2011年6月1日
日本ユニシス
オールインワンのインターナル・プライベートクラウドパッケージ
「U-Cloud @IPCP™」を提供開始
〜 サーバー統合、クラウド化による効率化、利便性の拡大に加え、CO2削減、電力使用料の削減に寄与 〜
日本ユニシス株式会社(本社:東京都江東区、社長:籾井 勝人、以下 日本ユニシス)は、ICTサービス「U-Cloud®」の新ラインアップとして、オールインワンのインターナル(設置型)・プライベートクラウド(注1)パッケージ「U-Cloud @IPCP」の提供を開始します。「U-Cloud @IPCP」により、これまでのエクスターナル(利用型)・プライベートクラウドに加えて、クラウド環境を自社内に所有したいというお客さまの要望にも対応可能になり、所有から利用まで、お客さまに最適な形態のクラウドコンピューティング環境の提供を実現します。
*U-Cloud @IPCP:ユークラウド アット アイピーシーピー(Internal Private Cloud Package)
「U-Cloud @IPCP」の第一弾として、中核製品であるプライベートクラウド基盤パッケージを、本日から提供開始します。本パッケージは、設置型プライベートクラウドの構築に必要な、ハードウェア、ソフトウェア、基本的な導入サービスなどをパッケージングした製品です。企業内に点在するサーバー群の仮想化・集約によるコスト、電力などの削減が見込め、本格的な社内クラウドサービスの構築が実現できます。
日本ユニシスは、サーバー、ストレージ、ネットワークなどのICTリソースを月額利用できるIaaS(注2)をはじめとして、各種SaaS(注3)、PaaS(注4)など、豊富な利用型クラウドサービスを提供しています。今後は、これら実績のある利用型クラウドサービスとのさまざまな連携オプションの提供も予定しており、用途に応じて自社内の設置型プライベートクラウドと日本ユニシスのパブリッククラウドを使い分ける、統合(ハイブリッド)環境の構築も可能となります。
■U-Cloud全体概要
「U-Cloud @IPCP」の特徴は、下記のとおりです。
- オールインワンのインターナル(設置型)・プライベートクラウド基盤パッケージ
設置型プライベートクラウドの構築に必要なサーバー、ネットワーク、ストレージなどのハードウェア機器、仮想化ソフトウェア、運用管理ソフトウェアをパッケージングして提供します。導入サービスとして、機器の組み立てとソフトウェアのインストールを行い、標準構成の設定を事前に実施した状態で出荷するため、お客さまは、利用開始までに要する時間の短縮が可能です。
また、U-Cloud IaaSをはじめとする利用型クラウドサービスとの連携オプションを利用することで、自社内の設置型プライベートクラウドとパブリッククラウドを統合(ハイブリッド環境)し、用途に応じて使い分けることが可能です。
■設置型プライベートクラウドとパブリッククラウドを組み合わせたクラウド環境
- 最先端の製品技術とU-Cloudの設計技術を統合
本パッケージの製品は、各ベンダーが提供する最新かつ最良の技術を採用する方式(ベスト・オブ・ブリード)を採用しています。利用型クラウドサービスで実績豊富なU-Cloudのクラウド基盤設計技術により、各製品の組み合わせを事前に検証し、高い品質を確保しています。
- 日本ユニシスグループ全体でのワンストップ・サービスを実現
「U-Cloud @IPCP」の提供は、ネットワーク、運用、保守に多くの実績を持つグループ会社のユニアデックス株式会社、株式会社ネットマークスとも連携し、製品・サービスの提供から、導入および運用保守まで、グループ会社全体でお客さまのサポ−トを実施します。
「U-Cloud @IPCP」プライベートクラウド基盤パッケージは、シスコシステムズ合同会社、ネットアップ株式会社、ヴイエムウェア株式会社の各ベンダー製品を中心とし、最小構成価格3,650万円(税別)から提供します。
*最小構成:仮想サーバー最大20台、ストレージ容量2TB
日本ユニシスは、「U-Cloud @IPCP」の売上として、今後3年間で60億円を見込んでいます。今後も順次、ハードウェアや仮想化ソフトウェアの種類を拡充したパッケージやリソース拡張、運用支援、グリーン関連などの追加オプション、アセスメント、構築などの関連サービスを提供していきます。
以上
エンドースメント
今回の発表にあたり、協業会社から以下のエンドースメントをいただいております。
(社名あいうえお順)
シスコシステムズ合同会社
代表執行役員社長 平井 康文 氏
シスコは、日本ユニシス様の設置型プライベートクラウドパッケージ「U-Cloud @IPCP」の発表を心より歓迎いたします。
