
ニュースリリース
1998年8月11日
日本ユニシス
総合セキュリティ・サービス「iSECURE」提供開始
〜サービスは全てモジュール化、目的別の組み合わせにより臨機応変な対応〜
日本ユニシス株式会社(社長:天野順一 東京都江東区豊洲1−1−1)は、インターネット/イントラネット時代のセキュリティ・システム構築に必要とされるサービスを網羅した総合セキュリティ・サービス「 iSECURE(アイセキュア)」を、明日8月12日から提供開始します。
昨今、ネットワーク・システムの急速な普及により、各種のネットワーク犯罪やそれによる被害が増加しており、米国のネットワーク犯罪による被害の実態調査によれば、損失額は9000億円にものぼると報告されています。またウィルスの種類も年々増大し、その被害も拡大しています。
このような状況からネットワーク・システムに対するセキュリティの確保は、今後の情報システムの構築において最重要課題の一つとなっています。ファイアウォール構築やウィルス対策など、既に個別に対応しているものはあるものの、本格的なセキュリティ・ポリシーに基づくシステム構築や対応は、まだ十分に行われているとは言えません。
今回提供開始の「iSECURE」は、長年日本ユニシスが情報システムやネットワーク構築で培ってきたノウハウを基にEC(エレクトロニック・コマース)/インターネット/イントラネット時代に必要となるセキュリティに対する様々な要素を総合的に体系化したものです。
「iSECURE」では、既存の情報システムやネットワーク・システムが持つ種々の問題点発見や、ネットワーク本来のあり方、扱われる情報の重要度などを総合的に判断した最適なセキュリティ・システム構築のための「コンサルティング」を実施します。
さらにはこれを通じ確立されたセキュリティ・ポリシーに基づき、「診断」→「ポリシー策定」→「構築」→「監査/認定」→「監視」といった一連の流れを『セキュア・ライフサイクル』と定義し(各内容後述)、これに沿った各種サービスを提供し、日々変動しているセキュリティの脅威への対策支援を行います。
「iSECURE」の特徴の第1は、コンサルテーションの実施です。2つ目の特徴は、このような総合的な観点に立ったサービスと関係商品群を『セキュア・ライフサイクル』に従い分類配置し、統合的なセキュリティ・サービスを提供する点です。また3つ目の特徴は、各サービス・メニューは全てモジュール化されており、ユーザは目的に合わせ一部もしくは複数を組み合わせ自由に選択することができる点です。
『セキュア・ライフサイクル』に則った「iSECURE」の提供するサービス・メニューは次の通りです。 ■ セキュリティ・ポリシー策定コンサルティング
セキュリティ・ポリシーの策定、リスク分析、部門導入手順作成、セキュリティ監査などセキュリ ティ・システムに関する方策を策定します。
■ セキュア・ネットワーク環境構築
ファイアウォール構築、セキュア・ダイヤルアップ環境構築、エクストラネット環境構築、認証環境構築など、ネットワークの安全性を確保するための環境を構築します。
■ 企業内統合セキュリティ環境構築
離席対策、アクセス制御、組織異動対策などの情報の安全強化、セキュアド・アプリケーション構築など、情報の保護を行うための環境を構築します。
■ セキュリティ診断
OS、ルータ/プリンタサーバ/HUB(ハブ)、ファイアウォールやWebサーバ特有の問題点のチェックなど、ユーザの重要なサーバのセキュリティ・ホールを巡回チェックし、分析報告します。
■ セキュリティ監視
ネットワーク上のトラフィックの常時監視・記録、異常感知時の通報、異常通信発信元の自動切断な どネットワークへの不正侵入・攻撃の監視と自動排除、警告発信を行います。また遠隔監視サービスも計画中です。
■ コンピュータウィルス対策支援
市販のウィルス対策ツールを効率良く安全に適用するサービスです。 |
また「iSECURE」の各サービスを提供するためのプロダクトの代表的なものは次の通りです。 □統合企業セキュリティ
Single Point Security (日本ユニシス社) ※本年9月発売予定
企業内統合セキュリティ・システム。ユーザには各アプリケーション毎に認証要求される煩わしさを無くし、運用管理者には全アプリケーションと資源に対するユーザのアクセス制御を1回の操作で制御可能にするもの。
□証明書発行
VeriSign OnSite (日本ベリサイン社)
電子認証書の登録・発行認可管理システム。
□ファイアウォール構築
FireWall-1 (フォーバルクリエイティブ社) NAT、VPN、ワンタイム・パスワード、Java、ActiveX、マルチメディア等に対応したファイアウォール・システム。
□ウィルス対策
F-SECURE (山田洋行社)
複数のウィルス検索スキャン・エンジンを搭載できる技術により幅広いウィルス検索が可能なもの。
□セキュリティ診断
ISS SAFEsuite (ソフトバンク社)
セキュリティ・チェック・ユティリティ集。ターゲットをスキャニングすることで潜在的問題点を検出。ネットワーク上のトラフィックを常時監視/記録/通報/切断し不正なアクセスを監視する。
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なお「iSECURE」の料金は、それぞれの案件毎に個別に算出することになりますが、例えばセキュリティ診断単独の場合は、50万円(5ノード、年3回の診断)〜となっています。 またウィルス対策とセキュア・ネットワーク環境構築に関しては、関連のユニアデックス株式会社(社長:出浦眞一 東京都江東区豊洲1−1−1)もサービスを担当します。
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「セキュア・ライフサイクル」 ■診断 現状のシステムの安全性を定量的に測定し、課題を導き出す。 ■ポリシー策定 セキュリティ方針決定のための調査と方向性を策定する。 ■構築 安全なシステムを構築する。 ■監査/認定 セキュア・システム構築の結果、どの程度安全性が高まったかの監査と認定を行う。 ■監視 システムの安全性に関する監視を行い、セキュリティの危機を検知し対応する。 |
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