1998年2月23日
共同コンピュータサービス
証券投資情報システム稼働開始
〜 日本ユニシスのミドルウェア「SYSTEMν」を利用した初の企業情報システム 〜
新日本証券、和光証券、岡三証券および日本興業銀行の情報系システムの開発/運用を担う共同コンピュータサービス株式会社(社長=鷹野原 進 氏 東京都中央区新川1-28-24)では、証券投資情報システム「SAMMIT*注1 View(サミット ビュー)」が2月2日より本番稼働し、証券3社および興銀の営業店向けにサービスを開始致しました。
金融ビッグバンによってもたらされる新たな競争時代に対応するため、金融機関においては、多様化する業務処理を迅速に低コストで実現できる情報基盤の整備が急がれています。
共同コンピュータサービスでは、従来各社で構築していた情報系システムを集約し、コストを削減してユーザインタフェースを大幅に強化したクライアントサーバシステムへの再構築計画を掲げ、4社共同証券金融データベースを活用した証券投資情報システムの構築を進めてきました。
今回、日本ユニシス株式会社(社長=天野 順一 東京都江東区豊洲1-1-1 )の大規模広域分散システム基盤「SYSTEMν【nju:】」(システム ニュー)*注2を企業情報システムとして初めて採用し、最適な分散システム環境を構築しました。
「SAMMIT View」は、証券会社の営業マンが、容易に高度な情報活用ができるシステムで、パソコンから簡単な操作で株、債券、転換社債、為替など定型化した数値表、グラフ、銘柄選択情報などを共同コンピュータサービスに設置したサーバよりオンラインで取得し、銘柄の選択や営業推進資料として役立てることができるものです。これによってリテール営業の情報装備が一層強化されます。
「SAMMIT View」の特徴は、以下の通りです。
- 使い易さを追求
- Windows 搭載のPC採用により、高度な操作環境を提供
- 高速レスポンス・タイムの実現
- 数千台のクライアントに応答時間5秒以内を確保
- 最新技術「SYSTEMν」の採用
- ネットワークの効率を高める最適経路の選択を行い、サーバの負荷分散を実現
- 集約したデータベースを搭載した「Viewサーバ」、クライアントとの接続制御を行う「SYSTEMνサーバ」、各社営業マンが情報を取得するPCクライアントからなる3層クライアントサーバシステム構造を採用し、データ機能の分散を実現
使用機種は以下の通りです。
- UNIXサーバ「US1000」×4台(本番用)、「US120」×3台(ディジタルフィード゛、開発用)
- SYSTEMνサーバ「ユニシスPC SVD51668」×4台
- 注記
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- 注1:SAMMIT View
- Securities And Money Market Information Total service View
- 注2:SYSTEMν【nju:】:システム ニュー
- 日本ユニシスの異機種分散システム環境における企業情報基盤。 平成9年4月より販売開始。 クライアントサーバシステムが大規模になるに伴って発生する開発や運用管理コスト増、ネットワーク効率の低下、安全性/信頼性への不安などの問題を解決するため、分散オブジェクト技術などの最新技術を駆使したミドルウェア。
- 商標、登録商標
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- Windowsは米国Microsoft社の登録商標です。
- その他記載の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。
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