2010年3月1日
三井住友海上プライマリー生命保険株式会社様
支払業務全般に対応可能なシステムを他社に先駆けて構築
〜AtlasBaseを活用し、拡張性の高いシステム基盤を構築〜
〜AtlasBaseを活用し、拡張性の高いシステム基盤を構築〜
Interview

松本 一材氏
IT推進部 次長
プロジェクトグループ長
IT推進部 次長
プロジェクトグループ長

宮田 健氏
IT推進部 課長
開発グループ
IT推進部 課長
開発グループ

小田島 州夫氏
事務企画部 課長代理
企画・開発グループ
事務企画部 課長代理
企画・開発グループ
Page Index

設立:2001年9月7日
資本金:410.60億円(2008年12月30日現在)
従業員数:500名(2009年3月31日現在)
所在地:東京都中央区八重洲1-3-7 八重洲ファーストフィナンシャルビル
事業内容:個人年金保険の引受け、資産の運用など
資本金:410.60億円(2008年12月30日現在)
従業員数:500名(2009年3月31日現在)
所在地:東京都中央区八重洲1-3-7 八重洲ファーストフィナンシャルビル
事業内容:個人年金保険の引受け、資産の運用など
本事例に掲載された情報は、取材時点のものであり、変更されている可能性があります。なお、事例の掲載内容はお客さまにご了解いただいておりますが、システムの機密事項に言及するような内容については、当社では、ご質問をお受けできませんのでご了解ください。
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自社業務に特化した使い勝手の良い支払システムを求めて
2002年10月の営業開始以来、着実に業績を伸ばしている三井住友海上プライマリー生命保険様。提携金融機関の窓口での保険商品販売を通じて、人々のゆとりある老後を支えるためにさまざまな個人年金保険を提供し続けている。
(2011年4月1日付でMS&ADインシュアランス グループ ホールディングスの100%出資会社へと移行するとともに、社名を「三井住友海上プライマリー生命保険株式会社」へ変更)
同社の業務のなかでも、保険会社としての信用に大きく関わる業務としてとくに重要なのが、満期後の確実な個人年金の支払いである。同社では、これまで基幹システムに搭載された支払機能を用いて顧客への年金支払いを行ってきたが、IT推進部 次長の松本一材氏は「既存のシステムには機能拡充の必要性を強く感じていた」と語る。
(2011年4月1日付でMS&ADインシュアランス グループ ホールディングスの100%出資会社へと移行するとともに、社名を「三井住友海上プライマリー生命保険株式会社」へ変更)
同社の業務のなかでも、保険会社としての信用に大きく関わる業務としてとくに重要なのが、満期後の確実な個人年金の支払いである。同社では、これまで基幹システムに搭載された支払機能を用いて顧客への年金支払いを行ってきたが、IT推進部 次長の松本一材氏は「既存のシステムには機能拡充の必要性を強く感じていた」と語る。

