ニュースリリース
1999年3月4日
岡藤商事、日本ユニシス業務提携
商品先物取引業界向アウトソーシング・サービスを開始
岡藤商事株式会社(社長=岡景俊氏 大阪市中央区本町3-2-11)と日本ユニシス株式会社(社長=天野順一 東京都江東区豊洲1-1-1)は、このほど商品先物取引業界向アウトソーシング・サービスにおいて、業務提携する事に合意しました。
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今回の商品先物取引業務処理サービスの提携では、岡藤商事が業務ノウハウ、システム、処理面において、同社の商品先物取引業務システムを基に同業種取引員から請負受託するもので、日本ユニシスは、マーケティングと取引員各社向けの営業活動、またアウトソーシング事業ノウハウの提供を担当するなど、両社の得意分野を活かしたサービスを開始するものです。
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金融ビッグバンの影響は、商品先物取引業界においても、今後の手数料の完全自由化、商品の自由化等、他業態と同様の規制緩和が進み、結果競争は激化するものと想定されます。このため業務の選択や業務提携、商品サービス開発が急務になり、IT(情報技術)活用を混えたスピード感を持った変化への対応が必須となり、競争を勝ち抜くための戦略が重要視されてきます。
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このような環境の中では、業界での生き残りを掛けて、全てを自前主義に頼ることなく外部リソースの積極的な活用でコスト競争力を身につけることでコアビジネスをより強化し、他社にない独自性を追求していくことが必要となります。この解決策の1つに、業務処理システムの外部委託処理、アウトソーシングが注目されています。
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今回の商品先物取引業界向アウトソーシング・サービスは、次の内容です。
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1. |
商品取引の基本業務が対象で、商品先物取引業務の取次ぎ、インターネット取引、商品ファンド関連業務、金貯蓄関連業務、金融先物関連業務を、第1次サービスとして行います。本サービスは、岡藤商事で実績のある総合業務管理システムが利用できるため利用取引員のニーズに合わせて、3カ月程度という短期間でのサービス開始が可能です。以下基本業務となります。
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(1) |
インターネット取引を含む商品先物取引業務の取次ぎを行う「ブローキング・サービス」 |
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(2) |
ボード表示サービスを含む約定値段サービスを行う「約値等情報サービス」 |
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(3) |
岡藤商事の自営ネットとユニシスのU-netを活用した「ネットワーク・サービス」(ネットワークだけの単独利用も可能)
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2. |
第2次サービスとして次のサービスを予定しています。
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(1) |
顧客・商品単位でのDB統合管理を行う「アセット・マネージメント・サービス」 |
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(2) |
業界関連情報を総合的に提供する「総合価格情報サービス」
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なお具体的なビジネスは、日本ユニシスが利用企業とアウトソーシング契約を結び、サービス提供の窓口機能を果たすと共に、マーケティング、ビジネス開発ならびに成約後のアウトソーシング・サービス・センターへのシステム移行サポートを担当します。
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一方利用企業に対するアウトソーシング・サービス(業務受託処理)は、岡藤商事で実績のある効率性、信頼性、安全性の観点で高い品質の商品取引アプリケーションとして、岡藤情報サービス株式会社(社長=松谷圭輔氏 東京都江東区平野3-2-12)から提供されます。
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現在東京都江東区に設置されているコンピュータ・システムについては、岡藤情報サービスが業務システムの開発・運用・保守ならびにシステム管理、施設管理等までのサービスを一貫して提供します。さらに災害対策のため関西地区に第2センターの構築も検討中です。
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さらに今回のサービスでは、単に情報処理プロセスのみに焦点を当てた共同センター・サービスではなく、利用企業に対して最適なサービス形態を提案していきます。つまり各企業の事業方針、目標や資産所有状況、既存システムの有り方等を考慮した戦略的アウトソーシングの提供を目指しており、アウトソーシングに多くの実績を持つ日本ユニシス情報システム(社長=外山輝夫 東京都江東区豊洲1-1-1)が、ビジネス企画・開発活動を支援します。
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これらそれぞれ専門技術に実績のある岡藤グループとユニシス・グループ各企業が、連繋体制により、定型化した従来型の運用サービスではなく、制度改訂や規制緩和等常に変化する環境への迅速なシステム対応が可能なアウトソーシング・サービスを開始することが、大きな特徴となっています。
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サービス料金は、顧客数と月間取引件数により設定される基本料金および超過料金からなるブローキング・サービス料金(提供サービス内容に応じ月額約500万円から)と個別のオプショナル・サービス、カスタマイズ、新規機能開発料金から構成されます。
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