2012年8月2日
日本ユニシス
電気自動車の「充電インフラシステムサービス」にて神戸市での節電対策に貢献
日本ユニシス株式会社(本社:東京都江東区、社長:黒川 茂、以下 日本ユニシス)は、神戸市(兵庫県神戸市、市長:矢田 立郎 氏)の要請を受け、節電対策の一環として神戸市に設置されている急速充電器11基への電力需給ひっ迫時の節電対策に協力しています。
日本ユニシスは、電気自動車(EV)・プラグイン ハイブリッド車(PHV)向け充電インフラシステムサービス「smart oasis®(スマートオアシス)」(注1)を開発し、2010年から神戸市に設置されています急速充電器に、利用者認証や利用履歴管理などのEV向け「充電インフラサービス」を提供しています。
今夏の関西電力管内における電力需給状況については、引き続き2010年夏比「10%以上」の節電目標が維持されています。神戸市では、市民の安全・安心の確保や産業活動・都市機能の維持などの観点から、今夏の電力需給ひっ迫の緩和を図るため、「7月2日(月)から9月7日(金)までの平日(8月13〜15日除く)9時から20時までの間、平成22年度夏季使用最大電力を基準として、15%以上の節電」を目標に、市の施設の節電対策を実施しています。
日本ユニシスは、電力使用量が97%超となる時間帯においては、神戸市の要請に基づき、「smart oasis」を活用し、遠隔操作にて急速充電器11基全ての利用制限を行うことで電力のピークカットなどの節電対策に貢献します。
今後、日本ユニシスは「smart oasis」によって、充電システムの利用者認証や充電サービス管理などを提供し、充電インフラの構築拡大を図ります。また、2012年4月からは、「BEMSアグリゲーター(注2)」として、充電設備を対象とした電力需給ひっ迫時の使用抑制やデマンドレスポンス(注3)による電力のピークカットを目的としたエネルギー使用の最適化、EVからの給電制御など、エネルギー使用効率を高める仕組みづくりを行う予定です。
以上
■ 神戸市内の急速充電器設置場所一覧
NO | 名称 | 住所 |
---|---|---|
1 | スーパーオートバックスサンシャインKOBE | 東灘区青木1-2-34 |
2 | 六甲山牧場 | 灘区六甲山町中一里山1-1 |
3 | 神戸空港 | 中央区神戸空港1 |
4 | エコール・リラ | 北区藤原台中町1-2-2 |
5 | 箕谷駐車場 | 北区山田町下谷上池ノ内6 |
6 | しあわせの村 | 北区山田町下谷上字中一里山14-1P2駐車場 |
7 | ナナ・ファーム須磨 | 須磨区外浜町4-1-1 |
8 | 須磨区役所 | 須磨区大黒町4-1-1 |
9 | 軽スタジオ大蔵谷 | 西区伊川谷町有瀬629-1 |
10 | プレンティ | 西区糀台5-6-1フットサルコート前 |
11 | こうべ環境未来館 | 西区見津が丘1-9 |
注記
- 注1:smart oasis(スマートオアシス)
- 日本ユニシスの「smart oasis」は、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)の充電インフラを利用するための利用者認証機能や課金機能および、充電装置の位置情報・空き情報を提供するシステムサービスです。
- 注2:BEMS(Building and Energy Management System:ビルエネルギー管理システム)アグリゲーター
- 日本ユニシスは、大和ハウス工業と経済産業省の「平成23年度エネルギー管理システム導入促進事業費補助金(BEMS)に係るBEMSアグリゲーターの公募」において、2012年4月4日、BEMSアグリゲーターに採択されました。アグリゲーター(エネルギー利用情報管理運営者)とは、中小規模ビルなどにBEMSの導入を促進させるとともに、クラウドシステムによって自ら集中管理システムを設置し、高圧小口電力需要家に対してエネルギー管理支援サービス(電力消費量を把握し、節電を支援するサービス)を行う事業者のことです。
- 注3:デマンドレスポンス
- 電力需給のひっ迫が予想されるピーク時間帯に電力価格が高くなるように、動的に料金を設定し、節電分だけインセンティブ(ポイントなど)を還元することによって、電力需要の削減を促進させる取り組みのことです。
- 商標、登録商標
-
- smart oasisは、日本ユニシス株式会社の登録商標です。
- その他記載の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。
- 関連リンク
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