JP/EN

 

Foresight in sight

旧日本ユニシスのニュースリリース

2013年8月1日

薩摩川内市「EV導入実証事業」を甑島(こしきしま)で開始 〜 充電スタンド管理に、充電インフラシステムサービス「smart oasis®」を導入 〜

薩摩川内市(所在地:鹿児島県薩摩川内市、市長:岩切 秀雄、以下 薩摩川内市)は、日本ユニシス株式会社(本社:東京都江東区、社長:黒川 茂、以下 日本ユニシス)の協力を得て、「甑島電気自動車(EV)レンタカー導入実証事業」(以下 本事業)を本日から開始します。

薩摩川内市では、市内に内在する多くの課題を解決できる「市民の喜ぶエネルギー面での処方箋」を提示することを目的とし、本年3月に次世代エネルギービジョン(注1)を策定しました。その中で触れられている10年から20年先の『ありたい姿(未来像)』を見据えた「次世代エネルギーを活用したまちづくり」のためにさまざまな施策に取り組んでいます。
  本事業では、甑島の持続可能な環境保護と観光振興が両立したエコアイランド化を目指し、EV3台を公用車として導入し休日や観光シーズンは、レンタカーとして観光客や市民に、島内のレンタカー事業者から貸し出す事業です。このことにより、甑島観光における島内交通の充実を図り、観光客の利便性向上に加え、行動範囲が拡大することによる経済振興を目指します。また、甑島に2基の充電スタンドを設置し、本事業で導入するEVの充電に利用します。
  薩摩川内市は、本事業で導入する充電スタンドを同時期に実施する、甑島超小型モビリティ(注2)導入実証事業(注3)でも利用し、充電スタンドの利用データなどを市内での充電インフラ整備に活用する予定です。

日本ユニシスは、EV・プラグイン ハイブリッド車(PHV)向け、充電インフラシステムサービス「smart oasis(スマートオアシス)」(注4)を開発し、全国の地方自治体や高速道路のサービスエリア、パーキングエリア、商業施設などでサービスを展開しています。このたび、甑島に設置した充電スタンドの利用者認証や利用履歴管理を行うため「smart oasis」を提供します。島内のEV・PHVユーザーは、薩摩川内市が発行する利用者カードで充電スタンドの利用ができ、カーナビゲーションシステムやWebサイト、スマートフォンなどで充電スタンド位置情報や空き情報、メンテナンス情報を入手することが可能です。

EVと超小型モビリティ

EVと超小型モビリティ

以上

注記
注1:薩摩川内市 次世代エネルギービジョン
市が持続的経済発展を遂げるため、長期的視点に立って次世代エネルギーを活用したまちづくりを進めていくために取り組むべき方向性や重点分野を示すものです。ビジョンでは、市が抱える課題等を踏まえ、「市民生活」、「産業活動」、「都市基盤整備」の3つの柱に沿って、新しいライフスタイルの確立や関連産業の振興等、10の取り組みテーマを設定しています。
注2:超小型モビリティ
自動車よりコンパクトで小回りが利き、環境性能に優れ、地域の手軽な移動の足となる1人〜2人乗り程度の車両です。
注3:甑島超小型モビリティ導入実証事業
国土交通省の超小型モビリティ導入促進事業を活用し、甑島に超小型モビリティ(トヨタ車体株式会社 COMS(コムス))を20台導入するものです。20台の車両は、地域の住民自治組織である地区コミュニティ協議会や島内のレンタカー事業者、市役所の支所等に配備し、新たな移動手段を提供することで、市民生活の利便性向上や観光振興のほか、環境に配慮したライフスタイルの転換を促すものです。
注4:smart oasis(スマートオアシス)
電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)の充電インフラを利用するための、利用者認証機能や課金機能および充電装置の位置情報・空き情報を提供するシステムサービスです。
商標、登録商標
  • smart oasisは、日本ユニシス株式会社の登録商標です。
  • その他記載の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。
関連リンク

※掲載のニュースリリース情報は、発表日現在のものです。その後予告なしに変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。