
ニュースリリース
1999年9月28日
日本ユニシス
オブジェクト指向アプリケーション開発ツール
「TIPPLER for Linux」を販売開始
〜C/C++の10〜30倍の生産性・保守性を実現〜
日本ユニシス株式会社(社長=天野 順一 東京都江東区豊洲1-1-1)は、Linux環境でのアプリケーション開発ツールとして、UNIXおよびWindowsで豊富な実績をもつTIPPLERのLinux版「TIPPLER for Linux」の販売を、11月17日から開始します。
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日本ユニシスは、ソリューション・クリエータとして、業界第一位の高品質のサービスと最適なソリューションの提供に努めています。その中でLinuxをシステム構築への新たな提案として位置付け、「Linux」対応のオブジェクト指向アプリケーション開発ツール「TIPPLER for Linux」を開発、発売するものです。
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「TIPPLER for Linux」は、C/SSベースのアプリケーション開発ツールとして、UNIXおよびWindowsで豊富な実績を持つTIPPLER(ソフトウェア・オブ・ザ・イヤー受賞製品)のLinux版。CやC++の10〜30倍の生産性・保守性を持つオブジェクト指向言語「Uniscript」を核に、多彩なビジュアル表現を提供。複雑なデータ構造やオリジナルグラフなどを持つシミュレーション系のAPアプリケーションも容易に構築できます。
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「TIPPLER for Linux」は、LASER5 Linux 6.0およびTurbo Linux日本語版4.0に対応しています。またデータベースは、Oracle for Linuxに対応します。
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販売価格は30万円(開発環境基本構成)。客先初出荷は本年11月17日からです。なお販売は2年間で5億円を予定しています。
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「TIPPLER for Linux」の特長は、次の通りです。
- 柔軟なGUI機能を提供
- GUIプログラミングが容易。
従来CやC++でしか作れなかった複雑なGUIアプリケーションが、10分の1以下の工数で開発可能。
- ウィンドウ自動リフレッシュ機能。
内部データとGUI間のデータの整合性が保証されるため、複数画面連動のためのコーディングが不要。同一オブジェクトを複数箇所から直接参照することにより、データの変更に応じて画面が自動リフレッシュされ、連動する。
- 自動レイアウト
ウィンドウは相対位置指定により、アイテムサイズによって実行時に自動的にレイアウトされる。(固定レイアウトも可能)
- グラフ/図形作成機能
わずか数行で記述でき、マウス操作でのデータ変更が可能な豊富なビジネスグラフのほか、動的図形描画機能(ピクチャ)により、マウス操作で動的に変化するオリジナルグラフやチャート図の作成も容易。
- C言語のトランスレータ型高水準言語「Uniscript」を提供
- データモデルをオブジェクトとする本格的なオブジェクト指向でありながら、非常に親しみやすく習得が容易であり、わずか1〜2週間の学習で開発に着手可能。
- その他
- 変数名やクラス名、メソッド名などに日本語を使用可能。
- データベースへのアクセスを容易にする高速なネイティブ・インタフェースを提供。
- 罫線、修飾文字、ビットマップの入った多彩な帳票が作成可能。
- 高い実行パフォーマンス。
- マルチプラットフォーム(Sun OS、Solaris、HP-UX、Windows、Linux)でアプリケーション・ソースコード互換。
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「TIPPLER for Linux」の稼働環境は、次の通りです。
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ハードウェア: |
IBM PC/AT互換機 |
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OS: |
LASER5 Linux 6.0 Turbo Linux 日本語版4.0 |
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C言語: |
gcc |
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GUI: |
GTK+ |
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なお日本ユニシスは、9月29日(水)〜30日(木)に開催のLinux World EXPO/Tokyo'99に、「TIPPLER for Linux」を出展します。また、Linuxの国際標準化組織Linuxコンソーシアムに加盟しており、今後ともLinuxの標準化に協力すると共に、ビジネスアプリケーションの利用拡大を推進します。
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*記載の会社名、商品名は、各社の登録商標または商標です。
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