「外国製のパッケージソフトをベースに構築された当社の基幹システムには、メニューがまだ日本化されていないなど、使い勝手に問題があり、その支払機能も当社が望む管理手法に合致するものではありませんでした。そのため、当社の支払業務に特化したシステムを構築する必要性を強く感じていました」(松本氏)
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支払業務全般に対応できる拡張性の高いシステム基盤を整備
さらに、同社が新たな支払システムの構築を急いだ背景には、個人年金保険商品を中心に販売する同社が直面する、特有の事情が存在していた。
「当社が営業を開始した2002年は、日本で個人年金の銀行窓口販売が解禁された年でもありました。営業開始当初に販売した個人年金保険には、積立期間10年で満期を迎える商品が多いため、2012年から一斉に大量の年金支払いが発生します。これに備えて支払システム基盤の強化を図る必要があったのです」(松本氏)
そこで同社は2007年末、年金支払システムの開発を決定した。パッケージソフトベースの基幹システムには大きな改修が困難なことと、大量の年金支払処理を可能にする機能構築が必須であることが課題であった。
基幹システムは運用期間中の契約と特別勘定の管理を担い、新たなシステムが運用期間終了後の契約と一般勘定の管理および支払処理を担うこととし、基幹システムと新たなシステムを連携させる方針が定まった。
「新たなシステムは、顧客への支払業務を確実・円滑に遂行するためのシステムであると同時に、顧客情報を含む契約管理の役割も担っています。ですから、せっかく新規開発するのであれば、将来的には個人年金の支払業務だけでなく、契約に基づく支払業務全般に対応できる拡張性の高いシステム基盤を構築しようと考えました」(松本氏)
「当社が営業を開始した2002年は、日本で個人年金の銀行窓口販売が解禁された年でもありました。営業開始当初に販売した個人年金保険には、積立期間10年で満期を迎える商品が多いため、2012年から一斉に大量の年金支払いが発生します。これに備えて支払システム基盤の強化を図る必要があったのです」(松本氏)
そこで同社は2007年末、年金支払システムの開発を決定した。パッケージソフトベースの基幹システムには大きな改修が困難なことと、大量の年金支払処理を可能にする機能構築が必須であることが課題であった。
基幹システムは運用期間中の契約と特別勘定の管理を担い、新たなシステムが運用期間終了後の契約と一般勘定の管理および支払処理を担うこととし、基幹システムと新たなシステムを連携させる方針が定まった。
「新たなシステムは、顧客への支払業務を確実・円滑に遂行するためのシステムであると同時に、顧客情報を含む契約管理の役割も担っています。ですから、せっかく新規開発するのであれば、将来的には個人年金の支払業務だけでなく、契約に基づく支払業務全般に対応できる拡張性の高いシステム基盤を構築しようと考えました」(松本氏)
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ゼロからの受託開発の提案が決め手に
三井住友海上プライマリー生命保険様は、数社のベンダにシステム構築の提案を依頼し、最終的に日本ユニシスがパートナーに選定された。当時、IT推進部に所属し、プロジェクトの立ちあげから携わった事務企画部 課長代理の小田島州夫氏が振り返る。
「日本ユニシスを選んだ最大の理由は、当社が望んだゼロからの受託開発を提案してくれたことです。ほかのベンダの提案内容は、パッケージソフトを用いて支払システムを構築するというものでした。パッケージソフトは多機能である反面、当社の業務には不要な機能まで搭載されているため、かえって使い勝手が悪くなる恐れがあります。さらに、今回のプロジェクトの大きな目的は、『当社の業務形態に即した年金支払システムを完成させる』『2012年に向けて拡張性の高いシステム基盤を構築する』という点にあります。汎用的なパッケージソフトでこれらの目的を達成するのは困難と判断しました」(小田島氏)
「日本ユニシスを選んだ最大の理由は、当社が望んだゼロからの受託開発を提案してくれたことです。ほかのベンダの提案内容は、パッケージソフトを用いて支払システムを構築するというものでした。パッケージソフトは多機能である反面、当社の業務には不要な機能まで搭載されているため、かえって使い勝手が悪くなる恐れがあります。さらに、今回のプロジェクトの大きな目的は、『当社の業務形態に即した年金支払システムを完成させる』『2012年に向けて拡張性の高いシステム基盤を構築する』という点にあります。汎用的なパッケージソフトでこれらの目的を達成するのは困難と判断しました」(小田島氏)

