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Foresight in sight

ニュースリリース

1999年10月20日

日本ユニシス
HMP LX5400シリーズではじめるオンネット・ビジネス

〜CLEARPATHサーバ LX5400シリーズを販売開始〜


 日本ユニシス株式会社(社長=天野順一 東京都江東区豊洲1-1-1)は、インターネット時代を迎えて経営環境や市場環境が激変するなか、企業システムがこれら変化に即応できる新しいプラットフォームとして『CLEARPATHサーバ LX5400シリーズ』を発表し、本日より販売を開始します。

 『CLEARPATHサーバ LX5400シリーズ』は、長い歴史の中で同社が培ったメインフレームとオープン・プラットフォームとして代表されるWindows NTのテクノロジが一体となった、これからの企業システムに求められる堅牢性とオープン環境に対する柔軟性を併せ持つインターネット時代のエンタープライズ・サーバです。

 インターネット時代の企業間競争において自社の優位性を発揮するためには、BtoB(企業間)およびBtoC(企業と顧客間)の局面で時々刻々と変わるビジネス環境の変化に対して、企業システムがスピーディかつスムーズに対応できることが望まれます。
 このような環境下、日本ユニシスでは、平成10年7月にHMP (Heterogeneous Multi Processing) NXシリーズを一新し、最上位機種の『NX5800』、中型機の『NX5600』、および小型機として『LX5000』シリーズをラインナップしました。以降、同シリーズの出荷は、現在およそ600セットにおよんでいます。また、本年7月には、企業の基幹システムとWindows NT向けに流通する多様なオープン製品を容易に統合できるミドルウェアとして、『ネットワークデータ統合システム』を、HMP NX/LXシリーズ向けに発表・出荷を開始しました。

 今回発表の『CLEARPATHサーバ LX5400シリーズ』全6モデルは、これまでのLX5000シリーズの最上位機種として位置付けられ、LX5000シリーズのラインナップを拡充するものです。

『CLEARPATHサーバ LX5400シリーズ』は次の特徴を備えています。

  ◎HMP環境を最大4プロセッサで実現
     最大4台までの超高速インテルPentiumプロセッサ(PentiumⅢ Xeon 500MHz)を、ユニシスのネーティブOSであるMCP/ASとWindows NTで、1対1、1対2、および1対3の構成に割り当てることができます。このことにより、一つのプラットフォームの中で、MCP/ASを中心に最大3プロセッサのWindows NTがそのサテライトとして稼働するシステムが構成でき、よりオープンで高度なHMP環境が実現できます。

  ◎Windows NTの可用性向上
     ユニシスが独自に開発したess(Enterprise Server Software)を標準搭載。essは、Windows NTの管理機能(esManagement Suite)、性能管理機能(esPerformance Suite)、または障害発生時の原因追及機能(esUptime Suite)などで、これらが相互に連携してWindows NTの可用性が大幅に向上します。

  ◎信頼性の向上
     電源の三重化やフェイル・オーバー(平成12年度上期予定)などプラットフォームの信頼性が向上しています。

  ◎新しいライセンス方式の導入
     Windows NTなどで既に採用されているCAL(Client Accesses License)方式をMCP/ASに適用したことで、ユーザは初期コストの低減が図られます。

  ◎ソフトウェアの充実
     日本ユニシスが開発したミドルウェア『ネットワークデータ統合システム』の基盤部分を標準装備。ビジネス・ニーズに応じて、基幹システムと連動するEDI、Mail、FAX、FAXOCR、および音声対応システムなどを早く容易に構築することができます。また、イントラネット、エクストラネット、およびインターネットに向けて、LX5400シリーズをWWW(Web)サーバとして利用できる『AtlasWebサーバ』、『NXWebCOMS』、およびマイクロソフト社のIISをWebサーバとして利用できる『PowerClient』など、インターネット時代に向けたソフトウェア製品が充実しています。

  ■販売モデル
    CALモデル :LX5410-40
:LX5420-80
:LX5430-128 
(40CALユーザモデル)
(80CALユーザモデル)
(128CALユーザモデル)
    Unlimitedモデル  :LX5410-UL
:LX5420-UL
:LX5430-UL
(無制限ユーザモデル)
(無制限ユーザモデル)
(無制限ユーザモデル)


  ■中央処理装置の構成
 
モデル 性能比 プロセッサ
 
メモリ
(B)
ディスク
(GB)
チャネル
SCSI Fibre NT NIC
(LAN,ATM)
MCP
D-Com
MCP NT 基本 最大 基本 基本 最大 基本 最大 基本 最大 基本 最大
LX5410-40 1.0 1 1-3 512M 4G 18x2 1 4 0 2 1 3 0 4
LX5410-UL 1.0 1 1-3 512M 4G 18x2 1 4 0 2 1 3 0 4
LX5420-80 2.0 1 1-3 512M 4G 18x2 1 4 0 2 1 3 0 4
LX5420-UL 2.0 1 1-3 512M 4G 18x2 1 4 0 2 1 3 0 4
LX5430-128 3.0 1 1-3 512M 4G 18x2 1 4 0 2 1 3 0 4
LX5430-UL 3.0 1 1-3 512M 4G 18x2 1 4 0 2 1 3 0 4


 『CLEARPATHサーバ LX5400シリーズ』の価格は入出力装置を含む小規模構成で月額52万円から。出荷は11月末からを予定しています。同シリーズの販売目標は、2年間で100システムです。

 なお、日本ユニシスでは今後も『CLEARPATHサーバ』シリーズの充実を図り、企業の基幹システムとして、またオープン・システムとしての両要件を備えた企業システムの構築に役立ちたいと考えています。

* 記載の商品名は各社の商標または登録商標です。

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