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旧日本ユニシスのニュースリリース

2013年5月8日

日本ユニシス
インテル®プロセッサーを採用した
エンタープライズサーバー中小型機の新シリーズを販売開始 〜 「Unisys ClearPath® Server CS4200Dシリーズ」を提供 〜

日本ユニシス株式会社(本社:東京都江東区、社長:黒川 茂、以下 日本ユニシス)は、米国ユニシスのエンタープライズサーバー中小型機の「CS4200Dシリーズ」の販売を本日から開始します。

 「CS4200Dシリーズ」は、インテル プロセッサーを採用した「CS4100Dシリーズ」の後継機種です。「CS4100Dシリーズ」と同様に、新アーキテクチャーにより再コンパイルなしに既存OS2200アプリケーションの稼働を実現しています。

 前シリーズに比べ、単一OS2200環境下のシステム最大性能の40%向上を達成したほか、従量制料金への対応および、中小型機で初めて外部連携専用エンジンの単一サーバーハードウェア上への統合と標準搭載提供を実現しました。

「CS4200Dシリーズ」の主な特徴は、以下のとおりです。

1. 4つのモデルで従量制料金への対応および、多様な要求をカバー
「CS4200Dシリーズ」は、従来型固定料金の中型モデル「CS4280D」に加え、OS2200リソースの使用量を実稼働に併せた効率的な利用を可能とする、従量制料金(メータリング(注1))の中型モデル「CS4290D」、そして従量制料金のエントリーモデルとして、「CS4290D」の機能・構成をコンパクトにした「CS4270D」、「CS4250D」を用意し、多様な要求に応えます。

2. システム最大性能が、約40%向上(単一OS2200環境下)
中型モデル「CS4280D」の性能は、1システム当たり50IPC(注2)から最大2,300IPCまで拡張可能で、前機種の「CS4180D」に比較して、OS2200単体 IP(Instruction Processor = プロセッサー)性能は30%向上、単一OS2200環境下のシステム最大性能は、約40%向上しています。一方、従量制料金モデルの「CS4290D」では、最大性能を1システムあたり、最大2,300IPCまでの範囲を自由に設定・変更が可能です。

3. インテル プロセッサー上で従来のCMOS(注3)機との完全互換を実現
「CS4200Dシリーズ」は、インテル プロセッサーの専用ファームウェア上で従来のCMOS機と完全互換のOS2200 IPを実現しています。また、ハードウェア増設なしに、OS2200 IPを最大10個まで拡張(構成)可能です。
 
4. 外部連携専用エンジン2種の標準提供
ClearPathサーバー専用として提供される外部連携専用エンジンは、既存システムのモダナイゼーションを支援するための強力なツールです。今回、中小型機としては初めて、外部連携専用エンジン2種(ClearPath Portal(注4)、Java プロセッサー (注5))を標準機能として提供します。
*Javaプロセッサー使用に際しては、追加でライセンスを購入いただきます

5. OS2200の機能を拡張するサーバー群を統合
「CS4200Dシリーズ」では、OS2200の機能を拡張する外部連携専用エンジンのサーバー群を、米国ユニシスが開発したサーバー仮想化技術であるs-Par™(エスパー)(注6)を用いて単一のインテルサーバー上に統合しました。これにより、複数サーバーハードウェアの導入の手間や個別のメンテナンスに伴う複雑さを無くし、管理コストを削減することが可能になりました。

「CS4280D」の最小構成価格(ハードウェア、ソフトウェア、保守料金の合計金額、税別)は、月額553万円からです。

以上
注記
注1:メータリング

OS2200リソースの使用量を計測・集計・通知する技術を用いて、実際の使用量に応じて課金する仕組みです。これにより、短期間または一時的な繁忙期(スパイク)に備えて高価なシステムを購入するのではなく、OS2200システムのIP性能を必要なときに必要なだけ、自由に利用可能になります。

注2:IPC(Instruction Processing Capacity)
IP性能を表わす日本ユニシスの独自性能単位です。
注3:CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)
米国ユニシス固有OS専用のプロセッサーです。
注4:ClearPath Portal
従来の専用端末からしかアクセスできなかった、OS2200トランザクションアプリケーションを、ノンプログラミングでWebブラウザ、モバイル端末、スマートフォン、Webサービスと連携可能にします。

注5:Java プロセッサー
現在主流のプログラミング言語の1つであるJava の実行環境を用意し、オープンソースを含めた新しいアプリケーションからOS2200のシステム資産を活用することを実現しました。
*2013年6月提供開始予定です。
注6:s-Par
CPUやメモリなどハードウェアリソースを、各仮想OSに専用に割り当ててハードウェアレベルでの仮想システム間の完全な隔離を実現し、堅牢性およびセキュリティを高めることでミッションクリティカルシステムに対応する、米国ユニシスが開発したサーバー仮想化技術です。
商標、登録商標
  • ClearPath、s-Parは、Unisys Corporationの登録商標または商標です。
  • Javaは、Oracle Corporationおよびその子会社、関連会社の米国およびその他の国における登録商標です。
  • インテルは、米国およびその他の国におけるインテル コーポレーションまたはその子会社の商標または登録商標です。
  • その他記載の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。
関連資料
関連リンク

※掲載のニュースリリース情報は、発表日現在のものです。その後予告なしに変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。