企業内におけるクラウドコンピューティングのご利用で期待される、経済性や市場投入までの時間短縮といったメリットを享受するには、システムの信頼性・柔軟性・拡張性が非常に重要な要素となります。
「U-Cloud」で培われた日本ユニシスの高い技術力と、サーバー、ネットワーク、ストレージアクセス、および仮想化のテクノロジーが1つに融合された、シスコのユニファイドコンピューティングシステム(Cisco UCS)を組み合わせた「U-Cloud @IPCP」は、お客さまの信頼に耐えうるクラウドコンピューティング環境の実現に貢献できるものと確信しております。
今後も、シスコは日本ユニシスとのパートナーシップを強化し、お客さまにとって最適で優れたクラウドソリューションをご提供してまいります。
ネットアップ株式会社
代表取締役社長 タイ・マッコーニー 氏
ネットアップは、日本ユニシス様のインターナル・プライベートクラウド「U-Cloud @IPCP」の提供開始を心より歓迎いたします。
弊社はこれまで日本ユニシス様の利用型クラウドサービス「U-Cloud」において、中核となるユニファイドストレージ基盤を提供してまいりました。今回のインターナル・プライベートクラウド基盤の中核となる「U-Cloud @IPCPベース」の提供開始により、さまざまなお客さまのニーズに柔軟に対応できるクラウドサービスを提供できるものと確信しております。
クラウド環境、仮想化環境に求められるユニファイドストレージ基盤とソフトウェアソリューションを提供するネットアップは、日本ユニシス様のテクノロジーパートナーとして、今後も「U-Cloud @IPCP」および「U-Cloud」のさらなる発展に向けてご支援してまいります。
ヴイエムウェア株式会社
代表取締役社長 三木泰雄 氏
ヴイエムウェア株式会社は、日本ユニシス様によるプライベートクラウドパッケージ「U-Cloud @IPCP」の発表を歓迎いたします。
すでに実績のある日本ユニシス様のクラウドコンピューティングサービス「U-Cloud」に加え、このたび発表された「U-Cloud @IPCP」においても信頼性の高いクラウドプラットフォームであるVMware vSphere®をご採用いただくことにより、お客さまは、よりITにおける複雑性および維持コストを低減すると同時に、ビジネスの俊敏性を高めることが可能になると確信しております。
注記
- 注1:インターナル(設置型)・プライベートクラウド
- プライベートクラウドとは、特定企業(グループ含む)向けに構築されるクラウドコンピューティング環境のことです。ユーザー企業が所有するデータセンターに構築するものをインターナル(設置型)・プライベートクラウド、ベンダー所有のデータセンターに構築するものをエクスターナル(利用型)・プライベートクラウド、と定義しています。
- 注2:IaaS(イアース:Infrastructure as a Service)
- コンピューターシステムを構築および稼働させるための基盤(仮想マシンやネットワークなどのインフラ)そのものを、インターネット経由のサービスとして提供するものです。日本ユニシスはIaaSレイヤのクラウドサービスとしてU-Cloud IaaSを提供しています。
- 注3:SaaS(サース:Software as a Service)
- ネットワークを介したオンラインサービスで、お客さまが必要とする機能を利用しそれに応じた分の料金を支払う、アプリケーションの利用形態のことです。
- 注4:PaaS(パース:Platform as a Service)
- アプリケーションの開発・実行に必要な環境や機能(メールサーバーやユーザ管理機能など)をサービスとして提供するものです。
- 商標、登録商標
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- U-Cloud、U-Cloud @IPCPは、日本ユニシス株式会社の登録商標および商標です。
- その他記載の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。
- 関連資料
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- 「U-Cloud全体概要」
(pdf資料、425.83KB)
- 「設置型プライベートクラウドとパブリッククラウドを組み合わせたクラウド環境」
(pdf資料、425.83KB)
- 「U-Cloud全体概要」
- 関連リンク
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