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Foresight in sight

ニュースリリース

1999年11月10日

日本ユニシス
ネットワークハブ構築ツール『エンコネ(EnConne)』を販売開始

〜インターネット時代における 業務間・システム間連携の万能接続機能を提供〜


 日本ユニシス株式会社(社長=天野順一 東京都江東区豊洲1-1-1)は、本年4月に発表したソリューションコンセプト「OnNet Solution(オンネットソリューション)」に基づき、これを実現するプロダクトとして『エンコネ(EnConne:Enabler for Connection )』を本日より販売開始します。

 アウトソーシングや業務提携、合併、金融持ち株会社による統合等、金融ビッグバンにおける企業間連携が日常化している昨今、既存の情報システムと新しいオープンソリューションの相互接続性が経営戦略実践の重要な課題となっています。また、インターネット上のデジタル経済の進展に対応した情報システム構築のための新たなチャネル対応と24時間サービスも必須となりつつあります。
 しかし、オープン化されたソリューションシステムと勘定系に代表される既存システムや提携先他社システムとの接続に際しては、連携するシステムがますます多様化し、増加している環境にあって、連携プログラム開発、保守に膨大な手間とコストがかかってきているのが現状です。

 日本ユニシスでは、これらの問題を解決するために、オープン環境における標準的なインタフェースを持ち、基幹業務に要求される信頼性に耐え得る万能接続手段として『エンコネ』を提供します。
 同商品は、さまざまなシステム同士を結びつける際の接続アダプタの役割を果たす、いわばネットワークの"ハブ"の構築を支援するミドルウェアです。

 『エンコネ』の特徴は次のとおりです。
  1. PC、Webサーバ、ユニシス製汎用コンピュータ2200シリーズ、他社マシンなど、異なるプラットフォーム間を共通のインタフェースで接続可能とすることにより、既存システム資産との接続性を保証。
  2. IBM社製のMQシリーズやユニシス2200シリーズのICCP注1)、Web連携におけるWebLogic注2)など、さまざまな通信プロトコルをコンポーネントとして組み込むことで、通信規約を意識しないアプリケーション連携が可能。
  3. 非同期型通信だけでなく、同期型通信も提供。 窓口管理、タイマー監視、流量制御に加え、ルート制御、優先制御、エラー・リカバリ処理など、大量トランザクションを効率良く処理する機能も提供。
  4. 24時間365日稼働可能な運用形態を実現し、障害時はインタフェースの最終状況を管理することでアプリケーションと一体となったリカバリが可能。
  5. MQ、ICCP、Web連携など、ネットワーク状況のシステム運行監視や障害復旧オペレーションを一元化することが可能。

 同商品の稼働環境(インフラ)は以下のとおりです。
  ・SUN Enterpriseサーバ ・HP9000シリーズ ・WindowsNT対応機

 なお、『エンコネ』の価格は 一括使用料340万円から。 出荷開始は2000年4月を予定しています。
日本ユニシスでは、主に金融機関を対象として、同商品を今後3年間で、100社(200セット)に販売する予定です。


注1) ICCP ユニシス2200シリーズのトランザクションベースの外部接続プログラム。
注2) WebLogic 日本ビー・イー・エー・システムズ社のアプリケーション・サーバ構築用ソフト。
同社との販売提携に基づき、日本ユニシスからも本年11月より提供開始。
 * 記載の会社名、商品名は各社の商標または登録商標です。

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