ソリューション&コンサルティングの日本ユニシス

2010年6月16日

日本ユニシス
IaaSサービスに新ラインアップ
「ICTファイル共有サービス」と「ストレージクラウドサービス」の提供開始

〜 独自ネットワーク技術を活用した、柔軟なストレージ環境を実現 〜


本文

   日本ユニシス株式会社(本社:東京都江東区、社長:籾井 勝人、以下 日本ユニシス)は、IaaS(Infrastructure as a Service)(注1)サービスの新しいラインナップとして、お客さまのイントラネットの延長としてストレージが利用できる「ICTファイル共有サービス」を7月1日から提供開始します。

   日本ユニシスは従来から、サーバー、ストレージ、ネットワークのリソースを月額利用できるIaaSレイヤ(層)のクラウドサービス「ICTホスティングサービス」を提供していますが、今回提供の「ICTファイル共有サービス」は、ストレージのみを利用したいという要望に応じた新しいサービスとなります。
   併せて、IaaSレイヤへの新たな付加サービスとして「ストレージクラウドサービス」の提供も同時に開始します。

■日本ユニシス IaaSサービス 全体図

日本ユニシス IaaSサービス 全体図

   両サービスの内容は、以下のとおりです。

■ICTファイル共有サービス(メインサービス)

本サービスは、日本ユニシス独自のネットワーク技術を駆使し、お客さま指定のIPアドレス設定とネットワークアドレス変換(NAT)(注2)のない接続が可能であり、Active Directory®などで社内システム認証を実施しているお客さまも、イントラネットの延長としてストレージの利用が可能になります。

この技術は、クラウド上にイントラネット内のシステムを実現するための画期的なネットワーク技術であり、日本ユニシスのクラウドサービス環境のみ実現されています。
またアンチウィルス機能とログ機能が装備されているため、安全・安心にご利用いただけます。

「ICTファイル共有サービス」の価格は、基本料金 月額27万円(税別)、1TBあたり月額14万円(税別)からです。

■ストレージクラウドサービス(付加サービス)

本サービスは、IaaSレイヤの「ICTホスティングサービス」と「ICTファイル共有サービス」に付加可能なサービスです。企業が自社で社内システムを開発する場合、ストレージに対して多様な要件を持っていますが、これまでのクラウドサービスでは十分に対応できていませんでした。また、これまでのクラウド内ストレージサービスでは、クラウド上のストレージの可用性に不安があるという課題もありました。
日本ユニシスは、このような課題に対応するため、多用途ストレージとデータストア(データ保管)サービスの提供を開始します。

多用途ストレージは、大容量ストレージ、高速ストレージ、書き換え防止ストレージ、の3種類のサービスを提供します。
データストアサービスはデータのバックアップ領域を提供するサービスであり、同一iDC内・別拠点iDC間を選択できるほか、秘密分散技術を用いてデータを暗号化した上で、分散保管する方式など4種類のサービスを提供します。

「ストレージクラウドサービス」の価格は、大容量ストレージ500GB月額4万円(税別)からで、データセンター間・秘密分散リモートデータストアサービス100GB月額35万円(税別)からです。

  1. 多用途ストレージ 

    サービス名 概要
    大容量ストレージ バックアップデータや画像データなど大容量データの保存に対応した低価格ストレージ 。
    高速ストレージ 大量データのバッチ処理やデータ検索など高速なアクセスを要求されるデータベースやアプリケーションのインストール領域に適している。日額での提供 。
    書き換え防止ストレージ 一度書込んだデータは変更不可となる。
    書換え不可で安全・堅牢に長期間保管することが求められる監査データ、証跡ファイルなどの保存領域に適している 。

  2. データストアサービス 

    サービス名 概要
    iDC内・
    データストアサービス(*)
    東京iDC内の別筐体ストレージにデータのバックアップを行う。複数世代のバックアップ保存が可能 。
    iDC間・
    リモートデータストアサービス(*)
    東京以外のiDC拠点のストレージにバックアップを行う。別iDC拠点のストレージでは、1世代分のフルバックアップを保存 。
    iDC内・
    秘密分散データストアサービス
    データを暗号化し、東京iDCの異なるストレージ筐体に3分散して保存 。
    iDC間・
    リモートデータストアサービス
    データを暗号化し、3つのiDC拠点に3分散して保存 。
    (10月1日提供開始予定)

    (*)「ICTホスティングサービス」と「ICTファイル共有サービス」の両方に付加可能なサービスです。

■日本ユニシス IaaSサービス 新メニュー概要図

ICTファイル共有サービス       ストレージクラウドサービス

   日本ユニシスは、今後もICTサービスメニューを充実させ、お客さまのニーズに対応するクラウドサービスに一層注力していきます。

以上

注1:IaaS(イアース:Infrastructure as a Service) 
コンピューターシステムを構築および稼働させるための基盤(仮想マシンやネットワークなどのインフラ)そのものを、インターネット経由のサービスとして提供するものです。日本ユニシスはIaaSレイヤのクラウドサービスとしてIaaSサービスを提供しています。

注2:ネットワークアドレス変換(NAT) 
プライベート IP アドレスを、インターネットに接続するときにだけグローバル IP アドレスに変換する技術です。パブリッククラウド内のネットワークと、企業内のネットワーク(イントラネット)を接続する際にもNATが行われます。


注釈/リンク

[ Back ]