JP/EN

 

Foresight in sight

旧日本ユニシスのニュースリリース

2017年8月2日

日本ユニシス・エクセリューションズ
3次元統合CAD/CAMシステム「CADmeister®」の新バージョン V12.0を提供開始 〜 お客さまの業務を支援する「ものづくり」に最適なソリューションを提供 〜

日本ユニシス・エクセリューションズ株式会社(本社:東京都江東区、社長:今村 康、以下UEL)は、3次元統合CAD/CAMシステム「CADmeister(キャドマイスター)」の新バージョン V12.0を本日から販売開始します。
「CADmeister」は2005年7月に販売を開始し、これまでに国産唯一の3次元統合CAD/CAMシステムとして金型メーカーを中心に累計で30,000シート以上採用されてきました。
今回リリースする「CADmeister V12.0」の主な特徴は以下の通りです。
  1. 3次元設計の試行錯誤とノウハウ適用を“サクサク”行えるCAD
    レスポンスと操作性を徹底的に追及しました。お客様独自の雛形化/自動化を推進することで、ストレスフリーな設計を実現しています。
  2. 高効率、かつ高品質なモデリングを行うCAD
    専用モデリング機能を充実しました。形状処理技術の向上により新素材でも品質を確保できるレベルまで押し上げることができます。
  3. CAM作業を自動化できるCAD/CAM
    CAD/CAM一体型の特性を活かしCADからCAMへ属性を連携します。
「CADmeister V12.0」で強化された主な機能は以下の通りです。
<3次元設計に必要なレスポンスと操作性>
  • 「操作できないコマンドの無効化」、「カーソル周辺情報の表示」など、事前にシステム情報を視認できるように改善。利用者がシステムの操作や動作を認識し易くなり、操作ミスを事前抑止すると共に操作の手戻りが削減できます。
<専用モデリング機能を充実>
  • フィレット(注1)合流部に、ぼかし面形状をリアルタイムにプレビューしながら作成できる「フィレット面整形」機能を追加。
    「CADmeister V12.0」フィレット面整形
  • フランジ(注2)部に伸び率を見込んだ形状を作成する「フレア面(注3)」機能を作成。
    「CADmeister V12.0」フレア面
<CAM機能>
  • 設計で付与した加工面の面色、および粗度の情報をPRESS加工特徴へ自動変換。
    これによりCAM加工工程を自動的に生成することが可能です。
    「CADmeister V12.0」PRESS加工特徴へ自動変換
  • 等高系工程の複数領域指示が可能。また、手順(工程)インポートでレイヤまたはグループに所属する形状群から「面沿い・2D・穴あけ」領域を自動設定します。
UELは今回の「CADmeister V12.0」販売において、今後1年間で約5,000ライセンスの出荷、約36億円の売上を見込んでいます。

UELは、今後も業界動向やお客さまの声を反映しながら「CADmeister」の機能強化を積極的に推進し、金型業界、およびお客様の国際競争力の維持拡大、設計/生産業務のさらなる効率化に貢献していきます。
以上
注記
注1:フィレット 

形状の角を丸めること。

注2:フランジ

円筒形あるいは部材からはみ出すように出っ張った部分。

注3:フレア面

プレス金型の曲げフランジ成形では、変形時に材料端部が引き伸ばされ、割れが発生することあります。この割れを防ぐため、フランジ部に伸び率を見込んだ形状円筒形あるいは部材からはみ出すように作成した面。

商標、登録商標
  • CADmeisterは、日本ユニシス・エクセリューションズ株式会社の登録商標です。
  • その他記載の会社名および商品名は、各社の登録商標または商標です。
関連リンク

※掲載のニュースリリース情報は、発表日現在のものです。その後予告なしに変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。