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製造業 ものづくりDX × カーボンニュートラル

製造現場におけるデータ収集からデータの蓄積・分析・活用を一貫してサポート。製造現場の改善やコスト削減とCO₂排出量の削減を実現。自社の企業価値向上・競争力の強化につなげる。

製造業におけるカーボンニュートラルの重要性

世界全体が脱炭素化を進める中で、日本のカーボンニュートラルに向けた取り組みが活発化しています。特に製造業では、他の産業と比較して温室効果ガスの排出量が多いことから、脱炭素化に向けた動きが重要視されています。製造業において、カーボンニュートラルの取り組みは社会貢献にとどまらず、企業の競争力向上・価値向上に直結します。

製造現場のカーボンニュートラルを実現するためには

カーボンニュートラルに向けて、何から着手するべきか悩んでいる企業も多いかと思います。

​近年、急速なテクノロジーの発展に伴い、IoTを活用した生産現場のリアルタイムなデータ収集や、クラウドサービスを活用したデータ蓄積、AIによる高度な分析や将来予測が可能となっています。​製造領域においては、このような技術を活用した製造DXの取り組みが加速しています。​

製造DXにより、業務効率化や生産性向上、生産品質の向上といった現場改善が可能となると共に、脱炭素の視点で見ると、この現場改善がCO₂排出量の削減に繋がります。​そのため、製造DXによる現場改善と脱炭素化の取り組みを両輪で進めていくことで、現場改善やコスト削減とCO₂排出量の削減を同時に行い、自社の企業価値向上・競争力の強化を実現することができます。

製造現場の改善とカーボンニュートラルを実現する、具体的な活用シーンを紹介します。

1.工場のエネルギーロスを改善してCO₂排出量を削減!

製造業でIoTを活用し設備データを取得する企業が増えています。さまざまな種類・メーカーの機器に対応したPLCゲートウェイ※を活用することにより、工場や事業所単位のデータをリアルタイムに可視化し、ボトルネック設備や設備稼働ロスを特定します。そこから、改善施策につなげることで、設備稼働率とエネルギーロスの改善によるCO₂排出量の削減を実現します。

※PLCゲートウェイ:多種多様な規格のセンサーやコントローラを、ネットワークに接続する機器のこと

設備稼働ロスを発見>ボトルネックを特定>歩留まり率の改善

2.工場の廃棄ロスを改善してCO₂排出量を削減!

ITやAIの専門知識を必要としないAIプラットフォームで、カンやコツに頼らない生産パラメーターの最適化を実現し、歩留まり率の改善や最適なサイクルタイムの生産を可能にします。
これらによるエネルギーの効率化と廃棄ロス削減で、CO₂排出量を削減します。

歩留まり率の改善

製造現場の課題とBIPROGYの「ものづくりDXソリューション」

BIPROGYは製造DXとカーボンニュートラルを両輪で支援する“ものづくりDXソリューション”を提供します。“ものづくりDXソリューション”により、製造現場におけるデータ収集からデータの蓄積・分析・活用を一貫してサポートします。

  • データ収集:

    製造業の多くは、実績データ収集の仕組みが整備されていません。電子データで管理できているのは、エネルギー事業者などの外部事業者から入手可能な実績のみのケースが多く、生産活動における生産実績や排出実績を設備・工程別といった粒度で収集できていないため、効果的な製造現場の改善施策や排出削減施策の検討が難しいといった課題があります。

    また、計装盤単位で実績データの収集を実装している工場においても、生産能力の向上による工場の増改築や、製品仕様の多様化による生産プロセスの複雑化に伴い、分析ニーズと取得データの粒度にギャップが生じている場合があります。

  • データ蓄積:

    各部門や拠点ごとにデータを管理しており、一貫性や統一性に欠けているためにデータの整理ができず、全体として効果的な分析や活用につなげることが難しいといった課題があります。

    また、工法や工順が紐づいた製品情報と設備単位のエネルギー消費実績等が適切に管理されていないため、収集・蓄積したデータを有効活用できない場合もあります。

  • データ分析・活用:

