2011年7月22日
日本ユニシス
静岡県立中央図書館と協同で、電子図書館の体験プロジェクトを開始
〜静岡県下でのデジタルコンテンツ利活用の可能性を探る〜
日本ユニシス株式会社(本社:東京都江東区、社長:黒川 茂、以下 日本ユニシス)と静岡県立中央図書館(注1)(所在地:静岡県静岡市、館長:谷野 純夫 氏)は、7月22日から静岡県にて電子図書館の体験プロジェクトを開始します。
電子書籍元年といわれる2010年度を契機に、現在、図書館における電子書籍提供のニーズが高まっているものの、住民ニーズにあった利用形態やコンテンツ内容、自治体内での利用や県全体での協同利用のあり方などについて判断する材料が乏しい状況にあります。このため、本プロジェクトでは、静岡県内の130余りの団体が参加して住民や図書館関係者などに実際の電子図書館サービスを体験していただき、今後の静岡県の電子図書館施策の参考となる電子図書館の要件整理や利便性の検証や、県・市町図書館サービスの役割の整理を行います。
本プロジェクトは、今後の静岡県・市町の図書館サービスの役割の整理や、静岡県でのデジタルコンテンツ利活用(協同利用)のあり方などを研究するものです。このため、静岡県下の公共図書館や大学・学校図書館、専門図書館、行政機関など、幅広い関係者に参画いただいています。また、一般的な電子書籍(ビジネス書・文学・児童書など)とともに図書館や地域発のコンテンツ活用についても体験プロジェクトの対象としています。
なお、本プロジェクトは、図書館からの電子書籍・デジタルコンテンツの提供を可能にする、日本ユニシスのクラウド型電子図書館サービス「LIBEaid/ライブエイド®」(注2)を利用します。「LIBEaid/ライブエイド」で提供されるデジタルコンテンツは、暗号化処理やPC上にデータを残さない仕組みなどのDRM(注3)機能で保護されており、著作権管理が必要な電子書籍にも対応しています。
本プロジェクトの内容は、以下のとおりです。
- 静岡県下の図書館での電子書籍活用の要件整理 今後の静岡県下の図書館(県・市町図書館)の電子出版関連サービスの役割整理や、地域資料などの活用可能性を模索します。
- 体験プロジェクトの実施 地域資料などの電子書籍(約130冊)をクラウド型電子図書館に格納し、静岡県下のモニター図書館(約130団体)から、電子図書館の利用実績や評価を取得します。
以上
■静岡県電子図書館体験プロジェクトイメージ
注記
- 注1:静岡県立図書館
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1925年(大正14年)に静岡県立葵文庫として開館。1970年(昭和45年)4月から現在の名称に。一般図書の他、県内市町の資料が充実しています。
また、明治維新後に徳川慶喜ら徳川氏が静岡に移住したことから、江戸幕府由来の書籍が「葵文庫」として所蔵されています。 - 注2:DRM(Digital Rights Management)
- デジタルデータの著作権保護(暗号化)機能(改ざん・コピー防止等)のことです。
- 注3:クラウド型電子図書館サービス「LIBEaid/ライブエイド」
- 著作権保護を行いながら、電子書籍等のデジタルコンテンツをインターネット上で貸出できる電子図書館サービスです。「LIBEaid/ライブエイド」なら、地域資料の電子化やインターネット上での資料の検索・閲覧が可能です。また、「LIBEaid/ライブエイド」は、24時間いつでもどこでも利用可能なインターネット上の図書館サービスのため、行政機関から学校、企業まで幅広く地域社会の活性化を支援します。
- 商標、登録商標
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- LIBEaid/ライブエイドは、日本ユニシス株式会社の登録商標です。
- その他記載の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。
- 関連資料
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- 「静岡県電子図書館体験プロジェクトイメージ」
(pdf資料、239.05KB)
- 「静岡県電子図書館体験プロジェクトイメージ」
- 関連リンク
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