2017年6月9日
日本ユニシス
ベンチャーキャピタル事業の新会社「キャナルベンチャーズ株式会社」を設立、総額50億円のファンドを組成
〜 イノベーションを持続的に創出し、日本のデジタルトランスフォーメーションを加速 〜
日本ユニシス株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:平岡 昭良、以下 日本ユニシス)は、イノベーションの持続的な創出を目指し、ベンチャーキャピタル(以下VC)事業を行う新会社「キャナルベンチャーズ株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役CEO:齊藤 昇、以下 キャナルベンチャーズ)」を設立、総額50億円のベンチャーキャピタルファンド「Canal Ventures Collaboration Fund 1号」を本日組成しました。
当社は、これまでイノベーション創出のための取り組みとして、NextPrincipal (注1)、アイディアソン・ハッカソン、T3 (注2)など、さまざまな取り組みを行ってきました。また、TECH PLANTER への参加、シリコンバレーのファンド・オブ・ファンズへの出資(注3)など、オープンイノベーションへの取り組みを積極的に進めてきました。
今回デジタルトランスフォーメーション(注4)領域へ投資するファンドをもつVCを設立し、スタートアップやVC、アクセラレーター(注5)の輪に参画しビジネスエコシステムを形成することで、イノベーションの持続的な創出を目指していきます。
当社が実現したいことは、以下の通りです。
当社は、これまでイノベーション創出のための取り組みとして、NextPrincipal (注1)、アイディアソン・ハッカソン、T3 (注2)など、さまざまな取り組みを行ってきました。また、TECH PLANTER への参加、シリコンバレーのファンド・オブ・ファンズへの出資(注3)など、オープンイノベーションへの取り組みを積極的に進めてきました。
今回デジタルトランスフォーメーション(注4)領域へ投資するファンドをもつVCを設立し、スタートアップやVC、アクセラレーター(注5)の輪に参画しビジネスエコシステムを形成することで、イノベーションの持続的な創出を目指していきます。
当社が実現したいことは、以下の通りです。
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スタートアップとともに日本ユニシスグループとして培った各業界の大手事業会社とのリレーションを利用し、販路開拓を支援、また各業界の基幹系システムもしくはプラットフォームへの接続を含めたエンジニアリングをサポートします。事業性があるスタートアップには、財務面の強化を含めたトータルサポートで、ともに事業拡大を目指します。
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VCとともに関わりあるスタートアップに対し、販路、技術、資金面での強みを生かし、ともに事業拡大を目指します。当社グループの強みである、大規模顧客に対するBtoBビジネスでのノウハウを元に、ともにスクリーニング、ハンズオンを行います。
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日本ユニシスグループのお客さま(事業会社)とともにイノベーションを求めるお客さまに対し、スタートアップを紹介するだけではなく、POC(注6)実施から、事業創出までをともに検討します。最新のビジネス動向の提供や、お客さまの課題解決の糸口を対外的に探すことも可能となります。
■新会社概要
会社名 | キャナルベンチャーズ株式会社 http:// www.canal-v.com /(近日公開予定) ![]() |
本社所在地 | 東京都江東区豊洲1-1-1 (日本ユニシス本社ビル内) |
設立 | 2017年5月19日 |
役員 | 代表取締役CEO 齊藤 昇 代表取締役COO 保科 剛 取締役CSO 浜田 大輔 |
資本金 | 1億円 |
出資比率 | 日本ユニシス株式会社 100% |
主な事業内容 | ・ VCの運営およびコンサルティング ・ ベンチャービジネスへの投資 ・ 新規事業開発およびコンサルティング事業 ・ セミナーおよびイベントの企画および運営 |
■ファンド概要
名称 | Canal Ventures Collaboration Fund 1号投資事業有限責任組合 |
ファンド総額 | 5,000百万円 |
設立日 | 2017年6月9日 |
組合員構成 | 有限責任組合員:日本ユニシス株式会社 無限責任組合員:キャナルベンチャーズ株式会社 |
投資対象 | ・シード・アーリーステージ(注7)のスタートアップおよびそれを対象としたVC ・デジタルトランスフォーメーション領域で、日本ユニシスグループとの協業可能性の高いもの ・地域は、日本、アメリカ、アジアなど |
キャナルベンチャーズは、スタートアップ、VC、アクセラレーターとともにビジネスエコシステムを形成し、新しいビジネスの連携の輪を広げ、かつてないプラットフォームを築き、未来のあたりまえになっていく革新的なサービスを実現することにより、日本のデジタルトランスフォーメーションを加速します。
以上
- 注記
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- 注1:NextPrincipal
- NextPrincipalは2017年度で10期目となる日本ユニシスの人財イノベーションプログラム。当社では、新しいビジネスを自ら創出できる人財を「プリンシパル人財」と呼んでおり、NextPrincipalは、新事業を生み出す若手人材を発掘し育成することを目指している。
- 注2:T3
- T3は当社の働き方改革施策。「Time to think」の略称で、毎週連続した3時間を確保し、その時間を有効活用して、通常業務以外のことに取り組む活動。新たな思考の醸成を行うとともに、3時間を生み出すために業務の改革も同時に推進することを狙いとしている。
- 注3:TECH PLANTER への参加、シリコンバレーのファンド・オブ・ファンズへの出資
- 2017年5月17日付トピックス
2017年度「TECH PLANTER」に日本ユニシス株式会社がパートナー参加
http://www.unisys.co.jp/topics/170517_techplanter2017.html
2017年2月24日付ニュースリリース
日本ユニシス シリコンバレーのファンド・オブ・ファンズに出資を決定。FinTechを活用した
地域金融機関との新ビジネス創出を加速
https://www.unisys.co.jp/news/nr_170224_fof.html
- 注4:デジタルトランスフォーメーション
- 2004年にスウェーデンのウメオ大学のエリック・ストルターマン教授が提唱した概念で、「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させること」をいう。
- 注5:アクセラレーター
- 起業家や創業直後の企業などに対して、事業を成長・加速させるための支援を行う組織のこと。
- 注6:POC(Proof Of Concept)
- 新しい概念や理論、原理などが実現可能であることを示すための簡易な試行。一通り全体を作り上げる試作(プロトタイプ)の前段階で、要となる新しいアイデアなどの実現可能性のみを示すために行われる、不完全あるいは部分的なデモンストレーションなどを意味する。
- 注7:シード・アーリーステージ
- 一般的にベンチャー企業の成長段階における初期の区分を表し、会社設立前の準備期から創業して間もない時期を指す。
- 商標、登録商標
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- キャナルベンチャーズは、日本ユニシス株式会社の商標です。
- その他記載の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。
- 関連リンク
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2017年5月17日付 トピックス >
2017年度「TECH PLANTER」に日本ユニシス株式会社がパートナー参加 -
2017年2月24日付 ニュースリリース >
日本ユニシス シリコンバレーのファンド・オブ・ファンズに出資を決定。FinTechを活用した
地域金融機関との新ビジネス創出を加速
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2017年5月17日付 トピックス >
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