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ニュースリリース

1999年9月30日

日本ユニシス
統合企業情報システム基盤「SYSTEMν[nju:] 機能拡張版」販売開始

〜製品ラインアップ拡充とコストパフォーマンス向上〜


 日本ユニシス株式会社(社長=天野順一 東京都江東区豊洲1-1-1)は、異機種分散システム環境における次世代情報システム基盤として「SYSTEMν[nju:](システム・ニュー) Ver.3.3」の販売を、本日9月30日より開始します。

 SYSTEMν[nju:]は、分散オブジェクト技術の業界標準であるCORBA仕様に準拠し、ミッションクリティカルな基幹業務を分散環境で実現するための次世代企業情報システム基盤として、日本ユニシスが先進技術を駆使して開発したミドルウェアです。

 平成9年4月に販売開始したVer.3.0以降、企業情報システムを見据え、本格的な分散トランザクション機能など、実運用に耐えうる製品を提供してきましたが、このたび販売開始したVer.3.3では、さらに次のような特長があります

製品ラインアップの拡充
Ver.3.2で販売していたHA(High Availability)シリーズに加え、CF(Communication Foundation)シリーズを製品ラインアップに追加しました。
 CFシリーズは、トランザクション処理を伴わない業務システムに適用できる通信基盤を目的とした製品です。この製品により、お客様の分散した業務システムを容易にネットワーク統合することが可能になります。
 各シリーズ共に、WindowsNT、HP-UX、Sun SPARC Solarisに対応、お客様の業務量に合わせ、各プラットフォーム毎に6タイプ、計12種類(注1)の製品を提供します。
  (注1) CF2、CF5、CF10、CF20、CF50、CF100、HA2、HA5、HA10、HA20、HA50、HA100の12種類。
(CFn/HAnのn=マルチスレッド数:同時に処理要求を受付けられる数)

可用性・運用容易性の向上
SYSTEMν[nju:]を基盤とするシステムの運用における高可用性を実現しました。また、運用管理者の負荷を軽減する機能も強化しています。
− HA(High Availability)製品対応による高可用性の実現。
− SNMP対応の運用管理ツールとの連携。
− システム環境の動的な変更を実現。

開発環境の整備
開発、保守時における高生産性を実現する、開発方法と開発ツールを新たに提供します。日本ユニシスで検証済みの開発方法を使用した開発を行うこと、また、コードの多くを自動生成する開発ツールを使用することにより、高品質、高生産性の開発を実現します。

Web連携機能の強化
Webクライアントのセッション管理やHTMLの動的な生成など、Webシステムとの連携機能を強化しました。

CORBA2.2仕様に準拠
CORBAの新仕様(CORBA2.2)に対応するとともに、CORBAservicesの拡充、CORBA Messaging、COM連携機能を新たに追加しました。

 「SYSTEMν[nju:] Ver.3.3」のサポート環境は、下記の通りです。

OS(オペレーティング・システム)
− Sun SPARC Solaris2.6(サーバ、クライアント)
− HP−UX11.0(サーバ、クライアント)
− Microsoft WindowsNT4.0(サーバ、クライアント)
− Microsoft Windows98(クライアント)

DB(データベース)(注2)
− Oracle8 Enterprise Edition for Sun SPARC Solaris
− Oracle8 Enterprise Edition for HP−UX 11.0
− Oracle8 Workgroup Server for Windows NT
− Oracle8 Enterprise Edition for Windows NT
− Microsoft SQL Server
    (注2)CFシリーズは、DBを必要としません。

 「SYSTEMν[nju:] Ver.3.3」では、月額使用料と一括使用料の2つの料金体系を採用していますが、価格は各プラットフォーム共通で、基本サポート・サービスを含む月額使用料は、CFシリーズが1万5千円から、またHAシリーズの月額使用料は3万円からとなっています。


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