ソリューション&コンサルティングの日本ユニシス

2012年9月18日

日本ユニシス
国内初、購買/調達部門専用の分析ソリューション
「eBuyerBrains®(イーバイヤーブレイン)」を販売開始〜 企業の購買/調達部門における分析業務や意思決定業務を強力に支援。
購買関連情報の一元管理も実現。 〜


日本ユニシス株式会社(本社:東京都江東区、社長:黒川 茂、以下 日本ユニシス)は、国内初となる、購買/調達業務に特化した分析ソリューション「eBuyerBrains」の販売を開始しました。

「eBuyerBrains」は、今まで購買実績データの「見える化」にとどまっていた分析ツールの範囲を超え、品目の査定購買、カテゴリごとの原価低減のためのネタ探し、品目集約、サプライヤーマネジメントなど、購買/調達部門が行うべき分析業務や意思決定業務を強力に支援するソリューションです。

購買関連の情報を全て一元管理しているため、担当者間や部門間での情報共有も可能になります。また、調達先評価、戦略立案支援、品目のコスト査定、類似品の集約、カテゴリごとの実績分析、関連情報の共有など、購買/調達部門が必要とする分析業務を幅広くカバーしています。

近年、円高、災害、景気低迷などにより製造業各社が売上拡大に苦労している中、購買/調達部門の原価低減活動への期待が大きく高まっています。経営トップによるこの期待は、今後もますます大きくなると予想されます。しかし市場には、購買実績を分析するため汎用的なBI(Business Intelligence)ツールは存在していますが、コスト査定やサプライヤーマネジメントなど、購買/調達部門の専門的な分析業務の全般をダイレクトにサポートすることができる専用分析ツールは存在しないというのが現状です。

そこで日本ユニシスは、カテゴリに分類した品目情報と、サプライヤーに関する各種情報を一元的に管理し、見積のコスト査定や、サプライヤー評価などを実現する購買/調達部門専用の分析ツール「eBuyerBrains」を開発し、販売を開始しました。

購買/調達部門の意思決定には多くの情報が必要となりますが、それらの情報はさまざまな場所に点在しているケースが多く、データを活用するどころか、必要な情報を探し出すだけでも多くの時間や手間がかかります。「eBuyerBrains」は、社内に点在する購買/調達部門に必要な情報を、品目カテゴリ軸、サプライヤー軸で整理して格納し、分析業務や意思決定業務の効率化を実現します。

「eBuyerBrains」の概要図と主な機能は、以下のとおりです。

■ 「eBuyerBrains」の概要図

「eBuyerBrains」の概要図

※画像をクリックすると拡大表示(pdf資料、529.07KB)されます新規ウィンドウ

■ 「eBuyerBrains」の主な機能

機能 概要
品目検索 品目カテゴリ別の管理属性を検索項目として、検索します。検索結果には品目情報だけでなく、見積内訳情報も表示できます。また、添付されている図面や仕様書などのドキュメントファイルも閲覧できます。
比較機能 検索結果から選択した数品目を横並びにして比較します。1つの品目を軸に異なる値が入っている項目は背景色をつけてハイライト表示します。その際、数値項目の場合は数値の大小で異なる色をつけ、コストや仕様の差をわかりやすく比較できるようにします。
サプライヤー検索機能 サプライヤー基本情報で管理している数十項目から検索条件指定を行い、サプライヤーを検索します。さらに検索結果から、そのサプライヤーに関する購入実績情報、不具合情報、納入遅延情報、面談情報、その他各種ドキュメントを確認することができます。
グラフ出力機能 品目検索の結果一覧や、サプライヤー検索の結果一覧の情報をもとに各種グラフを出力します。出力できる主なグラフは、折れ線グラフ、棒グラフ、円グラフ、散布図、レーダーチャート、バブルチャートなどです。検索結果にある項目からX軸/Y軸などを選択し、任意のグラフを表示可能です。X軸に重量、Y軸に単価を選択した散布図を出力し、仕様に応じた適正コストになっているかを査定したり、複数のサプライヤー評価項目によるレーダーチャートを出力し、サプライヤーレポートの作成をするなど、分析業務をサポートします。
カテゴリ別グラフ出力機能 カテゴリ別に集計した値を使った各種グラフを作成します。マネジメント視点で品目カテゴリごとに傾向の把握や、経年推移の確認を行います。
お気に入り機能 ある条件での検索結果や出力グラフなどを定常的に利用する場合は、一連の手続きをお気に入り登録しておき、ワンクリックで表示することができます。利用者ごとにニーズが異なるため、個別のお気に入り設定ができます。
ダッシュボード機能 一つの画面に、複数のグラフや一覧表を表示させるダッシュボード画面を設定できます。ダッシュボード画面利用者ごとに表示させるグラフや一覧を設定できます。
ダウンロード機能 検索結果をCSVにダウンロードすることができます。Excel等でのレポート編集を可能にします。
スキーマ定義機能 企業ごとに異なる品目カテゴリや、品目の管理属性、見積内訳項目に対応するため、DBのスキーマ定義シートをロードすることで、DBのテーブルを自動構成する機能です。これにより、迅速なシステム立ち上げや、スパイラル型のシステム構築が可能です。

「eBuyerBrains」の価格は、ユーザ数無制限で1500万円(税別)です。今後3年間で20ライセンスの受注を目指します。

日本ユニシスは、既に販売している購買業務フローとEDI(電子データ交換)で電子見積/電子発注を実現する購買業務ソリューション「eProT®」、「eProT Lite」や、サプライヤーへの一斉調査業務を支援するBtoBのWebアンケートツール「eSupplierStation®」などと共に、企業の購買/調達業務を広い範囲で支援するソリューションの強化を続けていきます。

なお、「eBuyerBrains」の開発にあたっては、株式会社日本能率協会コンサルティング(本社:東京都港区、社長:浅野 隆、以下 JMAC)の一部協力も仰ぎ、購買業務に即した機能開発を行っています。今後JMACは、「eBuyerBrains」を活用した購買業務コンサルティングを行っていく予定です。

以上

商標、登録商標
  • eBuyerBrains、eProT、eSupplierStationは、日本ユニシス株式会社の登録商標です。
  • その他記載の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。
関連資料
関連リンク

※掲載のニュースリリース情報は、発表日現在のものです。その後予告なしに変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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