1999年12月17日
日本ユニシス
ASP建設プロジェクト情報管理サービス事業を開始
〜商用化サービス国内初、プロジェクトの規模を問わずインターネットで手軽に使用可能〜
日本ユニシス株式会社(社長=天野順一 東京都江東区豊洲1-1-1)は、2000年2月から開始するASP(アプリケーション・サービス・プロバイダ)事業『asaban.com(朝晩どっと混む)』の1メニューとして、建設プロジェクトにおける関係者間のさまざまな情報共有や指示、確認、報告などのコミュニケーション業務をインターネットを使って効率化しコストダウンを実現するサービス「ProjectCenter(プロジェクトセンター)」を、国内で初めて来年4月から提供開始します。 |
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建設プロジェクトにおける情報管理は、施主、設計者、ゼネコン、下請け業者、部材メーカーなど多数の関係者が、時間的にも地理的にも制約を受けながら、設計から施工、保守に至る各段階で必要な情報(図面、指示書、現場写真、議事録や確認履歴など)を効率的に共有し、セキュリティを確保しながら正確に伝達することが焦点となります。 しかし、工期に限りのある建設現場において、各プロジェクトごとに本格的なコンピュータシステムを導入することは、システム構築にかかるコスト面とそれに携わる情報システム運用技術者の人的負担の面から効率的とはいえず、敬遠されてきました。 |
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今回、日本ユニシスは、米国におけるインターネット技術を使った建設プロジェクト情報管理のホステッド・サービスとしてすでに多数の実績を持つブリックスネット社(BricsNet 本社=ニューハンプシャー州ポーツマス)との技術提携にもとづき、同社製の「ProjectCenter」を日本化し、11月9日に発表した日本ユニシスのASP事業『asaban.com』の1メニューとして、国内建設業界向けに建設プロジェクト情報管理サービス事業を立ち上げます。 |
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「ProjectCenter」は、ワークフロー機能やファイルの履歴管理機能に加え、さまざまなファイル形式の文書や写真、CAD図面などをビューアを介して共有する情報管理機能、および受け取った図面に赤線やコメントを入れる機能など建設プロジェクトに特化した利便性を提供します。 また、ユーザー側には特別なソフトウェアは不要で、ユーザーはインターネット接続されたPCから、パスワードなどのセキュリティ機能を介して本サービスを利用します。 さらに日本ユニシスでは、今後、日本独自に必要な機能を追加し、順次提供していきます。 料金体系は、建設プロジェクト内のユーザー数に応じた月額使用料金を設定します。 「ProjectCenter」により、建設プロジェクトの各関係者は、独自の情報管理システムを構築する必要がなく、プロジェクトの情報管理を行える環境を短期間に立ち上げることができ、工期に応じて必要な期間のみ安価で安全なサービスの利用ができます。 |
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日本ユニシスは、インターネットの普及に伴い、建設業界でもこのような形態での情報管理が進むと見ており、本サービスのリセラーを広く全国に募集し、3年間で10億円規模の売上を見込んでいます。 |
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