1995年10月19日
日本ユニシス
Windows NT®対応統合開発支援ツール「TIPPLER/V」販売開始
日本ユニシス株式会社は、WindowsNT対応統合開発支援ツール「TIPPLER/V」(ティプラー・ファイブ)の販売を10月20日より開始いたします。
「TIPPLER」は1991年、当初UNIXワークステーション用として野村総合研究所と日本ユニシス両社で共同開発され、昨年よりWindows版「TIPPLER for Windows」を販売しています。オブジェクト指向とGUI機能を兼ね備えた「Uniscript言語」を搭載し、アプリケーション開発が容易で生産性の高い統合開発支援ツールとして、これまでに約5000ユーザーへの販売実績があります。
今回販売を開始するWindowsNT版「TIPPLER/V」の主な特徴は以下の通りです。
- 完全に32ビット対応されており、高速、高機能なアプリケーション開発が可能。
- データモデルをオブジェクト構造とする本格的オブジェクト指向により、大規模アプリケーションの開発、保守の生産性が高い。
- 設計からプログラミング、帳票作成までをサポートするツールとして「TIPPLER/V Factory」を提供し、ビジュアルで容易なプログラム開発が可能。
- 既存のデータベースとの連動からサーバー・アプリケーションまで、クライアント/サーバー連携による本格的なアプリケーション開発に最適。
- UniscriptレベルでUNIX版とWindowsNT版は完全互換が保証され、あらゆる組み合わせによるクライアント/サーバー・システム開発が可能。
- クライアントでのODBCサポートとトランザクション転送機能により、クライアント/サーバー間でプログラム・カスタマイズが可能なため、アプリケーションの最適化が可能。(ODBC=Windowsアプリケーションから外部データベースへアクセスするためのインタフェース規格)
さらに、従来の開発ツールにはない以下の特徴があります。
- DBフロントエンド・ツールと異なり、サーバー上のDBをクライアントに自由に展開し、高速での処理やエラー処理の組み込みが可能。
- GUI開発ツールと異なり、画面上のアイテムはプログラム実行時に自動的に配置されるため、画面設計の自由度が高い。また、画面定義のソースはUniscriptとして保持されるため、差分開発などによる開発、保守の生産性が高い。
- 「TIPPLER/V」は扱っているすべてのデータの整合性を自動的にとるため、グラフや表を同時に扱う画面上でのシュミレーションなどにおいて有効で、開発者の負担が少ない。
「TIPPLER/V」の販売価格は、ランタイム(実行環境、1ユーザー)2万円より、コンパイラー50万円、ファクトリー(開発環境)60万円。3年間でランタイム3万ユーザー、コンパイラー、ファクトリー各2000ユーザーの販売を予定しております。
なお、「TIPPLER」は大規模システム開発での実績と高生産性を認められ、本年3月「ソフトウェア・プロダクト・オブ・ザ・イヤー’94」(財団法人 ソフトウェア情報センター=SOFTiC選定)を受賞しております。
「TIPPLER/V」についての詳しい情報は、日本ユニシス・ホームページ、商品情報でも提供しております。
- 商標、登録商標
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- 「TIPPLER」は、日本ユニシスの登録商標です。
- その他記載の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。
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