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2009年3月25日

ユニアデックス
米ドットヒル社2.5インチドライブのRAIDストレージを販売開始

〜4GbpsのFC接続、最大96ドライブ28.8TBの大容量をカバー〜


本文

 ユニアデックス株式会社(本社:東京都江東区、社長:高橋 勉、以下 ユニアデックス)は、米ドットヒル社(Dot Hill Systems Corp. 本社:米国カリフォルニア州カールスバッド)の低消費電力2.5インチドライブを搭載した新型ストレージ装置「2722 RAID(注1)ストレージシステム」の販売を3月26日から開始します。

 新発売の「2722 RAIDストレージシステム」は、小型で低消費電力の2.5インチドライブを採用、2U(注2)サイズの筐体に最大24ドライブのSAS(注3)を搭載可能なストレージシステムです。また4G(ギガ)bpsのFC(ファイバーチャネル)接続(注4)が可能、10,000rpmと15,000rpmのSASドライブを96ドライブまで接続し最大28.8テラバイトの大容量をカバーするほか、デュアルコントローラー(注1)の搭載で信頼性を求めるミッションクリティカルなシステムに最適なRAIDディスクストレージシステムです。

 またSASドライブの採用によりI/O処理性能で230,000 IOPS(1秒当たりのインプット/アウトプット処理)という高い性能を有し、従来の3.5インチドライブシステムと比較して130%の性能向上が図れます。また効率の良い電源ユニットの採用で、従来の2U 12ドライブシステムと比較して、34%の電力消費削減が可能です。

 新発売の「2722 RAIDストレージシステム」は、ビデオオンデマンドなどの高いI/O性能を必要とするシステムを求める新しい市場とともに、高性能、ミッションクリティカルな市場に最適なストレージシステムです。

 「2722 RAIDストレージシステム」の価格は、シングルコントローラー(注1)タイプ、1ドライブ72Gバイトのモデル、24ドライブの構成で 244万5千円(税別)からとなっています。

 ユニアデックスは、2003年から米ドットヒル社のストレージ製品の保守サポートサービスとロジスティックサービスを提供し、2008年5月には同社の販売代理店(マスターディストリビューター)としてドットヒルRAIDストレージを日本国内の販売店および顧客に全面的に提供してきました。今回の「2722 RAIDストレージシステム」の取扱で、エントリーからミッドレンジまでより多くの製品提供が可能となりました。



注1:RAID(Redundant Arrays of Independent Disks の略)
複数のハードディスクをまとめて1台のハードディスクとして管理する技術。RAIDコントローラー(制御装置)にはシングルタイプとデュアルタイプがある。
注2:U(ユニット)
米国電子工業会(EIA)で定めたラックと収納機器のサイズの規格。機器の幅は19インチ(482.6mm)、高さは1.75インチ(44.45mm)の倍数。1.75インチを1Uと呼ぶ。(2Uはその倍の3.5インチ)
注3:SAS(Serial Attached SCSI)
コンピュータに周辺機器を接続するためのインターフェース。アメリカ規格協会(ANSI)で規格化されているSCSI(Small Computer System Interface)規格の一つ。
注4:FC(Fibre Channel ファイバーチャネル)
コンピュータと周辺機器を結ぶためのデータ転送方式の一つ。

以上


注釈/リンク

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