1996年4月9日
日本ユニシス
上流CASE統合型3GLリエンジニアリング・ツール「Unisys ReEngineer」販売開始
日本ユニシス株式会社(社長=石栗一民 東京都江東区豊洲 1-1-1)は、COB OL等第三世代言語(3GL)の現行システム資産のリエンジニアリングを支援する 「Unisys ReEngineer(ユニシス リエンジニア)」の販売を4月10日より開始い たします。
ビジネス環境が激変し情報技術が急速に進歩する中で、「現行システムは資産な のか、足枷なのか」、「現行システムを資産として活かす方策はあるか、あるなら何 か」が問われています。日本ユニシスの回答は「現行システム資産のリサイクル型再 構築と保守生産性向上を支援するソフトウェア・リエンジニアリング」です。「Unis ys ReEngineer」はリバース・エンジニアリング・ツールであり、ソフトウェア・リ エンジニアリングのためのツールの第一弾です。「Unisys ReEngineer」によって3 GLで書かれた現行システム資産をリバース・エンジニアリングし、論理設計モデル を作成できます。このモデルを上流CASEツール「StP /SE(エスティーピー エスイー)」(Software through PicturesTM for St ructured Environments)によって再設計し、新規システムの論理設計モデルを作成 できます。
「Unisys ReEngineer」は、日本ユニシスが提唱する「ClearPathソリューション ・セット」の一翼を担う製品です。また「Unisys ReEngineer」は、日本ユニシスが提 唱するソリューション構築体系「ASDF」における「モダナイゼーションとリエンジ ニアリング」の中核となる製品でもあります。
「Unisys ReEngineer」の主な特徴は以下の通りです。
- 「StP/SE」との統合
- リバースエンジニアリングの結果(設計情報)が図で表示されるため理解が容易
- 設計情報をビジュアルに作成・変更可能
- 理解支援のためのツールと技法を提供
- 対象言語はCOBOL、C、FORTRAN
- ソースプログラムの事前変更は不要
- 数百万ステップの大規模システムの処理が可能
- 稼働環境
- ハードウェア: ユニシスUSファミリ、SunSPARC
- ソフトウェア: 日本語Solaris 2.4以降、日本語StP/SE 6.0以降

「Unisys ReEngineer」の主要機能は以下の通りです。
- 言語分析機能(ANSI COBOL '74、ANSI COBOL '85、ANSI C '89、ANSI FORTRAN '78)
- 共通機能(理解支援機能、日本語処理機能)
商品名 | 共通機能 | COBOL 分析機能 |
C 分析機能 |
FORTRAN 分析機能 |
ReEngineer/COBOL | ○ | ○ | × | × |
ReEngineer/C | ○ | × | ○ | × |
ReEngineer/FORTRAN | ○ | × | × | ○ |
ReEngineer/SXT | ○ | × | × | × |
販売価格は、ReEngineer/COBOL、ReEngineer/C、ReEngineer/FORTRANが300万 円(同時使用1ユーザ当り)、ReEngineer/SXTが80万円(同時使用1ユーザ当り) です。なお「StP/SE」と組み合わせた合計価格は450万円(同時使用1ユ ーザ当り)より。
3年間で300セットの販売を予定しております。
なお「Unisys ReEngineer」の開発元は米国LORAL社(元米国UNISYS 社国防部門)です。
*「ClearPath」とは、現行システム資産の新世代企業情報システムへの進化のシナリオです。
「ClearPathソリューション・セット」とは、ClearPathの実現を支援するプロダクトとサー
ビスの総称です。
*「ASDF(Advanced Solution Development Framework)」とは、企業の経営戦略実現に直
結した、柔軟で進化できる情報システムの構築するためのフレームワーク(製品体系)です。
- 商標、登録商標
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- Solarisは、米国サンマイクロシステムズ社の商標です。
- Software through Picturesは、米国Interactive Development Environments社の米国での登録商標です。
- その他記載の社名、商品名は各社の商標または登録商標です。
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