![]() |
2011年6月15日
クルマの環境負荷軽減活動をテーマに、関連する業界団体・企業と産学連携で研究を進めている「自動車アフターマーケット高度化コンソーシアム(以下 コンソーシアム)では、法人業務車両の「燃費」「事故」「CO2」を削減するソフト「ピースケ@燃費」をコンソーシアム参加企業と共同開発しました。
本ソフトは、大学発ベンチャーの株式会社早稲田環境研究所と株式会社地球健康クラブが産学連携で開発しました。コンソーシアム活動の一環として、本ソフトを多くの業務車両を保有する企業・団体向けに販売し、コンソーシアムのテーマの一つであるクルマの環境配慮行動につなげていきます。
環境分野において、改正省エネ法の施行に伴い対象となる企業はモニタリングを始めとして、様々な取り組みをしています。LED化の促進、またはスマート・グリッド等の研究においても国の環境対策に沿う形で各種取り組みが行われています。しかしながら多くは電力をベースにしたものであり、環境負荷が高いクルマ分野においては、排ガス規制はあるものの省エネへの取り組みが大きく遅れている現状にあります。このような中、多数の業務車両を保有する企業は、ドライブレコーダー導入のための初期投資を躊躇する傾向がみうけられ、管理部門もドライバーが記入した運行管理台帳のデータ化作業など、業務負荷が高まっています。また、具体的な指導・情報不足からエコ安全ドライブの取り組み方を思案されている企業が多く存在します。こうした環境問題の観点と企業の実態を鑑み、コンソーシアムでは、「ピースケ@燃費」を開発しました。
特に今回の東日本大震災以降、計画停電の実施、ガソリン不足等、いろいろな経済負荷が生じています。ガソリンに関しては原油高にも左右され、今後企業においては広い分野において節電と省エネに取組む必要があります。今回リリースする「ピースケ@燃費」は、「SAVE THE ENERGY」をテーマに多くの企業に広げていく予定です。
日本ユニシス株式会社は、自社のドライブレコーダーを活用したクラウド型「無事故プログラムDR®(注)」サービスのオプションとして、本製品を「燃費管理サービス」として提供します。本サービスをドライブレコーダー導入の入門編として提供することで、燃費と事故の相関関係の解析を早稲田環境研究所と産学連携で進め、学術的データからのレポート提供等、他社のドライブレコーダーとの差別化商品として位置づけ拡販を展開していきます。
なお、本製品の発売に併せて、コンソーシアムでは販売委託代理店も募集します。
■「ピースケ@燃費」の主な特徴とサービス概要
本製品は、ドライバーが給油やオイル交換等の整備を行った際に、燃料などの情報を携帯で入力することにより、管理部門は燃費削減のみならず車両のコンディションやドライバーのストレス・チェックを行い、ドライバーと管理部門が一体となって、CO2と事故の削減を進めていくものです。
■「ピースケ@燃費」のシステム概要図
以上
【各社の本社所在地ならびに代表者名】
【自動車アフターマーケット高度化コンソーシアム】
自動車リサイクル部品の利用促進、環境に配慮した整備の実践促進など、自動車アフターマーケットの高度化を図り、循環型社会・低炭素社会の構築に向けた取り組みを、産学官連携体制で推進することを目的に設立されました。コンソーシアムは、早稲田環境研究所、日本自動車リサイクル部品販売団体協議会グリーンポイントクラブ、地球健康クラブが幹事会を務め、整備業界、ソフト開発会社などが会員、オブザーバーとして官公庁や各業界団体、地域生協などで組織されています。
※掲載のニュースリリース情報は、発表日現在のものです。その後予告なしに変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。
[ Back ]
|