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Unisys ClearPath® CS4100D Series CS4180D Server

※ この製品は販売終了いたしました。

OS2200のミッションクリティカルアプリケーションをインテルプロセッサでそのまま稼働可能。 セキュアJava、Web連携エンジン搭載可能な次世代型サーバ、CS4180D登場

CS4180Dは、米国ユニシスの次世代サーバ・アーキテクチャに基づき開発されたOS2200のミッションクリティカルアプリケーションをインテル(R)プロセッサ上で柔軟に稼働させることができる新しい発想のサーバです。移行時もコンパイルなどの面倒な作業は一切不要。
OS2200の貴重なアプリケーション資産・データ資産をそのまま活かしながら、非常に優れた信頼性・安全性・性能、さらには変化への俊敏な対応力を手に入れることができます。

製品概要

特長

キャパシティ・オン・デマンド(COD)

キャパシティ・オン・デマンド機能はOS2200オペレーティング・システムが提供する動的IP(Instruction Processor)性能制御機能です。予め実装されたOS2200 IPの潜在的な処理性能を必要に応じて動的に再配分、あるいは追加できます。

  • Performance Redistribution(PR)
    CS4180Dシステム上に複数パーティションが稼働する場合、該当するパーティション間で動的に性能を移動させる機能です。これにより繁忙期などの期間限定的な処理量増加に対して、追加の性能契約することなく他のパーティションのIP性能を一時的に利用することができます。
  • Temporary Workload(TW)
    一時的なIP性能の増強が必要な場合に有効な機能です。
  • Emergency Recovery(ER)
    複数システムで運用環境を構成する場合に有効な機能です。障害発生時に、障害発生システムとは異なるシステムで障害システムのIP性能をバックアップします。
  • Disaster Recovery(DR)
    複数システムで運用環境を構成する場合に有効な機能です。復旧に長期間を必要とする災害(地震、台風、洪水、火災、テロなど)時に、障害発生システムとは異なるシステムで障害システムのIP性能をバックアップします。

従来機と完全互換のエントリモデルを提供

CS4180Dはシステム当たり、2パーティションまで構成できます。また1パーティション毎にインテルプロセッサ・システムの専用ファームウェア上に従来のCMOS機と完全互換のOS2200IPをハードウェア増設なしに最大10個まで拡張可能です。

  • CS4180Dは従来のCMOS機のIPと完全互換を実現、更に単体性能も CMOSエントリモデルである CS320Dに比べ13%の性能向上を達成しました。また前機種「CS4080Dシリーズ」に比較して、単体性能は15%向上、単一 OS2200環境下のシステム最大性能は約2倍に向上しています。
  • CS4180Dでの性能モデルは1パーティション当たり最小30IPC(注)から、最大1600IPCまで50倍以上の拡張性を持ちます。また、IP性能増強単位は10/20IPCときめ細かい単位で上位モデルを設定しており、キャパシティ・オン・デマンド機能との組合せで柔軟なシステムを構成できます。
    注)IPC(Instruction Processing Capacity):IP性能を表わすBIPROGYの独自性能単位です。
  • 各種ストレージ機器用チャネルとネットワークの冗長化、メモリのミラー構成最大容量128GBを基本構成で設定しています。

バックアップとリカバリ

OS2200は万一のシステム障害時に、基幹データをバックアップ、且つリカバリするための統合的なソリューションとしてIRU(Integrated Recovery Utility)を基本ソフトウェア群のひとつとして標準提供します。さらに基幹システムの絶対的な要件である無停止、冗長性を追及、そのための高可用性ソリューションを提供することも可能です。

セキュリティ

ネットワーク化が高度に進展した情報システム上に蓄積された膨大な基幹データ群(企業の極秘データ、個人情報など)に対する厳重な保管保全対策が強く求められています。近年増加しつつあるインターネット経由の各種不正アクセスなどに対しては、OS2200は標準機能として提供するシステム・アクセス制御に加えて長年に亘って培われたメインフレームのセキュリティ技術をベースとして各種ソリューションを提供し、情報漏洩に対する防止策を強力に支援します。

  • セキュリティ・オプション
    OS2200の基本セキュリティ機能を更に強化する拡張機能を提供します。セキュリティ・オプションを追加することでより厳密なファイル・アクセス管理が可能になります。
  • 2200上のデータの暗号化:CIPHIS
    CIPHISはDES、3DESそしてAESに対応する暗号化アルゴリズムに基づき、2200上のデータにアクセスするための暗号化ユーティリティです。

