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Foresight in sight

ニュースリリース

1999年1月28日

金融機関向け
ミッション・クリティカル・データウェアハウスを核とした
CRM(カスタマー・リレーションシップ・マネジメント)ソリューション
「CRMS21」提供開始


 日本ユニシス株式会社(社長=天野順一 東京都江東区豊洲1-1-1)は、金融機関向けに、「顧客」を視点の中心に捉えたデータウェアハウスを核として戦略的なマーケティングを支援するソリューション「CRMS(Customer Relationship Management System)21」を1月29日より提供開始いたします。
 
 金融機関は金融ビッグバンの波を受け内外からの厳しい競争に直面しており、大手中小を問わずリテール分野に注力しております。この時代に生き残るためには、顧客ニーズの正確な把握とセグメント化をベースとした、持続的なマーケティング戦略の実践が求められています。
 そのためには、顧客に焦点をあてたデータベースの構築がポイントとなりますが、現状は、顧客データを収集・蓄積するのみで、それが商品の企画・開発、最適チャネルの選択、キャンペーン実施などマーケティングという具体的な「行動」に結びついていません。また各システムが、部門やデリバリーチャネル毎に構築されてきたために顧客に一貫した応答をすることができず、顧客や利用部門からの要求に迅速に応えられないなどの様々な問題を抱えています。
 
  「CRMS21」はこれらの課題を解決し、顧客との継続的なリレーションシップを保つ ため金融機関全部門が連携した「戦略的な行動」を支援するソリューションです。
「CRMS21」の大きな特徴は、日本で初めて以下の2つの機能を実装したことです。
  1. 顧客データをあらゆる切り口で蓄積・参照することを可能にする顧客ベースのマーケティングデータモデル
  2. 分析用データベースだけでなく具体的なマーケティング活動を支援する行動用データベース
「CRMS21」は米国Prism solutions社(旧CFI(Customer Focus International)社)が金融自由化の洗礼をうけた米国先進金融機関でのデータベースマーケティング業務で培ったノウハウをベースに開発した「CRMS」に、日本ユニシスが日本語化、金融商品・制度対応等を行い、日本における独占販売権を取得し製品化したものです。
「CRMS21」の特徴は、以下の通りです。
  1. 欧米先進金融機関の10数年に及ぶ試行錯誤と実践で培ったノウハウ・システムによるマーケティング力強化の具体策を提供
  2. 金融機関のマーケティング業務に精通した専門家が徹底的に研究し、実用で鍛えた顧客データモデルの提供
  3. マーケティングサイクルの全行程をサポートする6つの業務支援機能を提供
  4. 全てのチャネルに直結した行動用データベースを持つことにより全顧客接点業務におけるデータの即時更新・即時共有が可能
  5. 行動用データベースと分析用データベースの相互データ交換を効率的に実現可能
     
 稼働環境は、以下の通りです。
  1. サーバ:HP9000シリーズ、SUN Enterpriseサーバ、IBM RS6000シリーズ
  2. クライアント:Windows NT workstation、Windows95
  3. データベース:Oracle8
     
  「CRMS21」の価格は、3000万円からで、3年間で30システムの販売を目指しています。
 
  なお、本システムの販売については新日鉄情報通信システム、日本ヒューレット・パッカードと販売提携する他、日本電気をはじめ、国内の大手コンピュータベンダーとも販売提携の交渉中です。
また、日本オラクル、日本サン・マイクロシステムズとも技術サポート面で協力していく予定です。
さらに、コールセンターソリューションとして川鉄情報システム「EDGE」システムとデータベース共有を実現する予定です。