    目標達成に向けて、データ活用要件に対するアクションが不明確であり、データが取得・蓄積できたとしても、どのような業務を見直せば良いのか分からないことや、対象の業務を特定した後も具体的なアクションに繋げられないという課題があります。

    また、データの分析・活用ができている工場においても、熟練技術者のカンやコツに依存している部分が大きく、ノウハウをデジタル化する等の対策が求められている場合もあります。

製造DXとカーボンニュートラルを実現する各種ソリューション

製造DXとカーボンニュートラルの実現に向けた各種ソリューションをご紹介します。

Profet AI

AIを活用して製造現場の業務効率化・品質改善・属人化解消を支援するAIプラットフォームです。プログラミングレスで自動的にAIモデルを作成できるため、ユーザ部門でも短期間で AI モデルによる予測等が可能です。

IoT Data Server

250種類以上のプロトコルに対応し、プログラムレスでさまざまな機器と接続することで、データ収集から加工、保存、可視化までを実現します。製造現場の進捗・稼働状況をリアルタイムに把握できます。

MeisterManufactX

IoTデータの蓄積・活用を提供するクラウドサービスです。現場で発生するIoTデータと業務データを高速に関連付ける統合データモデルにより、製造状況の変化やトレーサビリティなどの可視化が可能です。

AI StellaController

「ルール」と「閾値」の組み合わせを運用者が定義するのではなく、判別したい「NG品」と「良品」を用いて学習させるだけでばらつきのあるデータの中でも安定した検査ができます。

Tableau

直感的な操作によるビジュアルなレポート作成を可能にし、マウス操作だけでデータソースと接続でき、従来のデータ分析のような情報システム部門の支援なく、データ収集・分析することを容易にします。

ものづくりDXソリューション詳細資料をご希望の方は、こちらからお申し込みください。

製造DXによるカーボンニュートラルの取り組み事例

エネルギー供給パラメーターを最適化することで、設備のエネルギー使用によるCO₂排出量を削減した事例を紹介します。

設備エネルギー改善によりCO2削減

製造現場の改善やCO₂排出量の削減を実現する、その他の取り組み事例の詳細は以下、DX ユースケース例をご覧ください。

DXユースケース例

■ 現場改善×CO₂排出量の削減

■ データにもとづく工場マネジメント

■ 現場ものづくり分析・管理

よくある質問/FAQ

自社の工場にどのようなソリューションが当てはまるのかわかりません。

お客さまの現状や課題をヒアリングした上で、当社から最適なソリューションなどを提案させていただきます。これまでの豊富な導入実績・取り組み実績から、お客さまの製造現場の改善、CO₂排出量の削減に繋がる有効な施策を提案させていただきますので、お気軽にお問い合わせください。

CO₂排出量の削減に向けて、何から着手すればよいかわかりません。

お客さまの排出量や排出源、また取り組み状況等をヒアリングした上で、当社から最適なソリューションを提案させていただきます。
これからカーボンニュートラルに向けた取り組みを検討する場合は、まずは現実的かつ費用対効果が高い施策から実施することが重要です。例えば、製造現場の改善によりコスト削減と排出量削減に繋がる製造DXの取り組みなどになります。

ものづくりDXソリューション以外にカーボンニュートラルを支援するサービスはありますか。

ものづくりDXソリューション以外にもカーボンニュートラルを支援するサービスを提供させていただいています。詳しくは以下のページをご確認ください。
BIPROGYはお客さまの目的や課題に合わせた提案・サービス提供を幅広く行うことで、カーボンニュートラルの実現に貢献します。

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工場マネジメントや現場の高度化の実現に必要な人材や組織作りができていません

お客さまとBIPROGYにてワンチームを組成し、データ活用内製化に向け、社員のデータ活用スキル向上と組織への浸透など、業務へのデータ活用推進に向けた伴走をいたします。豊富なデータ活用人材育成の研修メニューを提供するとともに、育成のマイルストーンや実施プランの策定などの計画の策定や事務局などの運営を行うことも可能ですの、お気軽にお問合せください。

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