ソリューション&コンサルティングの日本ユニシス

2010年3月11日

日本ユニシス
「手ぶら」で「懐かしさ」を感じる観光支援サービスを検証
拡張現実で観光客の満足度を高め、観光地に人の流れを作るサービスを目指す

〜 「東京ユビキタス計画・銀座」に参加 〜


本文

  日本ユニシス株式会社(本社:東京都江東区、社長:籾井 勝人、以下日本ユニシス)は、「東京ユビキタス計画・銀座」(注1)に参加し、2010年3月15日(月)から3月19日(金)まで、ユビキタス技術や拡張現実(Augmented Reality:AR)(注2)技術により「手ぶら」で銀座の「懐かしさ」を感じられる観光支援・店舗情報配信サービスを検証します。

  銀座には名所・旧跡やランドマークなど多くの見どころがあり、落ち着いた感じの老舗から最近話題のカジュアルな店まで様々な店舗があります。店舗の入れ替わりも激しく、今では見ることのできなくなった歴史的な事柄や時代を象徴する出来事も数多くあります。例えば、戦後の復興期の米軍占領、高度成長期の路面電車と巨大な看板、バブル時代の情報誌など、団塊世代には懐かしく、若者には新しい情報が多くあります。

  本サービスでは、指先一つで懐かしい銀座へ戻った感覚が味わえる「タイムトラベルナビ」を提供します。江戸・明治・大正・昭和・平成と時代ごとの銀座の街並みを、現実と重ね合わせて見ることができ、関連する映画、テレビドラマ、小説、アニメ、歌謡曲なども楽しめます。ガイドブックにあるような文章・地図・写真だけでなく、スマートフォンを活用することで音声・音楽・動画なども併せて視聴することができます。

  さらに、インターネット上の最新の情報や口コミなどを併せて表示するので、懐かしい過去の情報だけでなく、現在の銀座の出来事や見どころを見逃すことがありません。また、店舗の雰囲気や価格帯などを表示するので、初めての店舗にも入りやすくなります。

  スマートフォンは、それを支える手とタッチパネルやボタンを操作する手が必要となるため、カバンや土産物を持つ街歩きの人たちにとって使いにくいものとなります。目の前の建物の名前や歴史、見どころを知りたい時に、手ぶらで操作するためのハンズフリー機器として、メガネ型ディスプレイやヘッドホンを用いた「ギンザメガネ」を提供し、使い勝手の向上を狙います。

  日本ユニシスは、街づくりや地域活性化、観光に対して継続的に取り組んでおり、このたびのサービスは、観光地の懐かしい情報や付加的な情報を提供し見どころを増やすことで新たな人の流れを作ることを狙っています。歴史的な観光資源や老舗店舗情報などが豊富な地方都市、観光地、商店街、ショッピングモールなどでの展開を考えており、導入を検討される観光地や商店街、コンテンツプロバイダーの方々にも、モニターとして体験可能です。

以上

注1:東京ユビキタス計画・銀座
「東京ユビキタス計画」では、先端技術をまちづくりに活用し、地域振興や産業振興、観光振興を図るとともに、ユビキタスID技術(※)の実用化を目指しています。  http://www.tokyo-ubinavi.jp/

※「場所」や「もの」に世界唯一の番号(固有のID)を付け、コンピュータが自動認識することにより、現実世界と仮想空間を結び付ける最先端の技術

注2:拡張現実(Augmented Reality: AR)
現実環境にコンピュータを用いて情報を付加提示する技術、および情報を付加提示された環境そのものを示す。

注釈/リンク

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