2012年2月24日
日本ユニシス
北海道信金アウトソーシングセンターで
「手形・小切手発行アウトソーシングサービス」稼働開始
〜信用金庫のICT投資最適化と業務変革を支援する、新たな総合アウトソーシングサービス 第二弾〜
日本ユニシス株式会社(本社:東京都江東区、社長:黒川 茂、以下 日本ユニシス)は、信金勘定系(注1)ユーザー向けの統合バックオフィスセンター構想の一環として、当社が運営する北海道アウトソーシングセンター(以下 北海道OSセンター)内に、信用金庫の後方事務を集中処理する「事務集中センター」を設置し、第一弾として為替エントリー事務を受託する「為替アウトソーシングサービス」を提供してきましたが、このたび第二弾として手形・小切手発行業務を受託する「手形・小切手発行アウトソーシングサービス」を提供開始しました。
この「手形・小切手アウトソーシングサービス」は、北海道OSセンターにて、参加金庫から受けた手形小切手発行依頼データをもとに、日本ユニシス製の「マルチバンク型手形発行システム」(注2)を使用して、手形・小切手を発行するものです。
サービス内容は、発行依頼された翌営業日に手形・小切手の発行から発送までを行う「通常発行サービス」と、発行依頼された当日中に発行/発送を行う「緊急発行サービス」の2通りに対応しています。さらに緊急発行時の送付先は、参加金庫指定の方法により3種類の発送先(金庫指定拠点宛、指定営業店宛、指定顧客宛)への送付を行えるようにし、参加金庫のニーズに柔軟に対応しています。既に2011年11月に札幌信用金庫へのサービスを開始し、2012年1月までに室蘭信用金庫、旭川信用金庫、北海信用金庫へもサービスを開始しました。
第一弾の「為替アウトソーシングサービス」は、データの繁閑格差が大きく、事務集中部門の要員非効率の解消と、事務集中部門の約半数を占める事務の外出しによる、余力の創出を目的にサービス提供に踏み出しました。
今回の「手形・小切手発行アウトソーシングサービス」は、電子記録債権の影響で発行数の大幅な減少が想定される業務のため、今後自前で機械を保持・運用していくことが困難になってきているという声に対応したものです。
日本ユニシスでは、複数の金融機関からの手形・小切手発行を受託することで、ICT投資の適正化と事務の標準化・効率化によるトータルコストの削減と、顧客サービスの向上を目指しています。
北海道OSセンターでは、今後も事務集中部門において、単独では効率化が図りにくい業務などについては、積極的に業務プロセスそのものをサービスとして引き受けるBPO(Business Process Outsourcing)の提供を進め、集中部門の軽量化と、それによる営業店後方事務レス化を目指していきます。
さらに、日本ユニシスでは、サービスインテグレーターとして、北海道OSセンターでの運用実績をもとに、顧客事業戦略に合わせた多様なICTサービスの提供を拡大していき、お客さまのビジネス戦略に合致したICT投資最適化と業務変革を支援する総合アウトソーシングサービスのさらなる展開を実施していきます。
以上
■ 北海道OSセンターにおける「手形・小切手発行アウトソーシングサービス」 概要図
注記
- 注1:地域金融機関向け勘定系システム「SBI21(Strategic Banking Integrated-System:エス・ビー・アイ21)」
- オブジェクト指向技術によるサブシステム単位のカプセル化や、PCベースの開発環境の提供など、基幹勘定系システムに最適な開発方法論と情報化技術を採用、開発/保守の生産性の飛躍的向上を実現しています。
- 注2:マルチバンク型手形発行システム
- 複数金融機関の個別仕様を活かしながら、発行の一括管理を行う機能を持った手形発行システム。
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