2011年1月21日
日本ユニシス
信用金庫向け「ITガバナンス支援サービス」提供開始
〜 サブシステムの管理、統制により、信用金庫のさらなるIT投資最適化を支援する新サービス 〜
日本ユニシス株式会社(本社:東京都江東区、社長:籾井勝人、以下日本ユニシス)は、信用金庫におけるIT投資の全体最適化を実現するための「ITガバナンス(注1)支援サービス」の提供を開始します。勘定系システムに加えてサブシステムの管理、統制を推進することで、信用金庫におけるさらなるIT投資の低減、全体最適化(注2)を支援します。
日本ユニシスは信用金庫向け次世代勘定系システム「SBI21」(エス・ビー・アイ21)(注3)を、単独自営型、共同アウトソーシング型など各金庫のニーズに合わせた柔軟な運営形態でサービス提供することにより、信用金庫におけるIT投資の低減を支援しています。
しかしながら信用金庫では、勘定系システムに加えて、本部・各部で利用するサブシステムが数多く稼働しています。勘定系システムについては金庫全体のシステムという観点からの管理、統制が行われITガバナンスが推進されていますが、サブシステムに関しては、各部門主体でシステムを導入しているケースも多く、多くの金庫では金庫全体としての統制が取れていません。
全体最適化に向けて何らかの方法でサブシステムの分析、管理を試みている金庫でも、時間や要員の不足、業務の優先度などの理由から、金庫全体としての継続的な管理手順として根付きにくいのが実情です。
こうした現状を踏まえ、日本ユニシスでは、信用金庫におけるシステム全体最適化に向けたサブシステムの分析、管理が容易にできるよう、分析、管理手順の標準パターンを作成し、専門のコンサルタントによる支援サービスの提供を開始します。
信用金庫向けシステムにおける日本ユニシスの長年の経験から得たノウハウにより、金庫内のエンドユーザおよび管理部門にとってできるだけ少ない負荷で簡易的にサブシステムの有効性を分析、管理することで、信用金庫が継続的にサブシステムまで含めたITガバナンスの推進、IT投資最適化を行えるよう支援します。
本サービスはまず、日本ユニシスが運営するアウトソーシングセンター加盟金庫を対象に提供開始し、順次他の信用金庫への提供拡大を目指します。
また、信用金庫間でのサブシステムの共通化/共同化の検討、さらに日本ユニシスが提供するICTクラウドサービス化の検討支援も視野に入れたサービスとして提供いたします。
本サービスは、対象がサブシステムであることからSBI21導入金庫に限らず他の勘定系システムを利用している信用金庫への適用も可能なため、他ベンダーシステム利用金庫への拡大も視野に入れてサービスを拡大させていく計画です。
以上
■ITガバナンス支援サービスによる全体最適化プロセス
注記
- 注1:ITガバナンス
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組織体・共同体が、ITを導入・活用するに当たり、目的と戦略を適切に設定し、その効果やリスクを測定・評価して、理想とするIT活用を実現するメカニズムをその組織の中に確立すること。
※出典:@IT情報マネジメント用語事典(アイティメディア株式会社) - 注2:全体最適化
- ITの全体最適化とは、最小限のコストで最大限にビジネス貢献できるITを追求すること。
- 注3:SBI21(Strategic Banking Integrated System for 21 century)
- 信用金庫向け次世代勘定系システム。オブジェクト指向技術によるサブシステム単位のカプセル化や、PCベースの開発環境の提供など、基幹勘定系システムに最適な開発方法論と情報化技術を採用、開発/保守の生産性の飛躍的向上を実現しています。
- 商標、登録商標
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- 記載の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。
- 関連資料
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- 「ITガバナンス支援サービスによる全体最適化プロセス」
(pdf資料、97.04KB)
- 「ITガバナンス支援サービスによる全体最適化プロセス」
- 関連リンク
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