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Foresight in sight

ニュースリリース

1999年4月27日

日本ユニシス
エンタープライズ級高性能サーバーの新ラインナップ
「AQUANTA ES5000」シリーズを販売開始

〜 独自機能「ess」を搭載し、NTの可用性を強化 〜


 日本ユニシス株式会社(社長=天野順一 東京都江東区豊洲 1-1-1)は、エンタープライズコンピューティング環境におけるWindowsNTの適用を実現するために、拡張機能として「ess」を標準搭載するサーバー新シリーズ「AQUANTA(アクアンタ)ES5000」シリーズ4機種をラインナップ。さらに3月に発表した「AQUANTA ES2000」シリーズに新たに2wayサーバーモデルである「AQUANTA ES2025」、「同ES2025R」を追加し、共に本日より販売を開始します。

 「AQUANTA ES5000」シリーズは、日本ユニシスが推進する「エンタープライズNT戦略(eNT戦略)」のプラットホームとなるサーバーシリーズの「プレミアム・モデル」と位置づけられるもので、先に発表した「AQUANTA ES2000」シリーズの上位プロダクトです。
 これまでWindowsNTを搭載したサーバーは、メインフレームなどと比較してシステムの管理機能や可用性の面で機能が不足しているといわれてきました。「ess」はこうした機能を補完し、エンタープライズ・クラスのシステムでの運用を支援するものです。また、これと同時に基幹業務システムに使用されるNTサーバーに対して、ハードウェアとソフトウェアを統合して高可用性を支援する「プレミアム保守サービス」の提供を予定しています。
 本日販売を開始する「AQUANTA ES5000」シリーズの特徴は以下の通りです。
「AQUANTA ES5000シリーズ」(4機種20モデル)
  1. 最新のペンティアムIII・ジーオン(500MHz)を最大4CPUまで搭載(4wayサーバー)可能。拡張規模に応じて2つのクラスを提供(上位モデルであるES5045、5045RとバリューモデルであるES5043、5043R)、4機種20モデルを発売します(末尾がRのモデルはラック型であることを示します)。
  2. システムの可用性を高める付加機能「ess」を搭載。アプリケーション毎にCPUを動的に割り当てる「esProcess・mgr」をはじめとする6つのツールにより、プログラマブルで強力なスクリプト機能を利用してシステムの運用状態の管理や保守性の向上を実現します。
  3. TPC−C、SPECWeb96、Microsoft Exchange MMBといった各種ベンチマークで優れた値を測定しており、同等の4wayインテル・アーキテクチャ・サーバーのみならずUNIX/RISCサーバーと比較しても上回る性能を示しています。
  4. クラスタリング技術を用いてシステムの可用性を向上させるHA(ハイ・アベイラビリティ)モデルも合わせて提供。使用する規模や目的に応じて、Microsoft ClusterServerを用いる「共有ディスク型フェイルオーバー・クラスタ」と本日発表 (News Release 9904-17 参照)しております、Oracle Parallel Serverを用いる「並列型負荷分散クラスタ」から選択可能です。
「AQUANTA ES2025」、「同 ES2025R」(2機種4モデル)
  1. 最新のペンティアムIII・ジーオン(500MHz)を最大2CPUまで搭載(2way サーバー)可能。設置の容易なスタンド型と拡張性に優れたラック型を提供。
  2. ミッドレンジモデルながらRAIDアレイコントローラや冗長化電源に対応しており、ハードウェアの信頼性向上を図っています。
 こうしたサーバー性能の大幅な向上と最新のクラスタリング技術は、複数の業務ソリューションを強力な少数サーバーの上で集中処理させることを可能にしました。これまで小規模サーバーを大量に分散設置することで実現していた大規模システムでも、これらのインフラおよび技術を活用して集約させることにより、管理性や可用性を向上することができます。
 なお「AQUANTA ES5043」の本体価格は338万円から、「同 ES5043R」は338万円から、「同 ES5045」は500万円から、「同 ES5045R」は 590万円からです。
 また「AQUANTA ES2025」の本体価格は98万円から、「同 ES202R」は148万円からです。
 出荷開始はいずれも5月中旬を予定しています。

  日本ユニシスは、平成10年6月にWindowsNTによるエンタープライズ・システムの構築に向けた「エンタープライズNT(eNT)戦略」を体系化し、この実現のために以下の点を強化、推進してきました。

  • プラットホームの性能、可用性、管理性の向上
  • ソリューションの整備、強化
  • サービスおよび支援体制の充実
 この度の新サーバーおよびそれをサポートする新サービスの提供は、日本ユニシスのeNT戦略を推進するために不可欠なものです。今後もeNT分野に向けて更なる上位サーバー・シリーズの提供、およびソリューション、サービスの強化を予定しています。


*記載の会社名、商品名は各社の商標または登録商標です。

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