こうして、2008年5月、三井住友海上プライマリー生命保険様と日本ユニシスの協同による年金支払システム構築プロジェクトがスタートした。当初は2009年4月のシステム稼働を予定していたが、要件定義開始後の2008年8月、新商品発売などの情勢変化により、開発スコープの変更が決定した。顧客が契約時に目標値を設定し、積立期間中に積立金額が目標値に到達した場合に支払いを開始するタイプの年金保険商品を発売したことから、その「支払業務への対応」が喫緊の課題として浮上したのである。そこで、両社のプロジェクト参画メンバーが2008年10月までに要件を詰め直し、開発スコープの再検討を経て、2008年12月よりシステム開発に着手。2009年10月に本稼働させることになった
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「.NET Framework」と開発標準で拡張性の高いシステムを効率的に開発
日本ユニシスが、この開発スコープの変更に対応できた背景には、開発効率の高い「.NET Framework」と、日本ユニシスの開発標準による豊富な実績があった。
「.NET Framework」は、アプリケーション開発に必要なプログラムの部品があらかじめライブラリとして提供されているため、開発生産性に優れるアプリケーション開発環境である。
加えて、日本ユニシスには、これまでの実績を通じて蓄積した「.NET Framework」の開発ノウハウやシステム構築時のリスク管理などに関する知見がある。これらを専門のチームで共有し、強力なバックアップ体制を築いているのが強みだ。現在では、こうした「.NET Framework」に関する知財を体系化・標準化し、システム基盤『AtlasBase(アトラスベース)』(注)として推進している。
「日本ユニシスは、『.NET Framework』の専門家でない私たちにもその特性がわかるよう、丁寧に説明してくれました。提出された資料も経験に裏づけられた説得力あるもので、多くのナレッジが蓄積されていることがわかります。今回の開発は2012年に向けたシステム基盤整備の第一段階でもあるため、『.NET Framework』の拡張性の高さに大きな魅力を感じました」(小田島氏)
また、今回のプロジェクトでは、アプリケーション開発に加えて、ハードウェア構成や基幹システムとの連携といったインフラ部分の構築も重要なポイントであった。日本ユニシスは、想定されるシステム負荷を見積もるサーバ・サイジングなどを含めたインフラ構成全体の設計を提案し、高い評価を得た。
「安定性とパフォーマンスに優れたインフラ環境を設計・提案いただけたことも、日本ユニシスを選んだ理由の1つでした。これなら特定の個人年金商品の支払業務のみならず、いずれは支払業務全般に活用できると判断しました」(小田島氏)
(注)AtlasBase:
日本ユニシスのオープン系システム開発のノウハウと知財を体系化・標準化したシステム基盤。アプリケーションを開発するためのシステム共通機能領域、OSや基盤ソフトウェアの検証済みプロダクトセットを提供するインフラ領域、開発プロセスを網羅する各種ドキュメントを網羅して提供する。技術的な問題を支援する120人体制のスペシャリスト組織によって運用されている。
「.NET Framework」は、アプリケーション開発に必要なプログラムの部品があらかじめライブラリとして提供されているため、開発生産性に優れるアプリケーション開発環境である。
加えて、日本ユニシスには、これまでの実績を通じて蓄積した「.NET Framework」の開発ノウハウやシステム構築時のリスク管理などに関する知見がある。これらを専門のチームで共有し、強力なバックアップ体制を築いているのが強みだ。現在では、こうした「.NET Framework」に関する知財を体系化・標準化し、システム基盤『AtlasBase(アトラスベース)』(注)として推進している。
「日本ユニシスは、『.NET Framework』の専門家でない私たちにもその特性がわかるよう、丁寧に説明してくれました。提出された資料も経験に裏づけられた説得力あるもので、多くのナレッジが蓄積されていることがわかります。今回の開発は2012年に向けたシステム基盤整備の第一段階でもあるため、『.NET Framework』の拡張性の高さに大きな魅力を感じました」(小田島氏)
また、今回のプロジェクトでは、アプリケーション開発に加えて、ハードウェア構成や基幹システムとの連携といったインフラ部分の構築も重要なポイントであった。日本ユニシスは、想定されるシステム負荷を見積もるサーバ・サイジングなどを含めたインフラ構成全体の設計を提案し、高い評価を得た。
「安定性とパフォーマンスに優れたインフラ環境を設計・提案いただけたことも、日本ユニシスを選んだ理由の1つでした。これなら特定の個人年金商品の支払業務のみならず、いずれは支払業務全般に活用できると判断しました」(小田島氏)
(注)AtlasBase:
日本ユニシスのオープン系システム開発のノウハウと知財を体系化・標準化したシステム基盤。アプリケーションを開発するためのシステム共通機能領域、OSや基盤ソフトウェアの検証済みプロダクトセットを提供するインフラ領域、開発プロセスを網羅する各種ドキュメントを網羅して提供する。技術的な問題を支援する120人体制のスペシャリスト組織によって運用されている。
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耐障害性の高い大規模システムを約12カ月で開発
2008年8月、プロジェクトは再スタートを切ったものの、最初の頃は手探り状態だったという。というのも、銀行窓口での個人年金商品の販売は、2002年から始まったばかりの新しい事業であり、その支払業務を処理するシステムをゼロから構築しようという今回のプロジェクトは、実質的に“国内初”の事例だったからだ。
「銀行窓口販売の業界では前例のない開発であり、日本ユニシスの担当者には、当社の年金支払いに関する業務全般はもちろん、商品特性まで理解してもらう必要がありました。一方、私たちも支払に特化したコンセプトのシステムをゼロベースから構築するのは初めての経験であり、要件を固めるための話し合いが夜中まで続いたこともあります」(小田島氏)
「銀行窓口販売の業界では前例のない開発であり、日本ユニシスの担当者には、当社の年金支払いに関する業務全般はもちろん、商品特性まで理解してもらう必要がありました。一方、私たちも支払に特化したコンセプトのシステムをゼロベースから構築するのは初めての経験であり、要件を固めるための話し合いが夜中まで続いたこともあります」(小田島氏)

