
ニュースリリース
1998年6月30日
日本ユニシス
エンタープライズNTビジネスへの本格的な取り組み開始
〜次世代サーバ・アーキテクチャCMPとeNTサポート体制などを発表〜
日本ユニシス株式会社(社長=天野順一、東京都江東区豊洲1-1-1)は、 Microsoft(R)Windows NT(R)の企業レベルへの適用に向けた取り組みを『エンタープライズNT戦略』として体系化し、 今後、同戦略に基づき順次、製品およびサービス・サポートを提供してまいります。 日本ユニシスでは、顧客のWindows NT(R)を核とした情報システム構築を強力に支援するエンタープライズNTビジネスを当社ビジネス基盤の重要な柱と位置付け、 本格的な取り組みを開始いたします。 【CMPアーキテクチャによる中/大規模サーバ製品】 今回発表する製品計画の中核は、エンタープライズ・サーバの今後の方向性を示す最新アーキテクチャCMP(Cellular MultiProcessing)と、 CMPアーキテクチャに基づき最大32個のインテル・プロセッサを搭載した中/大規模サーバ製品の開発意向表明です。 いま求められているビジネス変革を支える重要なポイントの一つは、最新の情報技術を活用した企業情報基盤の確立です。 インテル社が提供する最新プロセッサ製品とマイクロソフト社が提供するWindows NT(R)およびBackOffice(R)製品は、 これからの企業情報基盤のグローバル・スタンダードとなる主要プラットフォーム製品といえます。 ユニシスは、インテル社およびマイクロソフト社との提携に基づき、 Windows NT(R)を活用した大規模ミッションクリティカル・システムの根幹を担うCMPアキテクチャによる中/大規模サーバ製品を平成11年に提供する予定です。
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【エンタープライズNTフレームワーク】 また、エンタープライズNT(略称:eNT)による最新の企業情報基盤構築に向けた各種ソリューションを、 エンタープライズNTフレームワークとして体系化し、順次、同体系に基づいた製品を提供してまいります。 エンタープライズNTフレームワークでは、次の分野を主要ターゲットとした製品(ハードウェア/ソフトウェア)とサービスを提供いたします。
- クラスタリング技術や統合ストレージを活用した高信頼性サーバ・プラットフォーム製品群
- システム開発の生産性向上を可能とするコンポーネント・ベースの統合開発/実行環境製品群
- 複雑に分散した企業情報システムの運用環境やセキュリティ環境を統合管理する製品群
- 企業のビジネス変革を担うERP(Enterprise Resource Planning)、DSS(Decision Support System)、CTI(Computer Telephony Integration)、EC(Electronic Commerce)など各分野のビジネス・ソリューション
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更にエンタープライズNTフレームワークは、CMPアーキテクチャによる大規模サーバの活用に向けて、同体系の拡充と拡大を図ってまいります。 |
【eNTテクノロジセンターおよびeNTバックオフィスコンピテンスセンターを開設】 日本ユニシスは、エンタープライズNT分野のサービス・サポート体制の確立に向けて「eNTテクノロジセンター」を開設いたします。 eNTテクノロジセンターは、米国ユニシス社はもとより、米国マイクロソフト社など先進のパートナー企業と連携したグローバルなサービス/サポート体制の日本での拠点となるものです。 日本ユニシスが永年培った汎用機やUNIXによる大規模ミッションクリティカル・システムの構築実績やノウハウ、 サービス、技術力をエンタープライズNT分野に適用し、eNTテクノロジセンターを中核拠点としてお客様に提供してまいります。 また、企業レベルでのBackOffice(R)製品の活用を推進する拠点としてマイクロソフト株式会社との連携に基づくBOCC(Competency Center for Microsoft BackOffice)を日本ユニシスの「eNTバックオフィスコンピテンスセンター」として併せて開設いたします。
米国ユニシス社と日本ユニシスは、エンタープライズNTを今後の戦略の大きな柱とし、この分野でのリーディング・カンパニーとなるべく投資を進め、順次、サーバ製品、ソフトウェア製品、サービス製品を市場に提供してまいります。 |
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製品計画とサービス・サポート体制
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■ CMP:Cellular MultiProcessingアーキテクチャ
- セルラー・マルチプロセッシング(CMP:Cellular MultiProcessing)アーキテクチャとは、業界標準インタフェースに基づきWindows NT(R)アプリケーションの拡張性、可用性、管理性および相互運用性の強化を提供する米国ユニシス社開発によるハードウェアおよびソフトウェアの設計体系です。
- 最大の特徴は、システム分割および共有メモリ技術により、一台のCMPサーバを単一のハイエンド対称マルチプロセッシング(SMP:Symmetric MultiProcessing)システムとして構成することも、複数の独立したシステムとして分割し、かつそれらをクラスタ・システムとして相互に連携したシステム構成とすることも可能としたことです。
- 主な仕様(システム構成)
- プロセッサ数 : 最大32プロセッサ
- 使用プロセッサ : Intel(R)Pentium(R)II Xeon(TM)プロセッサ (IA‐32/IA‐64混在搭載可能)
- メモリ容量 : 最大32Gbyte
- PCIスロット数 : 最大96PCIスロット
- システム分割数 : 最大8システム(ノード)
- システム(ノード)間通信 : 共有メモリ
- RASフィーチャ : 統合管理システムMAP (Management Application Platform)搭載
- CMPアーキテクチャの中/大規模サーバは、平成11年上期に出荷予定。
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■ エンタープライズNTフレームワークに基づく製品計画
- 第1弾として次の製品を平成10年第3四半期から順次出荷を予定しています。
a) フェールオーバ・クラスタ(ミラーディスク型/共有ディスク型)
b) 負荷分散クラスタ(並列処理型)
c) 統合セキュリティ管理システム
d) コンポーネント・ベース統合開発環境
e) 売上データ分析用データマート
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■ eNTテクノロジセンター
- 名 称 : eNTテクノロジセンター (Nihon Unisys eNT Technology Center)
- 設立場所 : 日本ユニシス株式会社 本社ビル内(東京都江東区)
- 開設予定時期 : 平成10年7月28日
- 主な提供サービス
- エンタープライズNT製品関連のデモンストレーション・ショールーム
- エンタープライズNT技術関連の研修・セミナー
- エンタープライズNTシステム関連の各種コンサルテーション
- エンタープライズNTシステムの実証・検証(ベンチマークテスト)
- エンタープライズNTアプリケーション構築・導入・評価・運用の支援
- エンタープライズNT関連の技術情報提供、など
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■ eNTバックオフィスコンピテンスセンター
- 名 称 : eNTバックオフィスコンピテンスセンター
- 設立場所 : 日本ユニシス株式会社 本社ビル内(東京都江東区)
- 開設予定時期 : 平成10年7月28日
- 主な提供サービス
- BackOffice(R)製品の検証・評価
- BackOffice(R)製品によるシステム計画・構築・開発・運用・保守支援
- BackOffice(R)製品に関する最新情報の提供
- BackOffice(R)製品関連のデモンストレーション
- BackOffice(R)製品セミナー開催
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