Specialty Engine:外部連携専用エンジン

Specialty Engineは、ClearPathサーバ専用の外部連携エンジンです。Web/モバイル連携専用のClearPath Portalと、セキュアなJava(J2EE)環境を搭載するJProcessorを提供します。

  • ClearPath Portal:Web/モバイル連携、モダナイゼーション
    既存システムのモダナイゼーションを支援するWeb連携専用エンジンです。従来の専用端末からしかアクセスできなかったOS2200アプリケーションを、付属のDeveloperを用いてノンプログラミングでWebブラウザ、モバイル端末、スマートフォン、Webサービスと連携させることができます。Developerで作成したWebアプリケーションは、Web連携用にセキュリティを強化したWeb連携専用エンジンで実行されます。
Specialty Engine:外部連携専用エンジン
  • JProcessor:セキュアなOS2200 Java J2EE環境
    24時間365日対応の高可用性を求められるCS4180D/OS2200システムでは、堅固なセキュリティ、トランザクション処理能力、高信頼性、優れた統合リカバリ機能の下で、OS2200 Java(JVM)機能、オープン・ソースの代表的なJ2EEアプリケーション・サーバであるJBoss® Application ServerがJProcessor (Java専用Specialty Engine)で提供されます。 また、JavaアプリケーションはRA(Resource Adaptor)を利用することで2200上で稼働するトランザクション処理プログラムや、 データベース管理システムであるUDSRDMS1100とUDS DMS1100のデータにアクセスすることができるので、CS4180D上で稼働する安全、且つ安定したJava/JBoss環境経由で既存2200資産を外部システムと連携させることができます。
JProcessor:セキュアなOS2200 Java J2EE環境

その他の主な機能

  • 基幹データベースからのデータ抽出
    GUIベースのRADツールDataExtractor/IXによりDMS1100上の基幹系データをタイムリー且つ、効率的にRDBMS(ORACLE®、SQLServer)に抽出することができます。
  • DataExtractor/IX: DMSデータを抽出
  • DataExtractor/IX(ファイル抽出): 各種COBOLファイル*を簡単に抽出
    *シンボリック・エレメント、SDFファイル、順編成ファイル、MSAMファイル
その他の主な機能
  • インターネット対応の24時間無停止基幹システムを実現
    • XIS_WebNet®
      XIS_WebNetにより、既存のトランザクションベース・アプリケーションをWeb、Open/OLTP、MQの環境に対応させることができます。またXIS(24H365D運転オプション)により、バッチ処理中のデータベース更新管理や、使用者テーブルの二重化を行い無停止での24時間運用を可能にします。
  • 高速ネットワーク対応
    TCP/IPプロトコルに特化した通信制御ソフトウェアCPCommOSによりGbit Ethernet環境に直結、大容量/高速通信を可能にします。また、cpJOINTは既存アプリケーションの改修を最小限に抑えながらTCP/IP化を促進します。
    • FTAdmin : cpFTP用ユーティリティ
      FTPプロトコルに対応のcpFTPによるファイル転送時に必要な情報の登録機能やUCS COBOLとのインタフェース、リカバリ機能などを強化し、より高度な使い方を簡単に実現します。
    • EDI/IX connect
      CS4180DからWindows上のACMS B2Bを経由して異機種サーバとのデータ交換(ファイル集配信)を実現、プロトコルは全銀手順、全銀TCP/IP手順、JCA手順に対応します。
  • 帳票の分散処理
    • Enterprise Output Manager(DEPCON)
      2200上の帳票をサーバやPCへ分散印書するための機能を提供、印書ファイルの自動転送や仕分け転送、プレビュー/サーチ、部分印書、ログ管理などに対応します。

*ClearPathは、Unisys Corporationの登録商標です。
*XIS_WebNetは、BIPROGY株式会社の登録商標です。
*Intel、インテルおよびXeonは、 Intel Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
*OracleとJavaは、Oracle Corporation 及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標または商標です。
*JBossは、米国Red Hat, Inc.ならびにその子会社の登録商標または商標です。
*Windowsは、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における 登録商標または商標です。
*Windowsの正式名称は、Microsoft Windows Operating Systemです。
*その他記載の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。