2017年1月19日
日本ユニシス・エクセリューションズ
含有化学物質管理システム「グリーン調達マイスター®」の新バージョン V7.0を提供開始
〜 環境負荷物質情報調査のための新フォーマット『chemSHERPA』に対応 〜
日本ユニシス・エクセリューションズ株式会社(本社:東京都江東区、社長:今村 康、以下UEL)は、製品含有化学物質管理システム「グリーン調達マイスター」の新バージョン V7.0を2017年2月下旬から販売開始します。
「グリーン調達マイスター」は2006年10月に販売を開始し、これまでに化学品、素材、成形品、部品、アッセンブリー、完成品メーカーにおいて、累計で2,500ライセンス以上採用されてきました。
今回リリースするV7.0は、従来標準スキームとされていたJAMP(注1)やJGPSSI(注2)に加え、業界横断型の新スキームとなるchemSHERPA(ケムシェルパ)(注3)フォーマットの入出力機能を新たに追加しました。さらに各種業務支援、自社独自規制への適合判定機能なども搭載しています。
「グリーン調達マイスター V7.0」で搭載される主な機能は以下の通りです。
■chemSHERPAの機能
「グリーン調達マイスター」は2006年10月に販売を開始し、これまでに化学品、素材、成形品、部品、アッセンブリー、完成品メーカーにおいて、累計で2,500ライセンス以上採用されてきました。
今回リリースするV7.0は、従来標準スキームとされていたJAMP(注1)やJGPSSI(注2)に加え、業界横断型の新スキームとなるchemSHERPA(ケムシェルパ)(注3)フォーマットの入出力機能を新たに追加しました。さらに各種業務支援、自社独自規制への適合判定機能なども搭載しています。
「グリーン調達マイスター V7.0」で搭載される主な機能は以下の通りです。
■chemSHERPAの機能
-
データベースによる情報一元管理chemSHERPAデータをデータベースに取り込むことができます。従来から管理しているデータとともに一元管理が可能です。これにより、ツールごとのデータファイルを管理する必要がなくなります。また過去の入出力データは、全て履歴で管理されるため、過去の回答のトレースや実績確認が可能です。
-
chemSHERPAデータ互換従来のJAMP AIS、MSDSplus(注1)およびJAMAシート(注4)の成分情報との双方向での互換機能を搭載します。また、chemSHERPA成分情報を利用したJGPSSI(データヘの変換支援機能)も提供予定です。

-
遵法判断情報のバージョン別管理他社のchemSHERPA作成支援ツールでは、遵法判断情報はそのツールに合ったバージョンの情報しか取り扱えません。グリーン調達マイスターでは、遵法判断情報は全てのバージョンのデータを管理可能としました。これによりお客さまごとに異なるバージョンでの要求に対する回答や、サプライヤからのバージョン違いの回答管理などに柔軟な対応が可能となります。
-
その他の運用支援機能chemSHERPAデータ出力時や遵法判断情報作成時に、オペレーションの簡素化を目的としたさまざまな入力支援機能を提供します。
UELは、今回の「グリーン調達マイスター V7.0」販売において、今後3年間で約5,000ライセンスの出荷を目指しています。
UELは、今後も業界動向やお客さまの声を反映しながら「グリーン調達マイスター」の機能強化を積極的に推進し、製造業における含有化学物質管理業務のさらなる効率化に貢献していきます。
UELでは、「グリーン調達マイスター chemSHERPA対応版お披露目セミナー」を2017年1月24日(火)、日本ユニシス株式会社の豊洲本社で開催します。
UELは、今後も業界動向やお客さまの声を反映しながら「グリーン調達マイスター」の機能強化を積極的に推進し、製造業における含有化学物質管理業務のさらなる効率化に貢献していきます。
UELでは、「グリーン調達マイスター chemSHERPA対応版お披露目セミナー」を2017年1月24日(火)、日本ユニシス株式会社の豊洲本社で開催します。
■グリーン調達マイスター chemSHERPA対応版お披露目セミナー
・開催日時 : 2017年1月24日(火) 14:00~16:00
・開催場所 : 日本ユニシス(株)6F セミナールームA(東京都江東区豊洲1-1-1)
・入 場 : 無料
以上
- 注記
-
- 注1:JAMP AIS / MSDSplus
- JAMP(アーティクルマネージメント推進協議会)は、サプライチェーンにおける製品含有化学物質の適切な管理、および円滑な情報の開示を促進し、もって産業の国際的な競争力確保に寄与することを目的として設立された組織です。AIS、およびMSDSplusは同組織が提唱する情報伝達フォーマットです。AIS(アーティクルインフォメーションシート)は成形化された製品・部品の含有物質情報を報告するための情報伝達シート、MSDSplusは素材、化学品、混合物などに関して報告するための情報伝達シートです。
- 注2:JGPSSI
- グリーン調達調査共通化協議会の略称です。JGPSSIは電気・電子製品に含有する化学物質の情報を、業界で効率よく伝達できるようにと作られた組織です。2012年5月をもって発展的解消し、電気・電子業界およびその製品に関する製品含有化学物質情報伝達の国際標準規格であるIEC62474の日本国内における検証チーム(国内VT62474)へ活動を引き継ぎました。
- 注3:chemSHERPA
- 経済産業省が2015年10月に提供開始したサプライチェーンにおける新たな製品含有化学物質情報の伝達スキーム。chemSHERPAは国際規格であるIEC62474に準拠し、日本標準だけでなく、国際標準となることを目指し、IECやIPCなどとの国際的な枠組みとも連携をしています。chemSHERPA-AIは成形品向け情報シート、chemSHERPA-CIは化学品向け情報シートです。
- 注4:JAMAシート
- JAMA/JAPIA統一データシートのこと。環境規制への対応のため、製品中に含有する材料・化合物の調査に使用する目的で、一般社団法人日本自動車工業会(JAMA)・一般社団法人日本自動車部品工業会(JAPIA)で合意された帳票です。
- 商標、登録商標
-
- グリーン調達マイスターは、日本ユニシス・エクセリューションズ株式会社の登録商標です。
- その他記載の会社名および商品名は、各社の登録商標または商標です。
- 関連リンク
※掲載のニュースリリース情報は、発表日現在のものです。その後予告なしに変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。