2012年5月22日
日本ユニシス
エンタープライズサーバー「Unisys ClearPath® Server」 2機種を販売開始
大型機CS800Lシリーズと中型機CS4100Lシリーズを提供
日本ユニシス株式会社(本社:東京都江東区、社長:黒川 茂、以下 日本ユニシス)は、米国ユニシスのエンタープライズサーバー大型機「CS800Lシリーズ」と中型機「CS4100Lシリーズ」を本日から販売開始します。
「CS800Lシリーズ」は、MCP(注1)環境で稼働する大型機「CS680Lシリーズ」の後継機に位置付けられる最上位機で、デュアルコア・プロセッサーのASIC(エイシック)(注2)を搭載し、処理性能は前機種「CS680Lシリーズ」と比較して単一プロセッサー当たりで約20%向上しています。
「CS4100Lシリーズ」は、MCP環境で稼働する中型機「CS4000Lシリーズ」の後継機に位置付けられる機種で、インテル®Xeon®ヘキサコア・プロセッサー(注3)を搭載し、企業の基幹システムとして活用できる信頼性と可用性を高めたHigh Availability(HA)システムを提供します。
今回、両シリーズは、新規機能として既存システムのモダナイゼーションを支援する「ClearPath Portal」を提供します。「ClearPath Portal」は、従来の専用端末からしかアクセスできなかったMCPアプリケーションを、ノンプログラミングでWebブラウザ、モバイル端末、スマートフォン、Webサービスと連携可能にします。
その他の各シリーズの主な特徴は、以下のとおりです。
■ 「CS800Lシリーズ」
- CMOS(注4)プロセッサーの処理性能を20%向上 米国ユニシス独自のアーキテクチャである最新のClearPath専用プロセッサーにより、処理性能は前機種と比較して単一プロセッサー当たりで約20%向上しています。また、単一OS環境下のシステム最大性能も約16%向上しています。提供性能は、各モデル間で最大12倍の拡張性を持っています。
- 必要に応じて、処理性能の動的な再配置が可能 前機種と同様に、パーティション(注5)ごとに設定した処理性能は、キャパシティオンデマンド機能(注6)によって、業務ピーク時、あるいは別システムの障害バックアップ用として動的に増強することができます。また、パーティション間で処理性能を動的に再配置する機能(Performance Redistribution機能)を標準装備し、業務ピーク時にも柔軟かつ迅速に対応することができます。
■ 「CS4100Lシリーズ」
- インテルプロセッサー上で従来のCMOS機との完全互換性を実現 インテルプロセッサーの専用ファームウェア上で従来のCMOS機と完全互換のMCP環境を実現しているため、お客さまのプログラム資産をそのまま継承することが可能です。
また、提供プロセッサー性能は最大36倍の拡張性を有し、お客さまの必要とする最適な性能モデルの選択が可能です。 - 高可用性システムの提供とオールインワン構成のハードウェアを提供 お客さまの止められない基幹システムに活用していただくために、本体構成を二重化した High Availability(HA)システムを標準提供します。さらに、プロセッサーやメモリ、I/Oチャネルなど基本モジュールに搭載される機器は、すべて基本搭載したオールインワン方式で提供します。
今回販売を開始する各機種の価格は、以下のとおりです。
- 「CS800Lシリーズ」
- 最小構成価格 2,266万円/月額(ハードウェア、ソフトウェア、保守料金の合計、税別)から。
- 「CS4100Lシリーズ」
- 最小構成価格 519万円/月額(ハードウェア、ソフトウェア、保守料金の合計、税別)から。
以上
注記
- 注1:MCP
- Master Control Programの略称であり、Unisys ClearPath Server用オペレーティング・システムのことです。
- 注2:ASIC
- Application Specific Integrated Circuit(特定用途向け集積回路)の略称です。
- 注3:ヘキサコア・プロセッサー
- 1つのソケット上に、6つのコアを搭載しているプロセッサーです。
- 注4:CMOS (Complementary Metal Oxide Semiconductor)
- 米国ユニシス固有OS専用のプロセッサーです。
- 注5:パーティション(partition)
- コンピュータシステムの中で、論理コンピュータとして稼働可能な単位を示します。パーティションの作成によって、特定アプリケーションに専用のプロセッサーを指定しての使用や、1つのサーバーで複数のOSの実行、複数サーバーをあたかも1つのサーバーにまとめて管理・操作することで運用管理が効率化され運用コストの低減などが可能です。
- 注6:キャパシティオンデマンド機能
- MCPのプロセッサー性能を、業務ピークやシステム障害対応として、必要に応じ動的に追加・増強、あるいは再配置する機能です。
- 商標、登録商標
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- ClearPathは、Unisys Corporationの登録商標です。
- インテル、Xeonは、米国およびその他の国におけるIntel Corporationの商標です。
- その他記載の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。
- 関連資料
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- Unisys ClearPath Server CS800Lシリーズ外観図
(pdf資料、70.03KB)
- Unisys ClearPath Server CS4100Lシリーズ外観図
(pdf資料、67.36KB)
- Unisys ClearPath Server CS800Lシリーズ外観図
- 関連リンク
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