2011年8月24日
日本ユニシス、インフォシス
オーエスジーの新基幹システムにクラウド型アプリケーション保守サービスを提供
〜国内初、U-Cloud®上の仮想環境で稼働する『Oracle® E-Business Suite R12』に
インドから世界最高レベルの保守サポートを実施〜
日本ユニシス株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:黒川 茂、以下 日本ユニシス)、インフォシス リミテッド(本社:インド バンガロール、CEO:S.D.シブラル、以下 インフォシス)は、総合精密切削工具のトップメーカーであるオーエスジー株式会社(本社:愛知県豊川市、代表取締役社長:石川 則男、以下 オーエスジー)の新たな基幹システムに対し、両社連携によるアプリケーション保守サービスの提供を開始しました。
今回のサービス提供は、日本ユニシスとインフォシスが調印した戦略アライアンス協定(注1)に基づくもので、国内ITサービスベンダーとインドのサービスベンダーによる業界初の共同サポート提供となります。
またオラクルのサーバー仮想化ソフトウェア「Oracle VM」(注2)を利用し、同社から稼働保証されたOracle E-Business Suite 環境をIaaS(Infrastructure as a Service)上で提供する国内初のケースです。
オーエスジーは、成長するグローバルビジネスを支える経営基盤としてオラクルの基幹業務アプリケーション『Oracle E-Business Suite R12』を採用し稼働を開始しました。
日本ユニシスとインフォシスは、オーエスジーの『Oracle E-Business Suite R12』による新基幹システムに、日本ユニシスのU-Cloud® IaaS(ICTホスティングサービス)(注3)を利用した「クラウド型アプリケーション保守サービス」を提供し、安定した運用とビジネス環境の変化に対応するシステム支援を行っています。
■日本ユニシスとインフォシスの連携による「クラウド型アプリケーション保守サービス」の特徴は以下のとおりです。
- 国内初、Oracle VMを利用し、オラクルから稼働保証されたOracle E-Business Suite 環境をIaaS上で提供。
- 世界最多、7,500名以上のオラクルアプリケーション認定コンサルタントを保有し、オラクルパートナー認定の最上位、オラクルダイヤモンドパートナーであるインフォシスがインドのグローバルサポートセンター(注4)からIaaS上のOracle E-Business Suite環境を保守。
- 業界初、国内ITサービスベンダーとインドのサービスベンダーによる共同サポートを提供。
日本ユニシスとインフォシスとの共同オンサイトチームが迅速かつ柔軟な現場支援を実施。 - 日本ユニシスのU-Cloud IaaSとインフォシスのグローバルサポートサービスを利用することにより、ハードウェア資源、サービスともに使用量に応じた価格設定で、無駄のない運用コスト管理が可能。
- 日本ユニシスが保有する国内トップクラスの堅牢なデータセンターと豊富なサービスリソースで事業継続を支援。
■今回のプロジェクトによりオーエスジーへ提供できたビジネス価値は以下のとおりです。
- 日本ユニシスのクラウドサービスとインフォシスのオフショアリングを活用することで、基幹業務アプリケーション維持運用のコスト削減を実現しています。
- 追加開発部分を含めた基幹業務アプリケーション全体を徹底的に把握し、継続的な改善を実施することで、ビジネスサイドで提起された要件に対し迅速かつ最適な対応を行うとともに、予測可能な問題の発生を事前に防止しています。
- グローバルでの更なる業務拡大を目指すためのIT戦略パートナーとして、豊富なグローバルソリューションと適用実績を基に、顧客に戦略IT投資のための幅広い選択肢をご提供しています。
日本ユニシスとインフォシスは、今後もOracle E-Business Suiteをはじめとするビジネスアプリケーションのユーザー企業に対し、クラウド型アプリケーション保守サービスを積極的に提案していきます。
以上
エンドースメント
今回の発表に当たり、以下のコメントをいただいています。
オーエスジー株式会社
常務取締役 園部 幸司 様
オーエスジーはグローバル競争力のより一層の強化を目的として『Oracle E-Business Suite R12』を経営管理基盤として導入しました。『Oracle E-Business Suite R12』はクラウドサービスとの相性がよく、24時間365日の運用が求められるシステム基盤を要件どおりに実現できました。日本ユニシスは日本企業の業務や商習慣に精通しており、インフォシスとの共同オンサイトチームによる現場視点のサービスで新基幹システムの安定稼動を強力に支援してくれています。また、インフォシスはインドのグローバルサポートセンターから期待通りの高い技術力を発揮してくれており、この新基幹システムでは、地域の制約を受けないまさにグローバルビジネスに対応したIT基盤を実現できたと実感しています。日本ユニシスとインフォシスのグローバルビジネスの成長を支えるIT提案に今後も期待しています。
日本オラクル株式会社
副社長執行役員 アライアンス統括 志賀 徹也 様
日本オラクルは、日本ユニシスのインフォシス リミテッドとの協業によるサービス発表を歓迎します。Oracle VMを活用したクラウド環境でのE-Business Suite の提供は国内でも初の事例であり、今後、運用コストの最適化のための有効なソリューションとして浸透していくでしょう。日本オラクルでは、今後も引き続き日本ユニシスとインフォシスを重要なビジネスパートナーと認識し、同社へのサポートをより一層強化してまいります。
注記
- 注1:日本ユニシスとインフォシスの戦略アライアンス協定
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日本ユニシスグループとインフォシスは、2008年2月18日、営業活動、ソリューションサービス提供分野における戦略アライアンス協定に調印しました。
http://www.unisys.co.jp/news/NR_080219_tieup_infosys.html - 注2:Oracle VM
- Oracle VMは、オラクルが提供するサーバーの仮想化を実現するためのソフトウェアの総称です。当事例では、Oracle VM Server for x86 が使用されています。エンタープライズシステムを前提とした設計とパフォーマンスのための最適化がされており、Oracle Database 11gやOracle E-Business Suiteなどのオラクル製品をサポートします。
- 注3:U-Cloud IaaS
- U-Cloud IaaS(ICTホスティングサービス)は、日本ユニシスグループが提供する企業情報システムの基盤となるサーバー、ストレージ、ネットワークリソース、デスクトップを「必要な時に、必要なだけ」利用していただく企業向けエンタープライズ・クラウドサービスです。
- 注4:インフォシスのグローバルサポートセンター
- インフォシスのグローバルサポートセンターは、お客様の環境に常時 24 時間体制でリモートによるエンタープライズ・アプリケーション管理サービスを提供します。世界中の多様なお客様へのサービス提供で培われた優れたコンサルタント、プロセス、技術を活用して最高品質のサービスを提供し、お客様のビジネスニーズにお応えします。
- 商標、登録商標
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- U-Cloudは、日本ユニシス株式会社の登録商標です。
- Oracleは、Oracle Corporationの登録商標です。
- その他記載の会社名および製品名は、各社の商標もしくは登録商標です。
- 関連リンク
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- クラウドコンピューティングサービスU-Cloud
- オーエスジー
- インフォシス(2011年6月16日、インフォシス リミテッドに社名変更)
- 戦略アライアンス協定について
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