2009年10月6日
日本ユニシス、富士ソフト
SharePoint Server 2007における文書管理システム構築サービスで協業
〜 文書登録を容易に行う、クライアントモジュール・複合機連携モジュール提供開始 〜
本文
日本ユニシス株式会社(以下 日本ユニシス)と富士ソフト株式会社(以下 富士ソフト)は、マイクロソフト株式会社(以下 マイクロソフト)の「Microsoft® Office SharePoint® Server 2007」(以下 SharePoint Server 2007)におけるEnterprise Contents Management(以下 ECM)機能を活用した文書管理システム構築サービスを提供し、両社による協業を開始します。
現在、内部統制、また業務の効率化やコスト削減などの観点から、官公庁から企業まで、紙文書の電子化、またナレッジマネジメントによる業務効率化を目的とした文書管理が注目されています。
本サービスでは、SharePoint Server 2007における文書管理に最適なサイト構築と、クライアントモジュールと富士ゼロックス社製複合機「ApeosPort®」の連携モジュールを提供します。これにより、クライアントPCからの電子文書の登録、複合機からの紙文書のスキャニングデータの登録を容易に行えるようになり、SharePoint Server 2007のサイト上で様々な文書を属性情報で管理しながら、効率的に共有できる文書管理システムを実現します。
文書管理システム構築サービスの特徴は、下記のとおりです。
- SharePoint Server 2007のドキュメントライブラリーの機能を活用したサイト構築
- 簡易ワークショップによるコンテンツのカテゴライズとドキュメントライブラリーの構成の決定
- ドキュメントライブラリーの属性情報(列)の活用
- SharePoint Server 2007検索結果のカスタマイズ
- クライアント文書登録モジュールの提供
- ユーザの投稿権限のあるドキュメントライブラリーを自動的に表示し、文書及びその属性情報をドラッグアンドドロップで登録できるクライアントアプリケーション
- Windows Presentation Foundationによる高度な操作性を実現
- 富士ゼロックス社製複合機 ApeosPort連携モジュールの提供
- 富士ゼロックス社Apeos IntegrationPlus SDKを活用し、ApeosPort-ⅢとSharePointの連携を実現
- 複合機付属の外部アクセス画面にユーザの投稿権限のあるドキュメントライブラリーを自動的に表示し、スキャニングデータとその属性情報を直接登録することができる。
- スキャニングデータ(PDF)のWindows Rights Management Servicesによる暗号化
- スカイコム社SkyPDF for SharePoint Server 2007によりIRM権限が附与された SharePoint Server 2007 ドキュメントライブラリーへ登録。ダウンロード時にWindows Rights Management ServicesによりPDFを暗号化することも可能。セキュリティ向上を実現。
なお、クライアントモジュールと複合機連携モジュールは、ユーザインターフェースを標準化しており、同一のユーザビリティで利用できるようになっています。
※各モジュールは、構築サービスに組み込み提供するもので、販売はしておりません。
本サービスについて日本ユニシスは、SharePoint Server 2007文書管理システム構築を担当し、富士ソフトは、関連モジュールの提供及びその適用・カスタマイズに関するサービスを提供します。
両社は、これによりSharePoint Server 2007におけるECM分野でのソリューション開発において協業を開始し、年間20社への提供を目指します。
また両社は、富士ゼロックス株式会社、株式会社スカイコムとも連携し、複合機、PDF化ソリューションによりSharePoint Server 2007における更なる文書管理システム適用を拡張していきます。
【SharePoint Server 2007文書管理システム構築サービス概要図】
■各社の役割
- *日本ユニシス
- SharePoint Server 2007と各社が提供する製品のシステムインテグレーション。SharePointServer 2007のECM機能を補完するツール及び、各製品のインターフェースをもつインテグレーションコンポーネントの企画開発。
- *富士ソフト
- SharePoint Server 2007 ApeosPort-Ⅲ連携モジュールの開発、及びSharePoint Server 2007のSI・開発支援。
- *富士ゼロックス
- 複合機「ApeosPort-Ⅲ」と連携フレームワーク「Apeos iiX」の技術支援、技術情報の提供。
SharePoint Server 2007とApeosPort-Ⅲの連携開発に必要なSDK「Apeos IntegrationPlus」の企画開発。
- *スカイコム
