ソリューション&コンサルティングの日本ユニシス

2008年11月19日

日本ユニシス
低コストの新SRMソリューション「eProT ™」を提供開始

〜 電子購買分野での豊富なノウハウを結集し、購買・調達分野におけるサービスメニューを充実 〜


本文

 日本ユニシス株式会社(本社:東京都江東区、社長:籾井 勝人、以下 日本ユニシス)は、インターネットを介した購買・調達業務を行う電子購買システムの構築を支援する電子購買構築ツール「eProT ™(イープロット)」の販売を11月19日から開始します。

 電子購買システムの分野は、90年代後半に、企業の購買・調達業務を効率化するSRM(Supplier Relationship Management)(注)への注目の高まりとともに欧米系の大手ERP(Enterprise Resource Planning)ベンダーが相次いで参入し、現在多くの企業がERPシステムの購買・調達業務モジュールを利用しています。しかし、多くのERPソフトウェアはユーザーごとにライセンス費用が発生することから、ERPモジュールを利用する企業では、多額のライセンス費用と保守費用の負担が課題となっています。
 さらに、電子購買システムは業界や企業に固有の商慣習に応じた個別の機能を求められることが多く、ERPなどの業務パッケージの標準機能だけで実務を行うことは困難なため、多額の開発費用を掛けてカスタマイズを行っているのが現状です。

 こうした課題に応えるため、日本ユニシスは、長年インターネットを介した電子商取引システムの提供により企業の業務改善を支援してきた経験と、その中でも購買・調達分野における多数の導入実績、およびそこで培ったノウハウを結集して、低コストで電子購買システム開発を可能にするツールeProTを開発しました。
 eProTは、ユーザーライセンスによる費用負担を意識せず、取引先との企業間電子商取引に必要な各種機能を実現できる電子購買構築ツールです。日本ユニシスでは購買・調達ビジネスに特化した専任組織を設けており、購買・調達業務に精通した専門コンサルタントやエンジニアが、eProTを用いたサービスを提供します。

 eProTの特徴は次の通りです。

  1. 電子購買に必要な業務機能を標準で実装
    企業の購買システムに必要な機能を標準で実装しており、用意されたシステム機能を参照しながら、容易に業務システムの構築が可能。
    【主な機能】ログイン認証、カタログ購買、ワークフロー、発注/受注、電子入札(見積)
  2. 個別ニーズに合わせたカスタマイズを前提としたアプリケーションフレームワーク(雛形)
    業界や企業固有のニーズに合わせた機能を組み込んでカスタマイズすることを前提にしているため、個別の業務仕様に柔軟に対応可能。
  3. 取引先とのコラボレーション機能のみを切り出した低コストのテンプレートを用意
    すでに購買業務(購買申請、見積依頼、発注など)がシステム化されている企業向けに、取引先とのコラボレーション機能だけに特化したテンプレート(「WEB発注・見積テンプレート」)も用意。これにより、既存の購買基幹システム画面や業務を変更せずにサプライヤとのコラボレーションサイトを構築可能。
  4. ユーザーライセンスによる費用負担が不要
    システム単位の費用体系のため、利用者数やトランザクション(取引処理件数)によるソフトウェアライセンス費用が不要。ツールの価格は開発・保守環境と本番環境を合わせて1システム 1,000万円。
  5. オープンな技術仕様「Microsoft® .NET Framework」を採用
    eProTで構築したアプリケーションは保守性・拡張性に優れており、TCO削減効果が期待できる。

 日本ユニシスは、企業のニーズに合わせたツールの選択と、コンサルティングサービスおよびシステム開発を組み合わせた低コストのソリューション提供により、今後も購買・調達分野の業務改善に貢献します。

 日本ユニシスはeProTの提供により、今後3年間で50社の電子購買システムの構築を目指します。

以上

注:SRM(Supplier Relationship Management)
企業が取引先との関係を戦略的にマネジメントしていくことで、設計から購買・調達にいたる業務全体を統合的に改善するための仕組み。


注釈/リンク

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