2010年9月29日
岡三情報システムと日本ユニシスが共同で
次世代証券基幹系システム「ODIN」の販売・業務受託を開始
〜 将来のクラウド化も視野に入れて、証券会社の業務効率化、省力化、営業力強化を支援する
アウトソーシングサービスを提供 〜
岡三証券グループのシステムベンダー、岡三情報システム株式会社(本社:東京都中央区、社長:目黒 博、以下 岡三情報システム)と、日本ユニシス株式会社(本社:東京都江東区、社長:籾井 勝人、以下 日本ユニシス)は、共同で次世代証券基幹系システム「ODIN(オーディン)(注1)」の販売・業務受託を開始します。
「ODIN」は、岡三情報システムと日本ユニシスが共同で開発した次世代型の証券基幹系システムです。基盤の構築は日本ユニシス、アプリケーションの構築は岡三情報システムが担当しました。
「ODIN」の開発に当たっては、証券会社における組織構造や業務フローなどを徹底的に分析した上で、情報システムに求められる機能を再設計しました。証券会社のフロントサービスから、バックオフィス機能、営業支援機能まで、豊富な機能から必要なものを選んで利用できるため、証券会社それぞれのニーズに合わせた業務効率化が可能です。
また従来、ホスト基盤で運用してきた証券基幹システムを、Windowsベースのオープンシステムで構築したことにより、システムのレスポンスや拡張性、柔軟性の飛躍的な向上を実現しました。
「ODIN」は2010年6月に岡三証券株式会社の基幹システムとして本格稼動を開始しており、9月現在、全国14証券会社の基幹システムとして利用されています。
昨今証券各社が、顧客ニーズの多様化、法令・諸制度の改正、グローバル化による海外動向の影響など、環境変化へのスピーディーな対応を求められる中、岡三情報システムと日本ユニシスは、本格稼働によりシステムの安定性、堅牢性が実証されたことを受けて、共同で「ODIN」の拡販と証券業務を受託するアウトソーシングサービスの拡大を図ります。
「ODIN」の特徴は以下のとおりです。
- 証券業務を熟知したエンジニアが、証券ビジネスの最前線からフィードバックされる要件をシステムに反映。証券業務に求められる最新の機能を、必要に応じて利用できます。
- 大規模Windowsサーバによるオープンプラットフォーム化を実現。高機能監視ツールによる安定稼働と、システム利用コストの最適化を実現します。
- 将来的な法制度・税制変更に対応し、迅速な機能変更が可能です。
岡三情報システムは、長年にわたり培ってきた証券業務のノウハウと、先端ITのノウハウを融合し、今後も全国の金融機関に向けて証券業務に関するトータルソリューションを提供していきます。
また日本ユニシスは、証券業界等に対して、商品先物取引システム(COMTRADE®)、くりっく365直結システムサービス(TRADEBASE® for FX)を既に提供しており、今回、新たに証券基幹系システム(ODIN)を加えることで、総合取引所構想(注2)を見据えた統合的なシステム提供が可能となりました。この構想の進展に合わせ、将来的には証券業界向けの統合システムをクラウド環境で提供することを検討していきます。
岡三情報システムと日本ユニシスは、今回の「ODIN」の販売・業務受託により、今後5年間で10社以上の獲得を目指します。
以上
- 注1:ODIN(オーディン)
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Okasan Database Information Nodeの略称。
「ODIN(オーディン)」は岡三情報システム株式会社が商標登録申請の手続き中であり、今後名称が変更となる可能性もあります。
- 注2:総合取引所構想
- 2010年6月18日に政府の新成長戦略の中で発表された「証券・金融・商品を取り扱う総合取引所」を2013年までに創設する構想
注釈/リンク
商標、登録商標:
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※掲載のニュースリリース情報は、発表日現在のものです。 |
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