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2011年6月27日
兼松株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:下嶋政幸、以下兼松)と日本ユニシス株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:籾井勝人、以下日本ユニシス)は、2011年1月から大阪府の提案により、電気自動車(EV)向け充電インフラシステムの相互連携に向けた開発を進めて参りましたが、今般、両社の異なるシステム間での相互認証が完了致しました。これにより、京都府に設置している兼松の充電器と大阪府と神戸市で構築している「おおさか充電インフラネットワーク(注1)」の充電器、あわせて34基について6月27日から一枚のカード*で相互に利用可能となりました。
(*兼松の発行する「VOLTAカード」ならびに「おおさか充電インフラネットワーク」の会員カード)
大阪や神戸に設置されている「おおさか充電インフラネットワーク」の急速充電器から、名神高速道路吹田SA上りの急速充電器を経由して、京都の名神高速道路南インターチェンジ近くの急速充電器が一枚のカードで利用可能となり、EVによる京阪神間の広域移動がより便利になり、関西広域での利用シーンは更に広がっていきます。
兼松は、EV用充電インフラ事業の立ち上げに取り組むプロジェクトチーム「VOLTA」を組成し、充電器の利用にかかる認証・課金システム、携帯端末を利用した充電器位置情報の配信や充電器の予約制御等を可能にするシステムを開発し、京都をはじめ各地で実証実験を行っております。今回の相互認証の対象(注2)となるのは京都府内の2基の急速充電器と2基の普通充電器、および大阪府内の2基の普通充電器になります。兼松は今後、京都・大阪での急速充電器のネットワーク化をさらに推進し、EVユーザーの利便性向上に努めて参ります。
日本ユニシスは、EV・プラグイン ハイブリッド車(PHV)向け充電インフラシステムサービス「smart oasis®(スマートオアシス)」を開発し、大阪府をはじめとした自治体やガソリンスタンドなど国内各地の社会実証実験への提供を行い、他社に先駆けてサービス展開しています。今回の相互認証の対象となるのは「おおさか充電インフラネットワーク」に接続された25基(大阪府内23基、神戸市2基)の急速充電器と3基の普通充電器になります。
今後も、両社は、相互システムが保有する「充電器の予約機能」や「充電器の満空状態情報」、「充電器の利用履歴情報」等に関するシステム連携を順次実現し、両システム連携の高度化を図っていくこととしています(連携概念図参照)。 両社と大阪府は、これからもEVとその充電インフラの利便性を高め、より広域への展開を図りつつ、EVの普及を様々な角度からサポートし、低炭素社会の構築はもちろんのこと、EVビジネス振興の一助となるプロジェクトを推し進めて参ります。
■兼松と日本ユニシスのシステム連携概念図
以上
※掲載のニュースリリース情報は、発表日現在のものです。その後予告なしに変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。
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