- SharePoint Server 2007のIRM(Information Rights Management)機能と連携したPDFの生成及び暗号化を行う「SkyPDF for SharePoint Server 2007」の技術支援、技術情報の提供。
- *マイクロソフト
- SharePoint Server 2007における技術支援、技術情報の提供。
■各社の本社所在地ならびに代表者名
- *日本ユニシス株式会社
- 本社:東京都江東区、代表取締役社長:籾井 勝人
- *富士ソフト株式会社
- 本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:白石 晴久
- *富士ゼロックス株式会社
- 本社:東京都港区、代表取締役社長:山本 忠人 氏
- *株式会社スカイコム
- 本社:東京都台東区、代表取締役社長:荒武 捷二 氏
- *マイクロソフト株式会社
- 本社:東京都渋谷区、代表執行役 社長 樋口 泰行 氏
以上
【エンドースメント】今回の発表に当たり、以下のコメントをいただいています。
マイクロソフト株式会社 エンタープライズパートナー営業統括本部 ストラテジックアライアンス本部
業務執行役員 本部長 杉山 昇 氏
マイクロソフト株式会社は、SharePoint Server 2007における文書管理システムソリューションの提供開始を歓迎致します。日本ユニシスのシステムインテグレーション能力、富士ソフトのApeosPort-Ⅲ連携モジュールおよびSI・開発支援能力により、複合機連携ソリューションの開発コストの削減やユーザビリティ・セキュリティの向上を実現し、お客様へ一体化したトータルソリューションを安心して導入いただけるものと期待しております。
今後も、3社は強固な協業を通じて、お客様へより良いソリューションをご提供していきます。
株式会社スカイコム 取締役営業本部長 金田 康則 氏
この度の「クライアントモジュール」「複合機連携モジュール」提供開始を心より歓迎いたします。弊社はMicrosoft SharePoint Server 2007のECM市場において、Microsoft Officeファイルと同様にPDFファイルに対しIRM権限付与を可能にする製品『SkyPDF for SharePoint Server 2007』をご提供しています。ECM市場において閲覧の自由性とセキュリティを両立するMicrosoft SharePoint Server 2007のご要望は高く、Microsoft Office以外のファイルも同様のIRM管理を希望されるニーズにお応えした『SkyPDF for SharePoint Server 2007』。当該製品連携により、更に価値あるMicrosoft Office SharePoint Server 2007ビジネスが加速することを期待しております。
- 【富士ソフト株式会社】
- 富士ソフトは1970年の創業以来、39年間、国内有数の独立系ITソリューションベンダーとして成長を続けています。2005年1月11日には、マイクロソフトのGOLD PARTNERに認定され、現在にいたるまで、マイクロソフト製品の導入から運用、教育支援まで行う総合サービスを通して、お客様の課題を解決して参りました。この度、独自に開発したモジュールをご提供するとともに、「SharePoint Server 2007」をはじめとしたWindowsサーバー環境で培った技術力と知識・ノウハウを組み合わせたトータルソリューションを提供して参ります。
- 【Microsoft Office SharePoint Server 2007】
- 「SharePoint Server 2007」 は、ポータル、検索、コンテンツ管理、ビジネス プロセス、ビジネス インテリジェンスの面で、新機能と強化機能が加えられています。エンタープライズ ポータル サーバーである 「SharePoint Server 2007」は、ビジネス プロセスの合理化を可能にし、使い慣れたデスクトップ アプリケーションおよびツールとの統合を通じて情報の共有を簡単にします。
- 【日本ユニシスの「SharePoint Server 2007」への取り組み】
- 日本ユニシスでは、「SharePoint Server 2007」の製品発表以前からマイクロソフト早期評価プログラムに参加し、「SharePoint Server 2007」のシステム構築に積極的に取り組んで参りました。2006年5月からは、「SharePoint Server 2007」に関する114項目にのぼる評価項目の検証を実施し、2006年11月15日から業界に先駆けて「SharePoint Server 2007」 構築サービス提供しました。その後、パートナー向け技術者育成プログラム(「SharePoint Server 2007 Technical Council」)や、早期立ち上げSIサービス「SharePointらくらくパック」の提供等を行い、現在では国内最大級のSharePoint Server 2007の構築実績がございます。
注釈/リンク
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