こうして互いに努力を重ねながら、2008年10月に新たな要件定義を完了。そして数百人月規模のリソースを投入してシステム開発を推進し、約12カ月後の2009年10月、新たな年金支払システムが稼働した。
今回のプロジェクトでは、システムの拡張性に加えて、システムの安定性が非常に重要なテーマとなった。万が一、個人年金の支払いに支障が生じると同社の信用にかかわるからである。そこで日本ユニシスは、支払業務に直接関係するシステムを契約管理などの他システムと分離して設計。システムが相互依存しないよう緩やかに連携させることで、たとえ契約管理システムなどに障害が生じた場合にも、支払システムはその影響を受けずに安定稼働する仕組みを考案したのだ。プロジェクトの中でシステム開発フェーズ以降を担当したIT推進部 課長の宮田健氏が語る。
「契約管理は社内的な事務処理ですから、もしシステムに障害が起きたとしても、紙ベースで管理して後日入力するなどの方法でリカバリが効くのです。しかし、お客さまへの年金のお支払いの遅延は取り返しがつきません。開発方針として支払システムを独立させたこと、障害時、災害対策時のインフラ面を強固にしたことにより、非常に耐障害性の高いシステムに仕上がったと評価しています」(宮田氏)
今回のプロジェクトでは、システムの拡張性に加えて、システムの安定性が非常に重要なテーマとなった。万が一、個人年金の支払いに支障が生じると同社の信用にかかわるからである。そこで日本ユニシスは、支払業務に直接関係するシステムを契約管理などの他システムと分離して設計。システムが相互依存しないよう緩やかに連携させることで、たとえ契約管理システムなどに障害が生じた場合にも、支払システムはその影響を受けずに安定稼働する仕組みを考案したのだ。プロジェクトの中でシステム開発フェーズ以降を担当したIT推進部 課長の宮田健氏が語る。
「契約管理は社内的な事務処理ですから、もしシステムに障害が起きたとしても、紙ベースで管理して後日入力するなどの方法でリカバリが効くのです。しかし、お客さまへの年金のお支払いの遅延は取り返しがつきません。開発方針として支払システムを独立させたこと、障害時、災害対策時のインフラ面を強固にしたことにより、非常に耐障害性の高いシステムに仕上がったと評価しています」(宮田氏)
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シンプルで使いやすいインタフェースに高い評価
導入試験に参加した社内ユーザーからは、新システムのユーザインタフェースに関して高い評価が寄せられているという。
「支払処理の担当者からは『必要な機能が過不足なく揃っていてシンプルで使いやすい』と好評です。パッケージを使わずに、ゼロから開発したメリットだと思います」(宮田氏)
また前述のように、今回のプロジェクトは2012年を見据えた、顧客への大量の支払処理を行うことができるシステムを構築していくための第一段階でもある。こうした将来的な観点からも新システムの評価は上々だ。
「今回実現された『耐障害性が高い安定したシステム基盤』と、当社の業務に特化した『シンプルで使いやすいユーザインタフェース』は、今後、2012年に向けた支払業務のグランドデザインを描いていくうえで重要な基礎になると考えています」(宮田氏)
「支払処理の担当者からは『必要な機能が過不足なく揃っていてシンプルで使いやすい』と好評です。パッケージを使わずに、ゼロから開発したメリットだと思います」(宮田氏)
また前述のように、今回のプロジェクトは2012年を見据えた、顧客への大量の支払処理を行うことができるシステムを構築していくための第一段階でもある。こうした将来的な観点からも新システムの評価は上々だ。
「今回実現された『耐障害性が高い安定したシステム基盤』と、当社の業務に特化した『シンプルで使いやすいユーザインタフェース』は、今後、2012年に向けた支払業務のグランドデザインを描いていくうえで重要な基礎になると考えています」(宮田氏)
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日本ユニシスの集中力と柔軟性を評価
三井住友海上プライマリー生命保険様では、今回構築した年金支払システム基盤をこれからさまざまな商品に活用していく方針である。
「今後、このシステム基盤を利用して、さまざまな個人年金保険の支払業務に対応させていく予定です。将来的には、年金のお支払いに限らず、例えば解約時の返戻金や死亡時の保険金などのお支払いにも活用していきたいですね」(松本氏)
また、2012年に向けて機能強化にも力を注ぐ計画である。そんな将来を見据えながら、宮田氏が日本ユニシスへの評価と期待を語る。
「今後、このシステム基盤を利用して、さまざまな個人年金保険の支払業務に対応させていく予定です。将来的には、年金のお支払いに限らず、例えば解約時の返戻金や死亡時の保険金などのお支払いにも活用していきたいですね」(松本氏)
また、2012年に向けて機能強化にも力を注ぐ計画である。そんな将来を見据えながら、宮田氏が日本ユニシスへの評価と期待を語る。

