1997年1月28日
日本ユニシス
低価格のラックマウント型PCサーバー
「Aquanta GPR」販売開始
日本ユニシス株式会社(社長=天野順一 東京都江東区豊洲1-1-1)は、ビジネス市場に向けたPC「AQUANTA(アクアンタ)」に、低価格なラックマウント型PCサーバー「Aquanta GPR」3モデルを追加し、本日より販売を開始します。
クラスタリングなど信頼性可用性への要求とオフィスの省スペース化の要望に伴い、同一ラックに複数サーバーを格納できるラックマウント・サーバーの人気が高まっていますが、これまでのラックマウント・サーバーは4~6CPUモデルなどの高価格な製品に限定されていました。日本ユニシスは、これらの要望に応えてコストパフォーマンスに優れた2CPUモデル「Aquanta GPR」を追加しました。
「Aquanta GPR」は、CPUに「ペンティアム・プロ200MHz」、または最新の「ペンティアムII 266/300MHz」を採用し、最大2CPUまで搭載可能なSMPサーバーで、低価格ながら高い信頼性をもち、規模に合わせたPCサーバーの構成が可能です。
最大63GB搭載可能な外部ディスク、最大24本のDATによるバックアップを可能としたDATドロア、DLTドライブを2基搭載可能なDLTドロア、無停止電源装置(UPS)など様々なモジュールを36U(高さ1.75m)または19U(同1m)のラック内に設置でき、省スペースでありながら柔軟性および拡張性に優れた製品で、インターネット/イントラネット・サーバー、夜間バックアップ用サーバー等としての需要を見込んでいます。
「Aquanta GPR」の主な特徴と仕様は以下の通りです。
- 高速CPU「ペンティアムII 266/300MHz」、または「ペンティアム・プロ200MHz」を採用し、オプションで同種CPUを最大2基まで搭載可能です。
- キャッシュメモリはCPU内に256KB(ペンティアム・プロ)、または512KB(ペンティアムII)を内蔵しています。
- メインメモリは標準でパリティ機能付きECCメモリ32MB(DIMM)を実装し、最大512MBまで拡張可能です。
- HDDはUltra SCSI WIDEタイプ2GBを標準で搭載し、最大36GBまで拡張が可能です。
- OSにWindows NT Server 4.0(10クライアント・アクセスライセンス付)をプリインストール。また、インターネット・エキスプローラーなどウェブ・ブラウザを使用してサーバーおよびクライアントの稼働状況を監視できるシステム管理ツールとして「VisiNet(ビジネット)II」をプリインストールしています。
- 36Uラックの採用により、通常のオフィスエレベータに搭載して設置することができます。
「Aquanta GPR」のペンティアム・プロ搭載モデル本体価格は95万円。ペンティアムII搭載モデルは110万円より。本日より出荷を開始します。
*フォールトトレラントPCサーバーからノートPCまで、日本ユニシスがフルラインで提供しているPC「AQUANTA」は、個々の顧客が要求する仕様に沿って受注し、組み立て後の最終テストを経て納品する「BTCO(Build-To-Customer-Order)」方式と呼ぶ生産システムを採用しています。
以上
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