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旧日本ユニシスのニュースリリース

2018年2月27日

日本ユニシス
電力小売クラウドソリューション Enability®シリーズを刷新 〜 料金計算の「EnabilityCIS」サービスに高圧需要家向け機能を新たに追加 〜

日本ユニシスは、電力小売クラウドソリューション Enability(エナビリティ)シリーズを刷新し、新たに販売を開始します。

Enabilityシリーズにおいて料金計算を中心とした基幹業務を行う「EnabilityCIS」サービスでは、これまで小売電気事業者(注1)に対し低圧(注2)需要家向け機能を提供してきましたが、今回新たに高圧(注3)需要家向け機能を追加しました。

すでに奈良県生駒市、および大阪ガス株式会社をはじめ数社が出資する自治体新電力会社「いこま市民パワー株式会社」で稼働を開始し、他にも小売電気事業者1社での採用が決定しています。
【日本ユニシスのEnabilityシリーズ】
2013年に提供を開始した電力小売クラウドソリューション Enabilityシリーズは、日本ユニシスが電力業界で培ったシステム構築ノウハウを集約したクラウドサービスです。

2016年4月には顧客管理・料金計算システム「EnabilityCIS」サービスを開発し、採用した多くの小売電気事業者が、一般家庭、商店など低圧需要家向けに利用してきました。今回は同サービスに工場や大型商業施設など高圧需要家向け機能を追加し、新バージョンをリリースします。
【背景】
2016年4月から低圧も含めて全面自由化された電力小売マーケットにおいては、高圧需要家向けの顧客管理・料金計算システム導入のニーズが高まっています。

これまで高圧需要家向けの顧客管理・料金計算では、主に既存の表計算ソフトや、社内開発の簡易ツールを利用する小売電気事業者が大多数でした。しかし、昨今では契約件数の増加に伴う業務量の増大、競争激化に伴うサービスレベルの向上を目的に、新システムの導入を検討する小売電気事業者が増えています。
【「EnabilityCIS」サービスにおける高圧需要家対応機能】
  • (送配電事業者より)電力使用量、および最大需要電力の自動取得
  • 最大電力の手動補正、減設による一時的協議の値の登録
  • 契約毎の個別単価の設定(相対契約)
  • 低圧同様の分散検針に対応した料金計算
  • 低圧・高圧契約のまとめ請求
■「Enabilityシリーズ」概要図
【今後の展開】
日本ユニシスは、電力システム改革が進み、今後エネルギー事業者を取り巻く環境が大きく変わろうとしていく中、AI、ビッグデータ処理、RPA(Robotic Process Automation:ロボットによる業務自動化)などの新しい技術も取り入れながらEnabilityシリーズの機能を拡充し、小売電気事業者の業務効率化を支援してきます。
以上
注記
注1:小売電気事業者
2016年4月の「電力自由化」以前は、電気の購入先は地域の電力会社に限られていました。「電力自由化」後の現在では、地域電力会社に加え、新電力など電気の契約先を自由に選べるようになりました。
注2:低圧電力
契約電力50キロワット未満。商店、小規模事業所や一般家庭などが契約する。 
注3:高圧電力
契約電力50キロワット以上。工場や大型商業施設などが契約する 。
商標、登録商標
  • Enabilityは日本ユニシス株式会社の登録商標です。
  • その他記載の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。
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※掲載のニュースリリース情報は、発表日現在のものです。その後予告なしに変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。