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2012年6月20日
日本ユニシス株式会社(本社:東京都江東区、社長:黒川 茂、以下 日本ユニシス)は、「空気が読めるコンピュータ」の実現に向けたプロジェクト第4弾として、本日からソーシャルゲームサイト「日本人検定」をFacebook上にオープンします。
2010年9月24日にスタートさせた「空気が読めるコンピュータをつくろう」プロジェクト(URL:http://omcs.jp/)では、人間がコミュニケーションを図るときの前提として共有している常識的な背景知識や感覚(以下 コモンセンス)を活用することで、将来的に「適切な時に適切な知識・言葉を使える、人間のように空気の読めるコンピュータ」の実現を目指して、日本ユニシス、株式会社電通、MIT(米国マサチューセッツ工科大学)メディア・ラボ(注)が協働で研究を進めています。
今回開始する「日本人検定」ゲーム(URL:https://apps.facebook.com/nihonjin_kentei/)は、第1弾「ナージャとなぞなぞ」(連想ゲームを通じて参加者からコモンセンスを収集するサイト)、第2弾「Poi bot(ポイボット)」(ひとり一人の特徴を踏まえて、その人らしいつぶやきを自動生成するロボットサイト)、第3弾「サーシャとプレゼント探し」(コモンセンスとソーシャルメディアを活用し、贈るものを一緒に考えてくれるサイト)に続く、第4弾となります。
このサイトでは、参加者に対して一連の穴埋め形式の問いが提示され、それらの回答からその人の「日本人レベル(1,000点満点のスコア)」を評価して参加者にフィードバックされます。各問いにはあらかじめ決められた正解はなく、「日本人レベル」はすべての参加者の総意で決まります。例えば、「夏には、よく〔 〕を食べる」という問いに対して、〔スイカ〕という回答が最も多かったならば、〔スイカ〕と答えた人に高い配点を与えます。また、参加者がFacebook上の知り合いと、互いのスコアや回答内容を共有して楽しめる仕掛けも組み入れています。
この検定ゲームを通じて参加者から得た回答は、日本の文化・社会通念や日常に関するコモンセンスとして収集され、それらは「空気が読めるコンピュータ」の貴重な知識となります。人間のものごとに対する考え方や感じ方を踏まえて、適切に応える能力を備えたコンピュータの実現には、膨大な数のコモンセンスが必要です。
日本ユニシスは、今回の第4弾プロジェクトや第1弾プロジェクトの運営など一連の活動を通じて、コモンセンスの収集を進めると共に、「空気が読めるコンピュータ」実現の核となるテクノロジーを開発していきます。近い将来、Eコマースの顧客接点でのサービス向上や新しいエンターテイメントサービス、機械の賢いインタフェースの実現など幅広い分野で、「空気が読めるコンピュータ」を応用していきます。
以上
■ プロジェクト第4弾 「日本人検定」のサイトイメージ
サイトオープン:2012年6月20日(URL:https://apps.facebook.com/nihonjin_kentei/)
※掲載のニュースリリース情報は、発表日現在のものです。その後予告なしに変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。
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