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Foresight in sight

ニュースリリース

1999年7月21日

日本ユニシス
インターネット時代の企業システムの変革を実現するソフトウェアを発表

〜ネットワークデータ統合システム『OnNetDRB』を販売開始〜


 日本ユニシス株式会社(社長=天野順一 東京都江東区豊洲1-1-1)は、インターネット上のさまざまな業務ソリューションを「Clear PathサーバHMP NX/LXシリーズ」の基幹システムにスムーズにつなげて、パートナー企業や顧客に対しスピードとバリエーションを持ったビジネス展開を支援するミドルウェア『OnNetDRB(OnNet Distribution Request Broker)』を発表し、本日より販売開始します。

 ビジネス環境や経営環境の変化に対して迅速かつ柔軟に対応できる企業情報システムへの変革、部門間/企業間の情報共有やコラボレーションが必要とされる昨今、企業には基幹システムに存在するさまざまなビジネス資産を継承しながら、インターネット時代のビジネスソリューション(ERPやSCM、CRMなどの新しいアプリケーション)と従来の基幹システムとを有機的に連携させて利用することが望まれています。
そんな中、これまでの企業間の連携では1対1の連携が中心であり、今後、特定の相手に左右されないオープンな連携に向けてより短期間に、コストを掛けずに対応することが企業勝ち残りのための大きな課題となっております。

 日本ユニシスでは、4月6日に発表した「OnNet Solution」体系に基づき、JavaやXML(注)、移動エージェント技術を採用し、企業の基幹業務システムの資産を継承しながら異機種システムやインターネット上の業務ソリューションと有機的に、迅速、低コストで連携させるためのミドルウェアとして『OnNetDRB』を位置づけ、提供します。

 『OnNetDRB』は次の特徴を備えています。

  • 自由なデータ変換
    オープンなソフトウェアやパッケージと基幹システムとでそれぞれ異なるデータ形式を互いに変更することなく、自由にデータのやり取りができるようにするために、XML技術などを活用したデータ変換機能を提供。

  • 柔軟なインタフェース
    パッケージとともに基幹システムとつなぐために必要なインタフェース部分を『アダプタ』として提供しており、必要なアダプタを選択してプラグイン感覚で使用可能。

  • ビジネスプロセスの自動化
    パッケージと基幹システムとの間で多様な連携処理ができるようにするため、互いのプログラムを変更する事なくMCP環境とWindowsNT環境の両方にまたがるプロセスを任意に定義し、自動化するための『移動エージェント機能』を提供。

 商品構成は以下のとおりです。

  • OnNetDRB共通基盤(情報発信機能含む)
  • デリバリ・サービス
  • アダプタ
    • EDI連携
    • メール連携
    • FAX連携
    • FAXOCR連携
    • 音声応答連携
    • 帳票配信
  • OnNetDRB開発環境
    • 統合開発環境『LINC2000』
    • 開発キット(スクリプトデザイナー、ESPECソフトウェア部品群

 『OnNetDRB共通基盤』は、平成11年7月以降に発表される新しい機種では、基本ソフトウェア・パッケージに含めて標準で提供します。また、Clear PathサーバHMP NX/LXシリーズを既に導入されているお客様には別途アップグレードキット(有償)をご提供致します。
出荷は平成11年7月から開始し、初年度100本、3年間で500本の出荷を見込んでいます。

 なお日本ユニシスでは今後、本ソフトウェアをClear PathサーバHMP IXシリーズやWindowsNTサーバなど他のプラットフォームにも適用していく予定です。また、アダプタについてもお客様のニーズに応じて順次拡充していく方針です。

(注)  XML(eXtensible Markup Language):
   WWWで標準的に使用されるHTMLを拡張した言語。文書やデータを構造化して記述することができ、企業間データ交換に重要な中核技術。
 
*  記載の商品名は各社の商標または登録商標です。

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