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Foresight in sight

IWMS/FMソリューション「ARCHIBUS」

デジタルツインとテクノロジー

IWMS/FMソリューション「ARCHIBUS」コラム
2021年12月1日
近年デジタルツインという言葉が流行しており、さまざまな場面で見かけるようになってきましたが、実はデジタルツインという技術は自動車・建築・土木などといった分野ではこれまでも技術的に確立されていたものでした。
では、なぜ改めてデジタルツインという概念が着目されるようになってきたのか、わかりやすくご説明します。

デジタルツイン変遷

デジタルツイン変遷
デジタルツインとは読んで字のごとく、現実世界のツイン(双子)をデジタル上に構築することを意味します。例えば建築分野においては、現実世界の対象をデジタル上にデータとしてコピーし、そのデータに変更や修正を加えることによって、デジタル上で構造やデザインのシミュレーションが行えるようになりました。
これにより現実世界にシミュレーション結果をフィードバックすることが可能になり、従来の模型や紙面上に描かれるデザインによるシミュレーションに比べ、分析の高度化やスピード感を生み出すことに貢献してきました。
そのデジタルツインが昨今では、スマートシティやスマートビルディングといった文脈でも使われるようになっています。例えば建物内にて何かしらの不具合が報告された場合、従来は都度現場へ駆け付けて確認をしてからの対応が必要でしたが、デジタルツインを活用した建物においては、3D上から異常個所の特定をし、設備に関連するセンサー情報を確認し状況を把握したうえで的確な対応(適任作業者に作業指示を出す/機器の遠隔操作による対応等)を実施できるようになります。こういったスマート化の動きは、日本国内で起こる災害や人口減少という社会課題に対して、進化し続けるテクノロジーの力により大きなうねりとなって活性化してきています。

デジタルツインを活性化させるテクノロジーの進歩

デジタルツインという概念に着目されるようになった背景には、テクノロジーの発展が大きく影響しています。具体的には、デジタルツインを実現する3D技術の進歩に加え、IoTやAIのデータ収集・分析の技術が高度化することによって、ヒトの情報や起きたコトといったさまざまなデータを変数として掛け合わせたシミュレーションが可能になりました。
つまり、テクノロジーの発展によって、デジタル上でのシミュレーション結果を現実世界にフィードバックするだけではなく、現実世界の情報をより複合的にデジタル上へも還元できるようになったのです。
デジタルツインを活性化させるテクノロジーの進歩

デジタルツインが創る未来

テクノロジーが進歩したことで、デジタルツインは産業のイノベーションを推進する手段として注目を浴びるケースが増えています。
前述の通り、現実世界とデジタル世界において双方向の連携を可能にしたテクノロジーによってさまざまな変数を同時に関連付けたり、データに恣意的な変更を加えてシミュレーションを繰り返したりできるようになりました。そして、都市計画や構造物のライフサイクル活用、ヒトの利便性、満足度・安全性の高いサービスなどの提供価値が飛躍的に進化を遂げています。
デジタルツインが創る未来
今後、ビジネスの場面ではデジタルツインによって、リアルタイムかつ正確なデータを活用することで最も投資効果を得られ、社会課題を解決する的確な手法をサービスとして提供することが可能になります。また、そういったサービスを実現する従業員に対しても、快適な労働環境の提供やスピーディな情報の獲得・判断のサポートツールとして貢献していくことも期待されます。
デジタルツインによって提供されるサービスは、消費者への恩恵とデジタルへの還元を繰り返し、不確実で非連続的な変化へ即座に対応可能な未来を創造します。