うので、複雑な運用・管理は不要です。事前にご契約いただいた性能量の費消後や有効期間の満了後も、性能量の追加購入または月次の実績精算により、煩雑な操作や手続きなしにシステムを継続して使用できます。

従来機と完全互換のエントリモデルを提供

CS4250D/CS4270Dは、インテルプロセッサ・システムの専用ファームウェア上に従来のCMOS機と完全互換のOS2200 IPを最大2個まで実行可能です。単一のパーティションを基本構成とし、以下のようにパッケージ化したエントリモデルとして提供します。

  • CS4250D:最大システム性能は60 IPC(注1)で、必要最小限のI/Oハードウェア構成をサポート
  • CS4270D:最大システム性能は180 IPCで、一定の拡張性を持ったI/Oハードウェア構成をサポート
    注1)IPC(Instruction Processing Capacity):IP性能を表わすBIPROGYの独自性能単位です。

OS2200の機能を拡張するサーバ群を仮想化技術で統合

CS4200Dシリーズでは、OS2200の機能を拡張する外部連携専用エンジンサーバ群を、米国ユニシスが開発したサーバ仮想化技術であるs-Par™を用いて一つのインテルサーバ上に統合しました。 これにより、複数サーバハードウェアの導入の手間や個別のメンテナンスに伴う複雑さを無くし、管理コストを削減することが可能になりました。

新しいI/Oサブシステムの採用

CMOSプロセッサ搭載大型システムと同じI/OサブシステムであるPCIOP-Mを採用しました。このことによりCS4100Dシリーズから更にI/Oパフォーマンス、I/O堅牢性が向上しました。

外部連携専用エンジン2種の標準提供

BIPROGYは既存アプリケーションを活かしつつ、最新テクノロジを取り入れる"モダナイゼーション"実践を支援していきます。 ClearPathサーバ専用として提供される外部連携専用エンジンはモダナイゼーションのための強力なツールです。 CS4250D/CS4270Dにおいても、CS4100Dシリーズではオプション提供であった外部連携専用エンジン2種(ClearPath Portal、 Javaプロセッサ)を標準機能としてバンドル提供します。 ※Javaプロセッサご使用に際しては追加でライセンスをご購入いただく必要があります。

カタログ

Unisys ClearPath CS4200D Series CS4250D/CS4270D Server

バックアップとリカバリ

OS2200は万一のシステム障害時に、基幹データをバックアップ、且つリカバリするための統合的なソリューションとしてIRU(Integrated Recovery Utility)を基本ソフトウェア群のひとつとして標準提供します。さらに基幹システムの絶対的な要件である無停止、冗長性を追及、そのための高可用性ソリューションを提供することも可能です。

セキュリティ

OS2200は標準機能として提供するシステム・アクセス制御に加えて、長年に亘って培われたメインフレームのセキュリティ技術をベースとして各種ソリューションを提供し、近年増加しつつあるインターネット経由の各種不正アクセスなど情報漏洩に対する防止策を強力に支援します。

  • セキュリティ・オプション
    OS2200の基本セキュリティ機能を更に強化する拡張機能を提供します。セキュリティ・オプションを追加することでより厳密なファイル・アクセス管理が可能になります。
  • OS2200上のデータの暗号化:CIPHIS
    CIPHISはDES、3DESそしてAESに対応する暗号化アルゴリズムに基づき、OS2200上のデータにアクセスするための暗号化ユーティリティです。

外部連携専用エンジン

外部連携専用エンジンとして、Web/モバイル連携専用のClearPath Portalと、セキュアなJava™(J2EE)環境を搭載するJavaプロセッサを提供します。

  • ClearPath Portal:Web/モバイル連携、モダナイゼーション
    既存システムのモダナイゼーションを支援するWeb連携専用エンジンです。従来の専用端末からしかアクセスできなかったOS2200アプリケーションを、付属のDeveloperを用いてノンプログラミングでWebブラウザ、モバイル端末、スマートフォン、Webサービスと連携させることができます。Developerで作成したWebアプリケーションは、Web連携用にセキュリティを強化したWeb連携専用エンジンで実行されます。
ClearPath Portal
  • Javaプロセッサ:セキュアなOS2200 Java J2EE環境
    24時間365日対応の高可用性を求められるCS4250D/CS4270Dでは、堅固なセキュリティ、トランザクション処理能力、高信頼性、優れた統合リカバリ機能の下で、OS2200 Java(JVM)機能、オープン・ソースの代表的なJ2EEアプリケーション・サーバであるJBoss® Application ServerがJavaプロセッサで提供されます。 また、JavaアプリケーションはRA(Resource Adaptor)を利用することで2200上で稼働するトランザクション処理プログラムや、 データベース管理システムであるUDSRDMS1100とUDS DMS1100のデータにアクセスすることができるので、CS4250D/CS4270D上で稼働する安全、且つ安定したJava/JBoss環境経由で既存2200資産を外部システムと連携させることができます。
セキュアなOS2200 Java J2EE環境

(*) 2013年6月提供開始予定です。

基幹データベースからのデータ抽出

GUIベースのRADツールDataExtractor/IXによりDMS1100上の基幹系データをタイムリー且つ、効率的にRDBMS(ORACLE、Microsoft SQL Server)に抽出することができます。

  • DataExtractor/IX: DMSデータを抽出
  • DataExtractor/IX(ファイル抽出): 各種COBOLファイル*を簡単に抽出
    *シンボリック・エレメント、SDFファイル、順編成ファイル、MSAMファイル

*ClearPath、s-Parは、米ユニシス・コーポレーションの登録商標です。
*インテルは、Intel Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
*Javaは、Oracle Corporation及びその子会社、関連会社の米国およびその他の国における登録商標または商標です。
*JBossは、米国Red Hat, Inc.の米国およびその他の国における登録商標または商標です。
*その他記載の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。