2009年9月3日
日本ユニシス
国内初 印刷セキュリティ強化・印刷コスト削減の利用型ICTサービスを提供
〜 プリンター印刷出力におけるセキュリティ強化・コスト削減を支援し、エコ対策にも貢献 〜
本文
日本ユニシス株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:籾井 勝人、以下 日本ユニシス)は、プリンター印刷出力の問題点「紙による情報漏えい、印刷コストの増加」などを解決するネットワークプリンターソリューションの運用を統合的に行う「 iSECURE®(注)(アイセキュア)プリント管理サービス」を本日より販売開始します。
企業が所有する機密情報、個人情報などに対する情報漏えい対策は、必須の管理策です。特に情報漏えい事件・事故件数が多い漏えい媒体が「紙媒体」であることは、多くの調査結果から明らかにされており、「紙媒体」へのセキュリティ対策を講じる必要性を求められています。しかし、多くの企業は「紙媒体」に対する情報漏えい対策が、不十分であると言われています。
「iSECURE プリント管理サービス」は、管理対象(クライアントPC)台数に応じた月額使用料金による利用型サービスとして提供します。利用型サービスとしては、国内初の紙媒体への印刷の制御ができるソリューションです。本サービスは、使用のプリンターメーカーを問わず、印刷制限をかけるセキュリティ強化機能、印刷コストを削減するための印刷制限機能、環境を考慮したエコ対策支援機能を提供します。
本サービスは、日本ユニシスの情報セキュリティサービスシリーズ「iSECURE」のSaaS型サービスと位置づけ、日本ユニシスのICT共通基盤に、株式会社インフィニテック(本社:東京都品川区、代表取締役社長:芳賀 紳 氏)の「PrintOne®」を搭載し、SaaS型サービスとして提供します。
「iSECURE プリント管理サービス」の特徴は、以下のとおりです。
- ネットワーク内に存在する全てのプリンター印刷業務の一元管理が可能
本サービスは、クライアントPC用の専用プリンタードライバーを提供します。現在使用している多種多様なプリンターメーカーを問わず複合機、レーザー、インクジェット、ドット、サーマル、プロッターなどを買い換えることなく、セキュリティ、コスト、エコの3つの視点を強化することが可能です。
- 印刷セキュリティ強化、印刷コスト削減、エコ対策を実現
セキュリティ強化の一例として、全ての印刷物に強制的に出所情報(PC名、ユーザ名、日時)を自動記載する機能(プリンターメーカーに依存しない)、誰が・いつ・どのようなファイルを印刷したかという記録(印刷ログ)を収集する機能を提供します。
印刷コスト削減では、カラー印刷を、指定部門だけ禁止する機能(強制モノクロ印刷機能)、印刷枚数を制限する機能、トナー制限機能など、平均20%〜50%以上の印刷コストの削減を可能とします。
さらに、無駄な印刷出力を抑止することで利用量、プリンター電力量の抑制に貢献し、エコ対策も実現可能となります。
- 多機能印刷機能によりエンドユーザーの利便性向上
編集機能の充実により、エンドユーザーの利便性が向上します。機能一例として、まとめ印刷機能によりExcel®やPowerPoint®など、異なるアプリケーション同士の合成ドキュメント作成が簡単に実施できるため、これまでの面倒な作業工程が大幅に削減可能となります。
- 利用型サービスにより、管理サーバーの自社管理が不要
本サービスは、月額使用料金制のため多額の初期費用はかかりません。また、管理サーバーの運用・保守などの負荷を削減します。例えば、管理対象(クライアントPC)台数の増加に伴う管理サーバーの増強、管理サーバーハードウェアの更新、ソフトウエアのパッチ管理などの継続的なメンテナンスなどの運用負担を大幅に軽減します。
- 紙媒体におけるセキュリティ対策およびコスト削減を目的としたコンサルティングサービスの提供
オプションサービスとして、プリンターの利用状況や紙の使用量の現状と紙媒体におけるセキュリティ対策の現状を調査し、コストとセキュリティの脆弱性の面から評価します。また、評価した結果の対応策と継続的に運用可能な体制構築や運用方法に関する支援を実施します。
■「iSECURE プリント管理サービス」概要図
■「iSECURE プリント管理サービス」概要説明一覧
本サービスの月額料金は、管理対象(クライアントPC)規模により価格が変動する「月額基本料金」と管理対象(クライアントPC台数)ごとに設定される「月額サービス料金」の合計となります。管理対象(クライアントPC台数)500台未満契約の場合、1台あたりの月額サービス料金は、300円(税別)の提供予定です。日本ユニシスは、本サービスを今後3年間で売上1億円を目指します。
以上
- 本サービスの販売開始にあたり、コメントをいただいています。
- 株式会社インフィニテック 代表取締役社長 芳賀 紳 氏
- 株式会社インフィニテックは、日本ユニシス株式会社のIDCセンターを利用した印刷一元管理対策「iSECURE プリント管理サービス」のリリースを心より歓迎いたします。
- 昨今の企業を取り巻く経営環境の大いなる変化の中、増加傾向にある印刷物によるセキュリティリスクへの対応や用紙やトナー経費の削減とエコ対策に対して、多くの経営者様は複雑化したITインフラへの投資策を強いられ続けています。
- 本サービスは、今後、ますます高まる統制強化とコスト削減の相反するお客様の要請に応えるソリューションと確信しており、企業の情報セキュリティ対策強化とコストダウンの双方を実現できるものとして、ICTサービスを組み合わせた新たなサービスの提供に大変期待しております。
- 最後になりますが、弊社のインフィニテック製品における長い経験が、本サービスのお役に立てることを大変嬉しく、また、感謝しております。
- 注:iSECURE
- 日本ユニシスが提供するセキュリティサービス、セキュリティ製品、ICTセキュリティサービスなどの総称です。日本ユニシスでは、お客さまのセキュリティ向上のため、セキュリティ・コンサルティングサービス、セキュリティ製品の販売、実装、保守サービスからICTセキュリティサービスまで、お客さまのご要望に応じたサービスおよびセキュリティ製品のご提供をしております。
■セミナーのご案内■
「iSECURE プリント管理サービス」を下記のセミナーで紹介します。
●第3回セキュリティセミナー
- 開催日時:2009年9月10日(木)14:00〜17:00
- 開催場所:日本ユニシス本社(豊洲) 6階セミナールームA
- お申込み:(終了しました)
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