ソリューション&コンサルティングの日本ユニシス

2009年4月7日

日本ユニシス・エクセリューションズ
金型製造工程スケジューリングシステム「工程meister™」を販売開始


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 日本ユニシス・エクセリューションズ株式会社(本社:東京都新宿区、社長:石原 邦夫、以下UEL)は、株式会社シー・アイ・エム総合研究所(本社:東京都目黒区、社長:片井 功氏、以下CIM総研)と共同開発した金型製造工程スケジューリングシステム「工程meister(コウテイマイスター)」を本日から販売開始します。

 金型業界の工程管理システムは、受注製造工程が一品一様であるために一般の生産管理システムとは異なる工程管理システムを導入しています。しかしながら従来の工程管理システムでは、複雑な製造工程に伴い工程の数値化といった事前準備作業の煩雑さや、導入後のシステムメンテナンスの負荷が高く、導入は大手企業に限られており、50名以下の企業が95%を占める金型業界では中小規模の企業でも導入できる管理システムが望まれていました。
 このような金型業界からの要望を受け、金型業界向けにCAD/CAMシステム「CADmeister®(キャドマイスター)」を提供しているUELと、大手金型メーカー向け工程管理システム「Dr.工程(ドクターコウテイ)」を開発販売しており金型用工程管理ノウハウを持つCIM総研の両社は、UEL顧客から要望を聞き取り調査し中小規模金型メーカーでの管理ニーズを整理、「工程meister」の共同開発を行いました。販売はUELが担当します。

 市場の主なニーズとしては、(1)操作が簡単である (2)専任担当者を置かなくても運用が可能 (3)金型工程別、担当別、機械別という多様な角度から負荷検討ができる (4)将来の拡張性を有する、などが挙げられます。

 工程meisterの主な特徴は以下の通りです。

  1. カレンダーに線を引くような簡単操作
    マウスでドラッグ&ドロップするだけでスケジュール立案が可能
    休日カレンダーを有し、スケジュール調整にも対応

  2. 作業進捗、負荷状況が簡単に把握できる
    工程別、担当別、機械別の作業負荷や進捗確認を一画面で把握できる簡単画面構成

  3. 複数ユーザーが同時に実績登録できる
    スライドバーを利用した簡単実績登録機能
    基本構成で5端末まで同時登録可能

  4. 管理範囲拡大に耐える拡張性がある
    業務拡張向けにCIM総研製「Dr.工程」へのアップグレードパスを用意

 工程meisterの価格は98万5千円(消費税別)です。2年間で100本の販売を目指します。
 UELは工程meisterを金型管理系システムの第一弾と位置付け、今後、設計管理、不具合管理などCADと管理業務の融合を目指します。

以上


注釈/リンク

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