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Foresight in sight

旧日本ユニシスのニュースリリース

2018年6月6日

日本ユニシス
夏目綜合研究所と業務資本提携
世界最先端の「人の情感を数値化する瞳孔解析技術」を用いたサービス創出の検討開始

日本ユニシスは、夏目綜合研究所と、セキュリティやマーケティングなど幅広い領域でのサービス創出に向けた検討を開始するため、業務資本提携に関する合意書を締結しました。
両社は、夏目綜合研究所が保有する「人の情感を数値化する瞳孔解析技術」と、日本ユニシスが持つ先端ICTおよびさまざまな領域へのシステム提供の実績をもとに、より正確な消費者ニーズの把握などに基づくサービスの高度化や新たなサービス創出による社会課題の解決に貢献していきます。
【背景】
ビッグデータや行動分析が普及し、多様化する消費者ニーズの把握や、より高度なセキュリティ技術が求められる現在、日本ユニシスにおいても、瞳孔反応は、人の情感や健康状態などさまざまなことを把握できる、生体認証や脳波解析に続く世界でも稀な生体認識技術として注目しています。
夏目綜合研究所は、最先端の瞳孔解析技術の研究に取り組み、複数の特許を保持する、生体認識分野における先端企業です。生体、人の情感を数値化し、客観的データとしてさまざまな分野での活用が期待できます。日本ユニシスでは、該社解析技術への画像処理や解析システム拡充への技術支援を行ってきました。
【瞳孔解析技術とは】
瞳孔は副交感神経系および交感神経系の支配を受けています。瞳孔径は心臓や肺と同様、意識的に動かすものではなく、無意識のうちに本心が表れます。こうした瞳孔の反応を解析し、今まで取得できなかった情感(人間の無意識の反応である「情動」と、表情に出る「感情」を合わせた生理反応)を取得する技術です。

夏目綜合研究所は特に以下の技術を持ち、特許を保有しています。
  1. 計測環境の明るさや、呼吸や心拍などの外部影響を除去し、注目や興味・関心による瞳孔反応のみを抽出
  2. 瞳孔反応に関する独自の基準値を有し、客観的評価が可能
  3. 機器など装着せず非拘束で計測できるため、測定によるストレスが少なく日常に近い状態で測定可能
  4. 瞳孔解析と表情解析の両解析を合わせることで、より正確な解析が可能
【厚生労働省ストレスチェック画面】 10秒間画面を見るだけで本心が見える化
瞳孔解析技術イメージ:厚生労働省ストレスチェック画面
【瞳孔解析技術によるTVCM解析】 従来のアンケート形式とは異なる調査手法
瞳孔解析技術によるTVCM解析ツール
瞳孔解析技術によるTVCM解析。従来のアンケート形式とは異なる調査手法
【今後の展開】
日本ユニシスは、テクノロジーがビジネスモデルを変え、ICTを活用して新しいビジネスや生活スタイルを創造する時代を迎えた今、SIを提供するだけでなく、業種・業態の垣根を越えてさまざまな企業が連携する「ビジネスエコシステム」の中核を担いたいと考えています。
当社は夏目綜合研究所と共に、瞳孔解析技術を社会課題の解決に活用できるフィールドを模索し、連携する企業や団体とのビジネスエコシステムの中からそれぞれの技術や強みを組み合わせ実装することで、世界中の人々が健康で安全で安心して暮らせる社会の実現を目指す新たなサービスを創造していきます。
以上
商標、登録商標
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