
ニュースリリース
1999年11月11日
日本ユニシス
ネットワーク環境下でのノンストップ・ファイルサーバ販売開始
〜柔軟で広範囲な情報アクセスを提供するネットワーク専用ファイルサーバ FS1006シリーズ〜
日本ユニシス株式会社(社長=天野順一 東京都江東区豊洲1-1-1)は、最先端のファイバーチャネル、RAID注1)及びクラスタリング技術を採用したネットワーク接続型ファイルサーバ『FS1006』シリーズを発表し、マルチサーバ環境下におけるストレージの統合、共有化および一元管理を必要とするマーケットを対象に広く販売を開始しました。
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近年のインターネット・電子メール等の普及によるデータ量が急増しているため、企業はサーバの増設やストレージの付加など大幅な投資を余儀なくされています。また、企業にとって重要な企業情報が分散化する結果を招き、その管理を一層困難にしています。
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このような状況の中で、日本ユニシスは、SAN注2)/NAS注3)分野のプロダクトとして、ストレージの統合化と情報の集中管理による安全性を高め、企業におけるTCO削減に大きな威力を発揮するソリューション『FS1006』シリーズを商品化しました。
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『FS1006』シリーズは7×24時間運用を可能にする耐障害性を有する一方、複雑なネットワーク環境下での運用に柔軟に対応すべく、WindowsNT環境、UNIX環境、Web環境、メインフレーム環境のプロトコルをサポートします。また、システム管理者のために7種のGUI(グラフィカルユーザインターフェース)画面を用意し、たとえばディスクドライブ増設ではごく簡単な操作をするだけで、数分で使用可能になるなど高い操作性を実現しました。 ディスク容量は、最小構成63GBから最大構成で1.1TBまで拡張可能です。
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『FS1006』シリーズの主な特徴は次のとおりです。
◎マルチプロトコルサポート |
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FS1006ファイルサーバはマルチプロトコルによるファイルシェアリングをサポートします。異なるオペレーティングシステム下のクライアントでも共通ファイルにアクセスすることができます。 サポート・プロトコル ・CIFS(Common Internet File System)/SMB(Server Message Block File Sharing) ・NFS(Network File System) ・FTP(File Transfer Protocol) ・HTTP(Hyper Text Transfer Protocol) ・NCP(Novell Netware) |
◎フェイルオーバ機能 |
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二つのノードからなるクラスタ構成によりフェイルオーバ機能を提供します。通常はそれぞれのノードは独立してネットワーク処理をおこない、一方のノードに障害が起こった場合、正常稼働しているノードが障害ノードの機能を肩代わりし、システム全体としての正常稼働が維持できます。 |
◎ミラーライトキャッシュ機能 |
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書き込みデータは両ノードのライトキャッシュメモリにコピーされます。一方のノードに障害が発生した場合は、他方のノードのライトキャッシュメモリからディスクに書き込まれるため、データは確実に保護されます。また、他方のキャッシュにコピーしたのち、直ちに書き込み完了としパフォーマンス向上をはかっています。 |
◎ダイナミックRAID機能 |
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ユニシスが独自に開発したダイナミックRAIDソフトウェアは、RAID0+1およびRAID5を採用しています。すべての書き込みデータはまずブロックプールと呼ばれるミラーディスク(RAID0+1)に書き込まれ、アイドル時にバックグラウンドでそのデータをRAID5アレイに移動します。これらの機能により高性能、高信頼性を実現しています。 |
◎バックアップ/リストア機能 |
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コンピュータ・アソシエイツ社製ARCserveプログラムにより、フルバックアップや差分バックアップが可能な自動スケジュールバックアップ機能に加え、下記オプションが使用できます。 ・オープン ファイル オプション ・ディザスタ リカバリー オプション ・チェンジャー オプション この機能により、データの安全性が確保されます。
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『FS1006』シリーズのシステム価格は1,300万から。日本ユニシスでは2年間で、同システムを200台販売する予定です。
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日本ユニシスでは今後も『FS1006』シリーズの充実を図り、柔軟で広範囲な情報アクセスを提供するネットワーク専用ファイルサーバとして、企業ネットワークシステムに役立ちたいと考えています。 なお、同シリーズは11月18日(木)日本ユニシス本社にて開催の『ネットワーク・ストレージセミナー』にて紹介します。
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注1)
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RAID: |
Redundant Array of Inexpensive Disksの略。ハードディスクなどの記憶装置を複数台用いてアクセスを分散させたり、パリティ等を付加させることにより、高速、大容量で信頼性の高いディスク装置を実現するための技術。 |
注2) |
SAN: |
Storage Area Networkの略。複数のサーバ/ストレージを高速なファイバ・チャネルで接続したストレージ専用のネットワーク。 |
注3) |
NAS: |
Network Attached Storageの略。ネットワーク(LAN)に直接接続されたストレージで、複数のクライアント及びサーバからのファイルアクセスを可能にする。 |
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記載の商品名は各社の商標または登録商標です。 |
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