
ニュースリリース
1998年7月30日
日本ユニシス
Xeon搭載4-wayハイエンド・サーバー
「Aquanta QS/2」販売開始
〜ウィンドウズNT搭載サーバーで世界最高パフォーマンス記録を達成〜
日本ユニシス株式会社(社長=天野順一 東京都江東区豊洲1-1-1)は、「AQUANTA(アクアンタ)」シリーズのハイエンド・サーバーとして、最新で最高速のインテル・プロセッサ、"ペンティアムII Xeon(ジーオン)"を搭載した「Aquanta QS/2」4モデルを追加し、本日より販売開始します。 「Aquanta QS/2」は、トランザクション性能を示す業界標準TPC-C(注1)ベンチマークでウィンドウズNT搭載サーバーとしての世界最高性能(18,154 tpmC)と最高の対費用効果($25.49/tpmC)を計測しました(98年7月16日現在)。これは97年7月に当時の世界最高記録を達成した「Aquanta HS/6」の値を処理性能で30%以上、対費用効果で20%以上更新し、大幅な製品能力の向上を果たしたことを示しています。 日本ユニシスは、「Aquanta QS/2」の販売開始によりインテル・アーキテクチャに基づくサーバー・ライナップを一層強化し、エンタープライズ市場におけるウィンドウズNTの適用をより積極的に推進します。 「Aquanta QS/2」の主な特徴と仕様は以下の通りです。
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Xeonプロセッサ(400MHz/メガヘルツ)を最大4CPU搭載可能(4-wayサーバー)で、数々の新技術の採用により大幅な性能向上を実現しました。 |
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- CPUは、価格性能比に優れた512KB(キロバイト)キャッシュ内蔵と、高性能を実現する1MB(メガバイト)キャッシュ内蔵プロセッサの選択が可能です。
- インテル製「450NXチップセット」を採用してシステムバス・クロックを100MHzに向上させたことにより、CPU性能を効率的に発揮させ全体の性能向上を図りました。
- メモリは高速な50ns(ナノ秒)アクセス・スピードのECC対応EDOメモリを採用。512MBの大容量を標準搭載し、大規模なデータベース構築などに適用できます。また4-wayメモリ・インターリーブの採用によりメモリ・アクセス性能の向上を図りました。
- 64bit(ビット)PCIスロットを備えて周辺機器と接続するバス性能を向上させることで、全体のパフォーマンスを更に向上させました。
- 450MHz/2MBキャッシュ内蔵版Xeonにも対応しており、CPU性能の更なる向上が期待できます。
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[2] |
ウィンドウズNT搭載サーバーをより大規模なエンタープライズ市場に適用するために、ハードウェアの信頼性向上とシステム全体の可用性向上を図りました。 |
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- サーバーに障害が発生した際、他のサーバーに自動的に処理を引き継がせるフェイル・オーバーに対応しています。
- 電源(パワーサプライ)冗長化に標準対応。電源3基を標準搭載し、耐障害性を高めました。
- HDDの耐障害性を高めるため、RAIDコントローラを標準で搭載しています。
- ハードウェア運用状況を監視できるサーバー管理ツール「VisiNet II」を標準でバンドルし、運用管理負荷を軽減しました。
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[3] |
新技術採用による全体性能向上の結果、ウィンドウズNT搭載サーバーとしての各種ベンチマーク・テストにおいて、前述のTPC-Cベンチマーク以外でも従来製品を大幅に上回るデータを計測しました。 |
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- インターネット・サーバーとしての性能を示すSPECweb96(注2)ベンチマークでも3,151 ops/secを記録し、ウィンドウズNT環境でUNIXサーバーに匹敵する処理性能を実現しました。(ops/sec:1秒当たりのHTTP操作処理数)
- データマートなどの複雑なデータベース処理の性能を示すTPCーD(100GB)ベンチマークでも、処理能力で1560.9 QppD、スループットで526.0 QthDを計測し、ウィンドウズNT搭載サーバーとしてこれまで最高速だった「Aquanta XS/6(国内未発表機種)」の記録を大幅に上回りました。また、対費用効果も357 $/QphDと大幅に改善されています。
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「Aquanta QS/2」の本体価格は410万円から、出荷開始は8月末を予定しています。
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