「日本ユニシスの要所における集中力、仕様変更に的確に対応できる柔軟性は高く評価しています。また、『.NET Framework』のアーキテクト専門チームの高度な技術スキルも、プロジェクトの成功に大きく貢献してくれました。今回のプロジェクトを通じて年金支払業務にも精通されたことと思いますので、今後一層価値あるご提案をしていただけるものと期待しています」(宮田氏)
今回、三井住友海上プライマリー生命保険様では、満期を迎えた個人年金保険契約者への確実な支払いを目的に、『AtlasBase(アトラスベース)』を活用した年金支払システムを構築した。そのポイントは以下の通り。
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大量の年金支払処理が可能なシステムを他社に先駆けて構築
個人年金保険の銀行窓口販売は2002年に解禁となった。販売当初は10年満期の商品が多かったため、2012年から大量の年金支払いが始まる。今回、その支払処理を目的としたシステムを実質的に国内で初めて構築した。
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.NET Frameworkと日本ユニシスの開発標準の活用により開発生産性を向上
開発に必要なプログラムの部品がライブラリとして提供されている.NET Frameworkを開発のプラットフォームに使用して開発効率を向上。
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耐障害性に優れたシステム基盤を構築
契約管理と年金支払に関係するシステムが相互依存しないように連携(疎結合)させることで、他システムの状況に影響されにくいシステム基盤を構築。
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数百人月の大規模プロジェクトを短期開発
.NET Frameworkに加え、後にAtlasBaseとなる日本ユニシスのオープン系システム基盤を有効活用し、前例のない新分野での開発においても約12カ月という短期開発に成功。
システム概要図

*AtlasBaseは、日本ユニシス株式会社の登録商標です。
*Windows、Windows Serverは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
*Windowsの正式名称は、Microsoft Windows Operating Systemです。
*その他記載の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。