
ニュースリリース
1998年7月15日
日本ユニシス
「CLEARPATHサーバHMP IX5000シリーズ、HMP NX5000シリーズ、HMP LX5000シリーズ」販売開始
〜汎用機にWindowsNT環境を統合したHMPシリーズをさらに充実・拡張〜
日本ユニシス株式会社(社長=天野順一 東京都江東区豊洲1-1-1)は、汎用機OS環境とWindowsNT環境を統合したエンタープライズ・サーバ「HMP(Heterogeneous MultiProcessing)シリーズ」の最新鋭機種として、以下の製品の販売を本日より開始します。
- 汎用機OS(OS2200)とWindowsNT環境を統合したHMPシリーズ
●「ClearPathサーバHMP IX5800シリーズ」9モデル ●「ClearPathサーバHMP IX5600シリーズ」18モデル
- 汎用機OS(MCP/AS)とWindowsNT環境を統合したHMPシリーズ
●「ClearPathサーバHMP NX5800シリーズ」14モデル ●「ClearPathサーバHMP NX5600シリーズ」10モデル
- 汎用機OS(MCP/AS)をインテル社製プロセッサとWindowsNT環境でエミュレーションするHMPシリーズ
●「ClearPathサーバHMP LX5000シリーズ」3モデル
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規制緩和に伴なう競争激化・経済のグローバル化、企業活動を根本から変える可能性があるインターネット技術の進化など、企業を取り巻くビジネス環境は変革期を迎え、企業は様々な困難に直面している反面、数多くのビジネス・チャンスを見出すことができます。この時代にあって、IT(Information Technology:情報技術)は、単に効率や有効性を高めるツールとしてのみに留まらず、競争優位のための差別化手段として重要な存在になりつつあります。 既存の汎用機資産を継承でき、これらに最新ITを迅速に、安全かつ確実に取り込むことを設計理念とする「ClearPathサーバHMPシリーズ」は、インターネット/イントラネット時代に向けた21世紀の企業情報システム構築を支援するエンタープライズ・サーバと言うことができます。この設計理念は、企業情報システムの発展・進化の考え方として日本ユニシスが提唱する「ClearPath(クリアパス)」に基づくもので、すべてのHMPシリーズはその冠名として「ClearPathサーバ」を用いています。 ClearPathサーバHMPシリーズの特徴 HMPシリーズは最新IT、オープン環境と汎用機の連携が容易にできるシステム構成上の利点があり、WWWとの連携機能、標準技術を取り込んだ汎用機データベースの検索機能、汎用機データベースのORACLEデータベースへの展開機能、更には各種連携機能と汎用機を結び付けるゲートウェイ機能など、新たな情報基盤を確立するための様々な機能があります。 本日販売を開始するHMPシリーズの主な特徴は以下の通りです。
- WWWとの連携機能の強化
新HMPシリーズでは、特にインターネット/イントラネット時代に向けた対応が図られています。企業間連携、あるいは企業活動の拡大に伴なうインターネット技術導入の本格化により、トランザクション処理量増大へのニーズが今後高まるものと予測され、プロセッサ性能の向上、メモリ増強はもとより、入出力能力の強化、並列処理によるデータベースの処理能力強化、WindowsNT環境の拡張性向上などの対応を図っています。 また、汎用機上の既存トランザクション処理アプリケーションをアプリケーションの変更なしに、あるいは最低限の対応によりWWW環境で稼働させるための機能も併せて提供します。これにより、既存資産をWWW環境で容易に稼働させることができます。 新HMPシリーズのWWW連携機能は多彩ですが、大別するとWindowsNT環境のWWWサーバと汎用機のデータベース、アプリケーションを連携する機能と、HMPシリーズの汎用機OS環境上で稼働するWWWサーバとして使える機能があります。前者は、汎用機上のデータベース、アプリケーションなどの情報資産をブラウザからその所在を意識することなく透過的に活用することを目的とし、後者は大量で高速なトランザクション処理をブラウザから起動することや、Javaアプレットから汎用機を利用することを目的としています。
- TCO(Total Cost of Ownership:総所有コスト)の改善
新HMPシリーズは、旧シリーズに比べて更なる価格性能比の向上を実現しています。また、機能やデータの重複、運用管理の複雑さ、人件費を含めた予想外のコスト増大などダウンサイジング化/分散化による課題が顕在化した今日、汎用機を中核とするオープン・システムとのハイブリッド型集中化システムを見据え、運用の統合化/無人化を図る様々なソフトウェアを提供するなど、TCOの改善も目指しています。
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「HMP IX5800シリーズ」の価格は月額1,740万円からで、出荷は本年10月からを予定しています。 「HMP IX5600シリーズ」の価格は月額250万円からで、出荷は7月末からを予定しています。 両シリーズを合わせた販売目標は、2年間で400台です。
「HMP NX5800シリーズ」の価格は月額600万円から、「HMP NX5600シリーズ」の価格は月額150万円から、「HMP LX5000シリーズ」の価格は月額46万円からで、出荷は全て9月末を予定しています。 「HMP NX5800/NX5600シリーズ」は、2年間で合わせて400台の販売を、「HMP LX5000シリーズ」は、2年間で600台の販売を目標としています。
企業を取り巻く環境の急激な変化が企業のビジネス・スタイルの変化を余儀なくし、結果として企業情報システムに外部環境変化への迅速かつ柔軟な対応が求められています。こうした時代の到来が、企業の基幹業務処理の実行はもとより、最新ITやオープン技術の取り込みが容易であるHMPシリーズを必要としています。「ClearPathサーバHMPシリーズ」は時代の要請を受けて登場したエンタープライズ・サーバであり、21世紀に向けたエンタープライズ・サーバの方向性を示すものです。 |
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