日本ユニシス株式会社（本社：東京都江東区、社長：黒川茂、以下日本ユニシス）は、広島県の江田島市観光協会（会長：伊藤 富美雄 氏）から「物語のしま江田島、スタンプラリーシステム構築委託業務」を受託しました。現在までにスタンプラリーシステムのアプリ開発とクラウド基盤の整備は順調に終了し、4月1日から「兵姫（へいき）ストライク（注1）」とコラボレーションしたスタンプラリーが江田島市で始まります。本開発プロジェクトではスマートフォン向けアプリの開発プラットフォーム「Monaca®（注2）」を採用することで、アプリ開発のライフサイクル全般を効率化しています。

江田島市観光協会では、地方創生事業の一環として、交流人口拡大を目的に2016年4月から12月まで、江田島市内全域を周遊するスタンプラリーを実施します。市内の総延長70km余りのバス路線上にある指定のバス停にスマートフォンで読み取れるカメレオンコード（Chameleon Code®）（注3）を貼付し、バス停を踏破した観光客に、抽選で「兵姫ストライク」のキャラクター入りのオリジナルグッズをプレゼントします。

カメレオンコードを野外で使うスタンプラリーは日本で初めての試みです。また、キャラクターコンテンツとコラボレーションし、市内全域のバス停を利用するスタンプラリーは全国的にもめずらしいケースとなっています。

日本ユニシスは、これまでに「内閣官房におけるデータカタログサイト試行版の立ち上げ」、「中古不動産流通市場の活性化を目指す国土交通省の不動産総合データベース構築」、「横浜市、横浜信用金庫とのオープンデータを利活用した地域活性化プロジェクトの実証実験」など、業種・業態をまたがる数々のビジネス提案とエコシステム構築を手がけてきました。また、地域創生に向けてインバウンド対策をはじめとする「ICTを活用した観光エコシステム」を積極的に推進しています。

当社は、今回開発を行う江田島市観光協会のスタンプラリープロジェクトを通じて得られるデータから、新たなオープンデータ利活用モデルの創出を目指すとともに、今後の観光活性化を実現する新しいエコシステムの創造と地域創生に寄与していきたいと考えています。

江田島市観光協会によるスタンプラリーの事業概要は以下の通りです。

• 江田島市内全域において、2016年4月からスマートフォンアプリケーション（対応OS：iOS8～9、Android™4.1～6.0）を使ったスタンプラリーを実施。
• 日本ユニシスが提供するアプリには「兵姫」と呼ばれる擬人化キャラクターを採用。観光客はカメレオンコードをスマートフォンで読み取ることで、同キャラクターのスタンプ画像を取得。
• アプリには、江田島市のオープンデータ（観光施設・飲食店・お土産品店・トイレなどの観光情報）を盛込み、GPS機能を活用した位置情報の取得も可能。
• 江田島市内全域に点在するバス停を巡るコースを踏破した観光客に、抽選で「兵姫ストライク」のキャラクター入りのオリジナルグッズを提供。

＜スタンプラリー概要＞

以上

今回の発表に当たり、以下のコメントをいただいています。

アシアル株式会社
代表取締役社長
田中正裕 氏

この度は、「物語のしま江田島、スタンプラリーシステム」のモバイルアプリ開発にMonacaをご採用いただいたことを心より感謝申し上げます。今後、地方自治体におけるモバイルアプリの必要性が急激に高まることが予想され、当分野での開発実績の豊富な日本ユニシス様とともに、アプリ活用のご支援ができることを楽しみにしております。